( 2014年4月25日 掲載)
グローバル化が一層進展し、日本企業の構造改革が進む中で、M&Aがその手段として活用されるようになってきた。しかし、日本企業のM&Aは、必ずしも成功しているとはいえない。今回、M&Aの実務経験も豊富で、M&A理論の権威である服部教授から、M&A成功のための必要条件、日本企業のM&A失敗事例からの教訓について、ご講義をいただいた。監査役監査の重要ポイントとして、大変参考になる内容であった。
明瞭で歯に衣着せぬ語り口で、内容ともどもプレゼンも好評であった。
*買手成功のための必要条件
*一時的な業界のバブルに賭けていないか?好況は持続可能か?
*自社・相手株式の評価は妥当か?割高であれば対価として現金ではなく自社株を使用するチャンスではないか?
*環境変化で劇的に不況化しないか?
*不測の事態に対するリスクヘッジは充分できているか?
*事業特性を理解しているか?他人任せでなく自分で経営できるか?
*戦略上のシナジー実現(判り易いシナジー:1分で説明でき、誰にもわかる)
*対象会社の経営者が(たまたま)優秀
以上