( 2018年3月6日 掲載 )
発行:2018年2月28日 世話役:成田嘉宏 副世話役:酒井和幸 編集・文責:酒井和幸
(上の写真は渋谷会員の説明時に使用された中の一枚です)
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浅野応孝リーダーより、以下の報告がありました。
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眞弓博司リーダーより次の報告がありました。
昨年のイベント数は161回で前年を10回上回った。教室数は昨年を若干下回ったがイベント構成の変化で特別の解析が必要とは思っていない。事実本年1〜3月はイベント数、授業数とも昨年同期を大きく上回る見込みとなっている。また中学での実績が着実に増加している点には着目する必要がある。
2018年新体制の課題はメンバーの役割に応じた技能向上、テーマの改良と開発、器材管理関連並びに主催者側評価の活動への反映等である。
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中田リーダーより以下の報告があった。
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佐藤和恵リーダーより2015年以降の医学講座開催実績の紹介(計5講座)と2018年度活動計画(計3講座)について説明があった。4月開催技術部会例会では「高齢者と歯の問題」についての講座が持たれる予定。
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チバニアンという言葉が報道され地球の磁場が過去何回か反転している事実を知り、直ぐに理科実験Gで活躍され地球儀のテーマを開発された澁谷さんの顔が浮かんだ。
知的好奇心旺盛なDF技術部会の皆さんはこの地磁気の謎の一端に触れて見たいと思われているはずだと思い直ぐに例会での講演をお願いした。急なお願いにも関わらず快くお受けいただきほっとしたことを覚えている。
地球磁場の基礎から講演は始まり、惑星・衛星には固有磁場が存在もの、顕著な残留磁化が認められるもの、プラズマ相互作用などが目立つものなどそれぞれ特徴がある。固有磁場の形成はダイナモモデルで説明され地球の中心部「内核」の周りには溶けた鉄の厚い「外核」がありこの鉄が地球の自転などで流れ動くことで電流が生じ、電磁石と同じ原理で地磁気が発生する。
ダイナモの維持には自転軸と磁軸のずれが関与しているかもしれない?磁場の逆転メカニズムは推測の域を出ないが核部分とマントルの回転速度差などが絡んでいるらしい。磁場逆転に要する時間は数百年〜数万年の幅で推測されている。いずれにしても双極子成分の強度が下がり多重極子成分が際立つ状況が逆転のキーで観測のポイントとなる。地球の双極子モーメントは100年で5%の減少が認められる。過去360万年に11回の逆転があったと言われている。
千葉の養老川沿いにある千葉セクションと呼ばれる火山灰層の分析から約77万年前に(マンモスやネアンデルタール人がいたころ)最後の磁場逆転が起きた事を示す証拠が見つかり、その時から12万6千年前までの地質時代を「チバニアン」と称することを提案したところ、認められそうである。
皆さんから多くの質問に対して渋谷さんから丁寧な説明がありついに時間切れとなりました。
科学の力で過去を知り現在を認識し将来を予測する興味深いお話は懇親会でも続き、時間が経つのを忘れる程でした。
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例会会場の様子です
2018年第2回の定例会を4月19日13時30分より、会場を昭和大学講義室に移して
開催しますので多数の会員の皆さんのご出席をお待ちしおております。
あらためて技術部会の存在意義を感じる一日でした。各分科会の活動は勿論ですが例会もとても刺激的でとてもぼけている暇はないなと・・・・この集いに少しでも携われる幸せを感じつつ・・・・この瓦版を今日中にはと思いつつ明日になるかも??
以上(文責:酒井和幸)