(12/11/14)
去る11月8日に行われた富士山の山麓にある「富士山まなびの森」での育林ボランティアについての報告いたします。
まなびの森でのボランティアは今年で5回目ですが、今年は特筆すべきといっていい位、一日中雲一つない絶好の日和に恵まれ、終始間近に富士山を仰ぎながら本当にさわやかな気持ちでの活動となりました。
昨年も紹介しましたが「まなびの森」は住友林業が社会貢献活動として、平成10年から富士山麓(富士宮側)の三合目の台風被害に遭った国有林約90ha の修復活動を行っているエリアです。
今回の作業内容は昨年に引き続き、樹齢が35年〜40年のヒノキの植林エリアでの間伐と枝打ちです。
間伐は不要木を切り倒すもので、危険が伴うため、毎回静岡森林管理署から指導員を派遣していただいて取り組むことにしています、
作業はチェーンソーは危険なため使わずにノコギリで伐るのですが、1本の木は1人で切り倒す事は出来ないため、チームを組んでの作業となります。
今年は間伐のエリアが、木が比較的密集しているエリアだったため、伐り倒す本数は昨年よりも少なかったですが、みんなで協力しながらチームワーク良く木を切り倒す事ができました。
一方枝打ちはステップという足場を木に下から2〜3段かけて地上7〜8mの枝を切り落とすものです。
安全ベルトを付けての作業で、高所の苦手な人には厳しい作業となりますが、皆さん頑張って高いところでは地上10m位の高さの枝まで切り落とされました。
住友林業からは今年も現地の管理人である鈴木さんと、本社からは担当部所の渡辺マネージャーが我々のサポートに当たってくれました。
昼食休憩時には天然林エリアの散策も行い、樹齢百年〜二百年のブナやヒメシャラの大木を見る事も出来、自然の命をたっぷり吹き込んでもらった感じです。
作業終了後は例年通り露天風呂の付いた御殿場の温泉で汗を流しましたが、今年は温泉からもくっきりとした富士山の雄姿を眺めながらの入浴、懇親ができ、最高の気分を味わえました。
参加された皆さん一様に来年も必ず来たいねという感想で、今回これなかった方にも来年は是非来てほしいという事でしたので、来年も多くの方の参加をお待ちしています。
幹事 金井英夫