2009/11/10
11月5日第1回句会を開催し、出席9名、欠席投句1名とまずまずの滑り出しとなりました。皆さんなかなかの好反応で、第2回も11月25日(水)に行うこととなりました。月いちなので次回は12月のはずですが、小生の都合で12月第1、2週が不可能のため前倒しといたします。会場の飯田橋「小川家」など次第は第1回と同じです。
DF俳句同好会の第2回句会を、以下の要領で開催したいと思いますので、ご案内いたします。
未発表であれば今までに作ったものでもかまいません。今は冬ですので、必ず冬(できれば初冬から年末までの季節感で)の季語を使用したものを自由にお作りください(当季雑詠という)。
なお、全員が予め指定した同じ季語(兼題という)を使用しますと、他の人の句と比較したり勉強になりますので、できましたら5句の内、3句については「師走」「河豚」「木枯らし・北風」を使っていただくことが望ましいのでよろしくお願いいたします。
また、ご自分の句を短冊(A4の紙を短い方向に3cmくらいの幅で切ったもの)に無記名で書いてきていただくと、句会の時間の節約になりますので、よろしくご協力お願いいたします。
(ご参考)句を作るための最低限のルールについて
①有季定形
有季:上で述べた季語を一つだけ入れる。二つ以上あると季重なりといい、近代俳句ではアウトです。例外もありますが、おいおい。
季語は必ず歳時記で確認してください。注意すべきは俳句での春は立春(2月4日ごろ)から立夏(5月6日ごろ)の直前まで、夏は立夏から立秋(8月8日ごろ)の直前まで、秋は立秋から立冬(11月8日)の直前まで、冬は立冬から立春の直前まで、ということです。
定形:五七五のことです。なお、表記上の注意として五、七、五と分かち書きしないで、必ず続けて書いてください。
②旧かな(必ず)・文語(できるだけ)を使用する。
俳句は古典、韻文のリズムが大事です。旧かなは目でそれを助けます。また、旧かなを使うと本来の言葉の意味がより明確になります。たとえば「出づ」は「いず」と発音し、「出る」ことですが、「出ず」と書いてしまうと「出ない」ことになってしまいますね。旧かなは辞書を引くと必ずカタカナ書きで出ていますので気をつけてください。たとえば 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規 です。
③出来る限り「切れ」を入れる。
これは必ず、ではありませんが、大変重要な要素です。「切れ」を説明するのは大変難しいので、今後具体的な例を使って勉強して行きたいと思いますが、たとえば誰もが知っている「や」や「かな」とかがそうです。「や」「かな」は感嘆の助詞で、感動や発見の対象をはっきりさせる役割があります。これら助詞や動詞の終止形、あるいは体言を使用することにより、文章がそこで一旦切れますね。これが「切れ」を入れるということです。その役割は、それにより次の景色へ一拍おくことによって、思いと現実の風景を遮断し、その関係(喜怒哀楽といった作者の思い)を読者に味わってもらう、という働きをするものと考えられます。おそらく俳句の真髄はここにあると思います。
週末等にお庭、公園、郊外、行楽にお出になって初冬の風景、すでに街に見られだした歳末模様を存分に句になさってください。
小瀧 徹
以上
この度、俳句同好会を発足させることにいたしました。
「俳句を愛する方」「5・7・5の風流な世界にご興味のある方」の多数のご参加をお待ちしております。
日本人の心のふるさと、俳句。どなたも一度は五七五をひねったことがおありと思いますが、多くは手帳の片隅に記されたまま、折角の名句が人の目に触れず、作者も句を作ったその思いを人と共有することなく眠っています。また、もう少し上手い俳句を作りたいのだが、どうしようかと悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そんな問題を解決してくれるのが句会です。みなで句を作って鑑賞し合い、また批評し合う。思いが理解されればとても嬉しい。ここをこう変えればこんなに良い句になるのか、と目から鱗が落ちる。秋の夜長を、冬の団欒を、うきうきしてくる春宵の一刻を、あるいはうだる暑さから逃れて、蕎麦屋の二階で一献傾けながらの句会に参加なさいませんか。
つきましては第1回句会を11月5日(木)18:00より、上記 小川家にて開催しますので、参加ご希望の方、またご質問のある方は下記へご連絡ください。
小瀧 徹 ℡ 090−5775−8331
以上
DF俳句同好会世話役
小瀧 徹(No.726)