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難民生活と理科実験

山之内 憲夫(791)

山之内 憲夫(791)

南米旅行中の2020年3月にペルーで、大統領令による突然の国境封鎖に遭遇し、2週間の難民生活を余儀なくされました。難民生活と言っても、太平洋の景観が広がるホテルで3食・掃除・洗濯付きの「華麗な難民生活」でしたが、ホテルからの外出は一切禁止、夜間は部屋から出ることも禁止され、眼下には戒厳令下の武器を持った兵士による検問が見える等、精神的に厳しい「隔離状態」を体験する羽目になりました。

この難民生活の「精神的苦痛」から救ってくれたのが、DF「理科実験」でした。

「何もすることがない」時間を、かねてから考えていた理科実験テーマ「コンピューター」の追加実験装置の設計作業に使おうと決め、メールでテーマリーダーの平井さんから指導・支援を受け、インターネットで必要部品の情報を集めて、「フルアダーキット」の設計に取り掛かりました。久しぶりの「設計作業」でしたが、若い頃の航空機設計で体験した「設計作業」の興奮がよみがえり、時間が経つのも、難民生活の「精神的苦痛」も忘れることが出来る日々でした。

このように充実した難民生活を送った後、ドイツ政府派遣の救難機に便乗させてもらい、フランクフルト経由で3月29日に無事帰国することが出来ました。

厳しい難民生活で私を救ってくれた「理科実験」に 感謝!感謝!

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以上