瓦版

( 2021年12月26日 掲載 )

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DF技術部会瓦版第65号

発行:2021年12月26日 世話役:矢島 健児 副世話役:清水 範夫 編集・文責:清水 範夫

【例 会】

  • 2021年12月14日(火)
    13時30分~16時:例会 参加者33名(DF751スタジオ参加者19名、Zoom参加者14名)
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【目 次】

  1. 技術部会事務局報告:矢島 健児 世話役
  2. DF事務局報告:小林 慎一郎 会員
  3. 分科会活動報告
    理科実験グループ:酒井 和幸 会員
    経済産業懇話会:浅野応孝会員 会員
    リスクセンス推進研究会:立石 裕夫 会員
    医療懇話会:赤堀 智行 会員
  4. 講 話
    「正しく知ろう新型コロナウイルス感染症 ~今までとこれから~」
     ✦ 八木 正晴 先生 昭和大学 救急・災害医学講座
  5. 編集後記:清水 範夫 副世話役

技術部会事務局報告 矢島 健児 世話役

  1. 2021年度技術部会活動状況
    • 2021年度の1年間の技術部会定例会はDFスタジオとZoom方式で開催した。2月48名、4月41名、6月39名が参加し、新事務所に移転後の8月はスタジオ751を使用し、参加者は34名であった。10月は28名、12月は33名であった。
    • 新入会員として、入江さんと水島さんが入会した。
    • 技術部会会員の情報発信では、会費制度、工場見学会、20周年記念、ホームページの改善等を検討した。
    • 今後の予定
      12月20日 新入会員情報交換会
      1月26日 経済産業懇話会
      2月15日 新体制での技術部会
      2月21日 講演交流会
  1. 2021年度技術部会講演会の開催
    • 2月16日
      講 話:「SDG’sとその背景、世界の飢餓と国連WFPの活動から見たSDG‘s」
      講 師:水口泰介さん 会員
    • 4月13日
      講 話1:「カカオハスクの抗酸化作用」-医療・健康分野への応用と有用性-
      講 師:佐藤和恵さん 会員
      講 話2:「日本人が知るべき親日の歴史」
      講 師:越純一郎さん 会員
    • 6月16日
      講 話1:「排尿障害の原因と治療」講師:鶴岡正吉さん 会員
      講 話2:「知られざる銅のパワー」講師:和田正彦さん 日本銅センター
    • 8月25日
      講 話:「日本の船作り」
      講 師:入江泰雄さん 会員
    • 10月21日
      講 話:「簡便な組織の健全性診断法~リスクセンス(RS)診断法とは~」
      講 師:中田邦臣さん 会員、浅野寿さん 会員、梅里泰正さん 会員
    • 12月14日
      講 話:「正しく知ろう新型コロナウイルス感染症~今までとこれから~」
      講 師:八木正晴先生 昭和大学

矢島世話役の説明資料はこちらをご覧ください(ダウンロード=DLはこちら

DF事務局報告 小林 慎一郎 会員(事務局)

  1. 新橋オフィスの利用は、年末は12月24日まで、年始は1月5日からである。
  2. 2月21日に講演交流会がある。

分科会報告

1 理科実験グループ 酒井和幸会員

  1. 月別の理科実験実施回数
    児童への新型コロナウイルス感染の恐れから、9月は実施回数が減ったが、その後増加し、通常の水準に近付いてきた。通年では77回で前年の1割増しになる。1月の実施回数は例年並みになると思われる。
  2. テーマ内容の見直しが進む
    コロナ感染対応でグループ実験から単独での実験が増えた。さらに、Zoomを活用した小先生研修が活発化した。
  3. 新規テーマとして「浮力」のイベントが実際になされた。

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2 経済産業懇話会 浅野応孝会員

  1. 11月29日の盛山正仁さんによる講演「政治家と官僚の間」は、忙しいところ、日頃聞けない話であった。
  2. 12月の講演会は休会とし、来年1月より再開する。1月26日の望月さんによる「22年の経済見通しとニュースの勘所」は、いつものように興味ある話が期待できる。2月22日の赤堀さんによる「自然環境の変化と野生鳥獣の実情」は環境問題に関する自然の話である。3月23日の水野さんによる講演は食肉産業についての話である。
  3. 4月以降の講演は未定なので、ご希望があればご提案いただきたい。1月26日の講演はDFスタジオでの参加(20名程度)を受け付ける。

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3 リスクセンス推進研究会 立石裕夫会員

  1. リスクセンス支援企業の進捗状況
    N社にRS診断、A社とK社にフォロー研修などを支援した。
  2. 個人向けリスクセンス診断設問の枯渇・新規作成
    リスクセンス診断システムは、個人および組織のリスクセンス度の二つの診断からなっているが、個人のリスクセンス度の設問が枯渇した。11月のリスクセンス推進研究会例会でメンバーが設問を作成した。今後とも継続する予定。
  3. リスクセンス推進研究会入会のご案内
    技術部会の皆様のご入会を期待する。中田さんがDF Web「2021年12月度メンバーズエッセー」に投稿した。

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4 医療懇話会 赤堀智行会員

  1. 2021年度は、会員に役立つ最新の医療講座をテーマとして、講演会を年間3回(4月、6月、12月)実施した。
  2. 2015年度から2020年度の医療講演として、がん、乳がんの講演、社会システムの講演、痛み、老化、健康問題の講演などを実施した。
  3. 2022年度は、4月12日演題未定、6月14日演題「コロナウイルス総論」、および12月13日演題「癌治療の急速な進歩と我が国の現状」についての講演会を予定している。

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講 話「正しく知ろう新型コロナウイルス感染症 ~今までとこれから~」
  講 師 八木 正晴 先生 昭和大学 救急・災害医学講座

技術部会

【概要】

  1. 2019年12月上旬に中国武漢で原因不明の肺炎が観察された。新型コロナウイルスであることか判明し、COVID-19と名付けられ、その後世界中に蔓延し大きな問題になっている。
  2. 昭和大学病院では、2020年2月21日にダイアモンドプリンセス号の乗客を最初の感染者として受け入れ、現在までに合計658名の患者(うち重症者87名)に入院加療を行った(2021年11月26日現在)。
  3. 感染予防として、飛沫感染を防ぐのが重要である。空気感染に関しては科学的に実証されていない。無症状で感染者がいることが怖い。
  4. 薬剤の目標は、①ウイルスを撃退する(抗ウイルス薬)、②重症化の予防と治療(抗炎症と免疫制御)である。
  5. 感染の予防と重症化の予防には、ワクチン接種が求められる。2回目接種後の有害事象として、疼痛、倦怠感、頭痛、筋肉痛が認められる。
  6. 新型コロナ対策における三種の神器は、①フィジカルディスタンス、②マスク、③手洗い・手指消毒である。そして、ワクチンを接種しよう。正しい知識を持ってウイルスの見える化を(実際に見えるわけではありませんが)。

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編集後記

12月の技術部会は、新型コロナウイルスの感染者数が減ったことから、DF751スタジオでのリアルミーティングとZoom方式の併用で開催しました。久し振りに皆さんのお顔を間近に拝見しましたし、終了後には簡単な歓談の場を設けました。各分科会の発表を見ますと、徐々にコロナ前の状況に戻ってきた様に感じます。八木先生には非常にお忙しいところ、新型コロナウイルス感染症についてご講演いただきました。初期のダイアモンドプリンセス号の時から昭和大学病院での詳細な取り組みと治療、感染症対策のポイントや私たちの心構えまで、丁寧なお話をいただきました。会員の皆様の関心が高いテーマでしたので、多くの質問があり、盛会であったと思います。

さて、この一年間、技術部会の世話役をされてきた矢島健児さんが退任され、来年度は世話役として清水範夫が、副世話役として丸山昭洋さんが担当になります。至らない点も多々あるかと存じますが、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。(清水)