(最終更新日: 2013年3月11日 )
![]() |
ワイン同好会
|
---|
寒さが日一日と増す今日この頃ですが如何お過ごしですか。
さて11月例会の際に予告いたしました2009年の第1回兼新春例会の詳細が決りましたのでご案内いたします。新年の土曜日ですので出来るだけ早目に始めて早宵に終了いたいと考えます。
尚、場所はワイン会で初めて使う新鮮スポットです。千鳥が渕のお堀に面した閑静な一角にあります。
以上
1月例会幹事 藤崎 武彦
【日 時】 2008年11月21日(金)19:00~21:30
【場 所】 コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
【テーマ】「ボージョレー・ヌーボーとラングドックの重厚さを味わう」
DFワインクラブも今回で第18回を数え、毎度企画に腐心するものの熟成度の増したワインの如く円熟味が出てきた感がある。別途報告された通り、例会に先立ち幹事会が開かれ、来年の企画に幹事メンバーの知恵が絞られた。
本例会は当初からワインの本場フランスを始めとする欧州、そして米国や豪州などの新世界を巡る地域中心の旅を続けてきたが、今回は南仏のリゾート地としてのラングドック・ワインを取り上げてみた。この地方は従来から日常的に飲まれる地酒やテーブルワインの産地として広くフランス国内中心に知れ渡ってきた。しかし最近では、上述したようにロスチャイルド家が進出するなど栽培・醸造方法の技術が改良され、「脱テーブルワイン」を目指して評価が高まりつつある。
当日は、恒例のボージョレー・ヌーボーが解禁された翌日という絶好の日取りでもあり、従来から愛飲してきた赤ワインに加えて新登場のロゼワインが格好の話題を提供した。
会場の選定は毎回のことながら幹事泣かせだが、(株)ニトラックスの大久保社長から今回の会場をご紹介頂き、今までにない豪華な宴会場「ロジェドール」で仏料理のフルコースを5種類の格別ワインと共に満喫した。
宴が盛り上がる中、大久保社長、ベテランメンバーの今井氏、新メンバー入りの橋本秀雄氏、それに例会出席の皆勤賞に値する水野夫人にスピーチを頂戴した。
毎回ワインセレクションと講義に汗をかいて頂いている七里顧問には、今回も会場のロジから始まり軽妙洒脱な講義に至るまで大車輪の活躍をお願いすることに相成り、深謝申し上げたい。
以上
(文責 石井勝己)
2008年11月21日(金)、於 銀座東武ホテル
以上
文責: 戸成了晟
初秋の季節になりましたが、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。
さて、首題の件、委細は追ってご連絡致しますが、下記のように予告しますのでご予定方よろしくお願い申し上げます。
今回も七里さんに絶大なるご高配を賜りながらアレンジしております。
1)日 時:11月21日(金)19:00~
2)場 所:ロジヘドール(銀座東武ホテル内)
3)ワイン:当日はボージョレー・ヌーボー解禁(11月20日木曜日)の翌日に当りとっておきのロゼを用意すると共に、ラングドックを特集。
以上
今回の幹事 石井勝巳
2008年9月19日(金)
於:レストラン響、お台場店
東京湾ウォーターフロント、お台場の水際のレストランにて、18名の参加者により開催されました。
あいにくの小雨のためベランダではなく、屋内でしたが、快適な空間が用意され、大きな窓からレインボーブリッジなどの夜景を眺めながら飲み、食べ、歓談しました。今回のワインはブルゴーニュの銘醸ワインと言われる、白はムルソー2006、赤はコルトン1996などでした。
以上
今回の幹事 濱本龍彦
今回は特別にブルゴーニュの銘酒を選りすぐって東京湾のウオーターフロント、お台場の水際のテラスでお楽しみいただきます。
『優れたワインはワイン自身が語るから余言を要せず』は、今回取り上げますコルトン・ルージュの造り手、ドメーヌ・ラペ家の信条ですが、この言葉どおりのワインをご賞味ください。
03-3599-5500
台場1-7-1アクアシティお台場6階
http://r.gnavi.co.jp/g068247/
ゆりかもめの台場駅下車 (お台場海浜公園駅ではありませんのでご注意ください)
徒歩2分、晴海・日の出桟橋からも水上バスの便あり
以上
今回の幹事 濱本龍彦
![]() |
![]() |
![]() |
今年3回目の月例会は趣向を変えて2006年9月の第5回例会以来の日本ワイナリー訪問を企画しました。今回選んだワイナリーは栃木県足利市のココ・ファーム・ワイナリーです。
ここは足利市にある知的障害者の施設、こころみ学園を母体として1958年山地の開墾から始まり、農園、ぶどう園、ワイナリーと発展して2000年の沖縄サミットの晩餐会での乾杯に使われたスパークリングワインの産出に至ったことで知られています。
5月15日はそれまで6日間に亘った冷雨がやんで久し振りに晴れ上がった素晴らしい五月晴れに恵まれました。参加者12名(男性8、女性4)は朝11時過ぎにワイナリーに到着、受付をすませてワイナリーの裏に聳える4ヘクタール、斜度38度の葡萄畑を見上げながら係りの牛久保さんからファームの生い立ち、歴史を聞く。農園の始まりは知的障害者施設の教育の一環としての農作業で此れが発展して園生の生活を支える葡萄つくり、ワイン醸造となったと。園生は人が嫌がる単純な労働をも嬉々として取り組む、手を抜くことをせず草を刈り、虫を取り、葡萄の房に傘をかけ丁寧に葡萄を育ててくれこれが良質の葡萄とワインを産む原動力となっていると伺う。葡萄の成熟期にはからすを追い払うために日がな一日木槌で厚板を叩いて飽きない園生の話は印象に残った。醸造現場ではスパークリングワイン(シャンパン)の生産工程を実地で詳しく聞いた。なぜシャンパンが普通のワインに較べて高価なのかが始めて了解できました。
見学のあと一同はぶどう園に臨むテラスで待望のティスティングを行った。ワインはもちろん自家製造の内の5種、①足利呱呱和飲、②NOMIN dry, ③山のシャルドネ、(以上 白)、④NOMIN rosso, ⑤Clima Mozart,(以上 赤)さらにこの日は特別のサーヴィスとして⑥甲州FOS (白ワインだが赤ワインのように果皮を一緒に発酵させて作ったロゼ)も試供された。ワイナリーで飲むワインはまた格別でいずれも参加者の舌を魅了し清涼な山の空気と相俟って一同を陶然かつハイな気分に誘って呉れました。続く昼食には食前酒にはココワイナリーの誇るスパークリングワインでさらに勢いをつけ、アントレにはNOMINdry,(2006年)メインにはNOMIN rosso(同)を再び注文して心ゆくまで美酒を楽しみました。
午後2時半、ワイナリーにおける予定を終了、再び足利市内に帰り、有名な足利学校跡に立ち寄り、約1時間の見学の後に出発点の東武線足利市駅に戻り4時半すぎに無事解散しました。
以上
文責(5月例会 担当幹事 河島)
前回のオーストラリア・ワインに続く、“新世界”シリーズの第2弾としてカルフォルニア・ワインの賞味と勉強が今回のテーマであった。アメリカはフランス、イタリア、スペインに次ぐ世界第4位のワイン生産国。アラスカ州を含む全50州で生産されているが、カルフォルニア州が全生産量の90%を占めている。良質なカルフォルニア・ワインの一般的特徴は potent(力強い)and/or fruity(豊かな果実味)だが、勿論、風味はぶどう品種と造り手の個性によって異なる。
表題の‘華々しい登場’とは1976年のパリ・テイスティング大会で赤も白もフランスを打ち負かして、最も美味なワインに選ばれた快挙と引掛けたもの。それもあって、品質も価格もフランスと肩を並べるようになっている。講師の七里淳哲さんが選んだカルフォルニア・ワインと飲み比べ用のフランス・ワインは次の通り。何れも期待に違わなかった。
(カ)Fume Blanc 2005 Sonoma County Chateau St. Jean (cepage: Sauvignon Blanc)
(仏)Pouilly Fume Clos Joanne d’ Orion 2005 Domaine Giotton (Sauvignon Blanc)
(カ)Bonterra Cabernet Sauvignon 2005 North Coast Fetzer
(仏)Chateau Beaumont 2003 Haut Medoc Bordeaux
(カ)Bonterra Zinfandel 2005 North Coast Fetzer
(ジンファンデルはアメリカ固有のぶどう品種、potent and fruity の代表と云える)
今回はゲスト(と云っても会費を確り頂く)として、以前も出席頂いた enology(ワイン醸造学)の権威、湯目英郎氏と鈴田健二氏の他に、日本ワインジャーナリストの第1人者有坂芙美子氏(2004年フランス共和国農事功労賞シュヴァリエ勲章を授かる)と元サントリーソムリエスクール校長花崎一夫氏にも加わって頂き、各々のワインを中心に4氏からコメントを頂戴した。勿論、七里さんのウィトに富んだレクチャーはいつも通り。薗口 穣さんと鈴木信男さんが入会され、初めて出席された。ご挨拶からお2人とも相当な飲み手と拝察した。
最後ながら、上記のワインとのマリアージを追及した特別メニューと変わらぬサービスを提供して頂いた‘パパミラノ’の佐藤理仁店長に謝意を表したい。‘ソフトシェルクラブのフリット’と‘蛤と菜の花のオレキエッテ ’が筆者には特に美味しかった。
この日の total cost performance に23名の出席者は多分満足されたことと思う。
以上
文責 唐沢憲正(3月例会幹事)
於:サントリー・メンバーズクラブ・ローヤル
2008年の初回である1月例会は、初めての昼食会として赤坂見付の(旧サントリー・ビルの地下の)会員制クラブに21名の参加者を集めて午後1時過ぎから開催された。このクラブは既に営業歴が50年以上もあるという落ち着いた大人の雰囲気のクラブであり、dim lightの照明に照らし出された室内には豪華な濃緑色の革張りソファ、ワイン棚、マホガニーの家具、洒落たバー・カウンターが配置され、天井と壁の一部がサントリーのワイン醸造で使用される熟成樽用材で張りめぐらされている。元々は白色の用材がこの店の歴史と共に濃飴色に変色し重厚な雰囲気を与えている。 2008年の当会の活動の幕開けということで戸成代表幹事からご挨拶とローラン・ペリエでの乾杯があり会がスタートした。簡単なゲストの紹介のあと、いつものように七里講師のお話に入った。
七里講師が設定された今回のテーマは‘仏・豪のシャドルネ、カべルネの競演‘であったが、かねてより会員の中から仏・独・伊といったワインの本場以外の地域のワインにも親しみたいとの声があり、当企画では、先ず白ワインのブラインドで豪、仏を聴き分ける、そして次に赤ワインで行なうというものであった。シャルドネではBourgogne Chardonay“La Vignee” 2006(仏)と“Koonunga Hill Chardonay” 2006(豪)の聴き比べが行なわれ席のあちこちから「これは仏だ」とか「いや豪だろう」という声が飛び交った。食事も前菜(鰊のマリネ、黒豆のクリームチーズペースト、パルマのプロシュート)からスパゲッティ(甘エビとマッシュルーム入り)、そしてトリッパのトマト煮プロヴァンス風と移っていくと今度はカベルネの競演ということで“Chateau Marquis de Calon” 2003(仏)と“Cabernet Sauvignon BIN 407” 2004がブラインドされ、またそこここで歓声が沸きあがった。食事の方もサラダを挟んで子羊のグリル、そして最後はとても美味なウオッシュチーズ(モンドール)で締めくくられた。このチーズは驚くほどトロリとした質感でフォンデュを想起させる贅沢なチーズであった(参考までにウオッシュという名前は、チーズの表面を洗う「washする」という独特の製法から命名されたようだ)。
会もたけなわとなったところで新メンバー(片山さん)の自己紹介もあり、又最後にメンバーの夏目さんから「下町を歩く楽しさ」についての楽しいお話があった。時の経つのも忘れていたが時計を見るともう3時半、この熟成樽のような店の中での美味しいワイン、食事、そして七里顧問の楽しいお話で、我々21名も知らず知らずの内に熟成されてしまったような2時間半であった。因みに当クラブローヤルは(少数枠ながら)会員を募集しているとのことであった。
以上
文責 藤崎武彦(1月例会幹事)