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掲載日付 タイトル 実施日
5月23日 柏支部「地域を知ろう」第5回
 柏市近隣の史跡と博物館を訪問
5月12日
2023年5月23日 掲載

柏支部「地域を知ろう」第5回
 柏市近隣の史跡と博物館を訪問

2022年5月12日(金)
参加
新しくDF会員になられた方も入って7人

1)旧手賀教会堂(千葉県指定文化財、柏市指定史跡、手賀沼の南岸)

首都圏で現存する最古の教会堂、日本ハリストス正教会、明治14年(1881)築、神田ニコライ堂より10年古い、瓦葺屋根の民家を転用、洋風のアーチ窓がある和洋折衷の教会堂。

柏市役所文化課の方に教会堂の歴史を丁寧に分かり易く説明して戴きました。

民家を転用した教会堂なので畳敷きの6畳間で立ったままイコン(聖画)に礼拝を行った、洗礼の儀式では木桶が使われた(実物展示)等々、興味深い説明でした。

参考:『宣教師ニコライ 下総巡回日記』中村健之介(千葉県史研究第7号、沼南町史研究第6号)

ニコライ大主教が明治25年(1892)に当地を巡回した際にロシア語で書き残した布教日記によると、手賀村の信徒数126人(手賀村総人口3522人)、信徒はシモン、ダヴィド、ニコライ等の洗礼名を持ち、どこの家にも厩があり馬を使って農作業をし、立派な家を持って富裕な暮らしをしていた。

2)鳥の博物館(鳥だけを扱う日本唯一の博物館、手賀沼の北岸)

旧手賀教会

山階鳥類研究所が1984年に我孫子市に移転してきたことをきっかけにして、人と鳥の共存をめざして Harmony among Birds and People! をテーマに、わが国で初めて鳥だけを扱う博物館として、1990年に我孫子市が開設。

我孫子市学芸員の方にいろいろな鳥の生態について、鳴き声の物まねも交えながら、詳しく分かり易く説明して戴きました。

長距離移動をする渡り鳥は事前に大量の餌を食べて体重を2倍にし脂肪分をたっぷり蓄えてから、4,000~6,000km(北海道北端から九州南端までは2,000km)をノンストップ、不眠、不休、時速40~60Kmで、4~6日間飛び続ける、これには驚きました。

参考:展示内容(鳥の博物館HPより)
  1. 手賀沼の自然と鳥たち(四季を通じて多くの鳥たちが生活する手賀沼のジオラマ)
  2. 鳥の起源と進化(「鳥とはいったいどんな動物なのか?」という素朴な疑問からスタートし、鳥の起源と進化、世界の鳥、鳥の飛翔等)
  3. 世界の鳥コーナー(ダチョウの仲間からスズメの仲間まで26目157科の世界の鳥を1科1種を目標に収集した標本268点)

見学終了後は、近くの道の駅のレストランで、新会員の紹介を含めてリアルの懇親会を行い、次回幹事候補を決めて散会。その後は、温泉好きの方は近くの「満天の湯」で汗を流して帰宅。

今回幹事 藤村 俊夫