20周年なんでも寄せ書きコーナー
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理科実験にのめり込んだきっかけ

萩原 秀留(113)

2009年の横浜開港記念行事の一環で、ズーラシアの奥で行われた子ども相手の理科実験にDF技術部会員の一人として参加した。この時の子どもたちが化学現象に驚いた表情に私を含め参加者一同忘れられず、このような理科実験を通じて子ども達が理科を好きになり、やがて日本を背負ってくれるのではないかとの思いで、翌年3月技術部会内に20人ほどで理科実験グループを発足させた。

ただ実験をさせてもらう場所を探すのが一苦労で、孫の通っている小さな学童クラブで実験をさせてもらうことになった。DFの会員が墨流しの説明をしているのを子供たちが真剣に聞いている。(写真1)ところが実験が終わった直後、この子達がこの教室内をとびまわり、大きな声でしゃべりまくりそのうるさいこと大変だった。私はこの落差に大いにびっくりするとともに我々の話を真剣に聞いてもらえることにより、子供たちの理科離れをなくすことに貢献できるのではないかと思い、10年以上経った未だに子ども相手に理科実験を続けている。

理科実験中うるさくて困る子もいるが、地方の児童は一般的に講師の話を熱心に真剣に聞こうとする態度がうれしい。(写真2、児童数減少で今年で廃校になる伊豆の小学校)

特に過疎での理科実験は我々に対して尊敬のまなざしが感じられ、また児童が一生懸命だということが肌で感じられ、今後も環境が許せば続けたいと思っている。

以 上