掲載日 | テーマ / イベント名 | 実施日 |
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12月27日(月) | 粋山会12月度月例山行 絶好の登山日和に富士の雄姿を眺めた 城山・高尾山山行 |
12月19日(金) |
12月12日(月) | 粋山会11月度定例登山 甲州高尾山 (甲州百山 1092m) |
11月18日(金) |
11月15日(火) | 粋山会10月度定例登山 紅葉の栗駒山 (百名山、1626m) |
10月14日(金) |
11月9日(水) | 粋山会(DF登山同好会)で記念誌を発行 | - |
4月8日(月) | 「粋山会」3月度月例登山 | 3月29日(火) |
粋山会12月度月例山行
絶好の登山日和に富士の雄姿を眺めた城山・高尾山山行
- 開催日:2022年12月19日(月)
- 参加者:中村、間、眞弓、成田、岡田、立石、柳瀬、三木、田中(宴会のみ参加)(9名、敬称略)
■ 絶好の登山日和、快適な登山道
この日は、全国的に記録的な寒波、降雪が襲う中、透き通るような青空が広がる快晴に恵まれ、絶好の登山日和。そのためか、大勢の中高年の登山者が、小仏行きのバスの停留所に並び、臨時のバスが出る状態。
9時12分、2台のバスが連なって、高尾駅北口を出発。9時26分、日影バス停着。29分から登山開始。10分ほど歩いたところで、リーダーの柳瀬さんから、予定の道はここにあると声がかかり、林道を先に行っていたグループが戻ってくる。あれこれ意見が出たが、確かに渓流の向こうに道らしきものがある。柳瀬さんの判断は正しくて、渓流を渡渉すると、登山道が上に向かっていた。
この道は、地図上は破線になっている「小仏城山東尾根ルート」。破線になっているので道標などがなく、整備されていない道。しかし、この選択が良かった。高尾山の主な道は、銀座通りみたいに人が行きかい、山を登っている雰囲気がない。ところがこの道はほとんど人がいない。途中で出会ったのは1パーティだけ。
枯れ葉の積もった道を1歩ずつ踏みしめながら、登っていくと、木々の間からは、木漏れ日が差し込み、軽く汗ばむような、心地よい登山。
■ 富士山をはじめ、眺望を楽しむ
2度の休憩を挟み、11時32分、小仏城山に到着。城山茶屋の前に行くと、目の前に富士山の雄姿がくっきりと浮かび、みんな大感激。
ゆっくりと昼飯を摂り、丹沢の山々、筑波山、都心の高層ビル、スカイツリーなどの眺望を楽しむ。
12時5分、城山を出発。高尾山に向かう。一丁平の展望台で再び富士山を眺める。下から雲がせり上がってきて少しかくれていたが、青空を背景にその雄姿を見せていた。
■ 寒い冬の珍現象・シモバシラ
高尾山山頂を目指す道の途中で、眞弓さんが指さして私たちに見せてくれたものがあった。枯れた草に白い膨らんだ泡のようなものがついている。「シモバシラ」というもの。枯れた草だが根は生きていて、根から吸い上げた水が、茎のところから染み出して、凍ったもの。周りをよく見ると各所に白いものが点々としていた。寒い山では良く見られる現象だそうだ。途中で毎年シモバシラの写真を撮りに来ているというおじさんに会い、スマホにメモリーしている写真を見せてくれたが、花のようなもの、白鷺のようなもの、ウサギのようなものなど様々な形のシモバシラを見せてくれた。
13時20分、高尾山山頂に到着。記念写真を撮った後、時間があったので、薬王院を参拝。この後の登山の無事を祈る(後は降るだけなのだけど)。
琵琶滝コースを下り、高尾山口駅を目指す。ケーブルの下の駅付近で、宴会だけ参加するという田中さんにばったり会う。忘年会のときに、宴会だけでも参加しようかなと田中さんが言っていたので、一応お誘いしたのだが、なんと本当にやってきたのです。これでさらに宴が賑やかになるので、大歓迎。
■ 順調な山行が一変する大事件
15時、予定より30分早く、温泉&宴会場の「極楽湯」着。天気良し、仲間良し、順調な山行で、大成功と喜んでいるところで、事件発生。受付をすませていざ温泉にというところで、お店のスタッフからそんな予約は受けていないとの声。そんな馬鹿な、3度も4度も電話確認をしたのにと、予約した電話番号を見せると、これはこの店の電話ではありませんと冷たい反応。
この「極楽湯」は全国に店を持っており、私はなんと「多摩センター」店に予約を入れていたのだ。慌てて多摩センター店に電話を入れ事情を話すと、10分ほど待たされた後、当日なので本来は100%キャンセル料をいただくところですが、店を間違えただけなので、今回はキャンセル料を取りませんとの暖かいお言葉。5万円強のキャンセル料を自己負担するつもりでいたので、胸をなでおろし、スマホを耳に当てたまま、何度も何度も見えない相手に頭を下げた。
しかも、高尾山口のお店の方も、急な話にもかかわらず、部屋を確保してくれて、飲み放題コースで受け入れてくれた。本当に「極楽湯」は地獄に仏のような良い店です。ぜひご利用を。
粋山会11月度定例登山 甲州高尾山
(甲州百山 1092m)
- 日 時 11月18日(金)
- 参加者(敬称略) 柳瀬、眞弓、岡田、成田、立石、浜口(6名)
- 行程概要;
甲州高尾山(1092m)は、東京から向かった時には甲府盆地の入口に位置する山であり、甲州百山に数えられている。登山口には大滝不動尊前宮・奥宮があり、観光地としても有名である。また、山頂からは甲府盆地の全貌と南アルプス・富士山の遠望が期待できる。私たち6名は、9:21 最寄り駅「勝沼ぶどう郷駅」に降り立った。晴天であり、紅葉と共に楽しい山歩きが期待できる。勝沼ぶどう郷駅から大滝不動尊奥宮までは途中害獣ゲートがあるも舗装道路であり、散策気分である。高度を上げるに従い、南アルプス北部がその全貌を表し、間ノ岳・北岳・鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳が美しい。11:30 大滝不動尊奥宮に到着。大滝不動尊は880年に草創で1100年以上の歴史を持っていて、その背後には落差140mの男滝が控えている。私たちは、この不動尊の右わきから山に入りいよいよ登山開始である。この登山道は昔は修験者の道として使っていたものと思われ、山道は瘦せており結構厳しい。倒木も多く、慎重に緊張感をもって歩く。
12:30 甲州高尾山東峰(仮称)に到着。晴天の下で、360度の展望が楽しめる。富士山・南アルプスの山々・茅が岳・金峰山等々である。ここで昼食とする。
この後20分で、甲州高尾山山頂(1092m)に到着。復路は、もと来た瘦せた山道を避けてそのまま柏尾山方面に下り、林道に出てこれを右折し散策が如き山歩きを楽しんで三滝橋に出て、もと来た林道を戻り懇親会の場に向かった。15:00 懇親会の場「銀月」に到着。生ビールで乾杯をし、ママの手料理を楽しむこととなった。一升瓶で出て来たママお勧めの白ワイン・赤ワインが殊更に美味しかった。夕暮れに沈む南アルプスが美しく、眞弓さんの一句はこの場の雰囲気を見事に表現している。最後はこの句で締めさせていただく。
真翁
粋山会10月度定例登山 紅葉の栗駒山
(百名山、1626m)
- 1. 日 時
- 2022年10月14日(金)
- 2. 参加者
- 柳瀬、眞弓、並河、立石、正田、中村(6名、敬称略)
- 3. 行 動
絶好の秋晴れ日、定例登山としては今年3月の浅間嶺以来となった。前日に姫神山(1124m)登山をおこなった4名と一ノ関駅で待ち合せ、バスで秘湯・須川温泉に一路出発。途中約1時間半のバス旅で出発地の温泉(1126m)に着く。辺りは紅葉と温泉独特の硫黄の臭い、駐車場は車で一杯、皆さん温泉と紅葉を楽しんでいるようだ。
今回の登山ルートは須川コースが有毒ガス噴煙で歩行禁止となっているため、岩手県側の
ここから頂上まで約1時間の登山で急登の連続。13時半に頂上に着く。
元気いっぱいの並河さんは産沼より一足先に頂上~更に往復1時間弱の天狗平まで行き頂上で我々と合流、そのタフさに羨ましいやら…。途中まで快晴の天気は少し雲が出て、残念柄ら鳥海山の展望はきかず雲海に浮かぶ焼石岳(1547m)を楽しめた。
昼食後、中央コースを取とり「いわかがみ平(1113m)」へ下山開始。頂上直下の草紅葉を楽しみながら降りるが、残念ながら「神の絨毯」と言われる「
駅近の居酒屋で慰労会を持ち、お酒と会話を楽しんだのち、一路帰京。
- 栗駒山(別名須川岳)全体は岩手県、宮城県、秋田県にまたがる山で活火山に指定されており、1944年には小規模だが水蒸気爆発を起こしている。
粋山会(DF登山同好会)で記念誌を発行
私共粋山会では、DF20周年記念行事の一環として記念誌「永遠(とわ)に粋山会」を発行いたしました。粋山会は、2005年に柳瀬さんが初代世話役となって設立し、爾来17年間の歴史があります。現在会員は27名です。会設立以来120回を超える定例の山行を開催し、それ以外にもオプショナル山行で有志が集まって山歩きを楽しんでいて、活発な活動を行っています。
現時点でこの私共の活動を小冊子の形で記録に残しておくことも価値があると考え、江村さん・三木さんが中心になってDF20周年記念行事の一環として記念誌発行に至った次第です。記念誌は50ページほどの小冊子で、その内容は次の3つに分かれています。
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歴代世話役座談会
粋山会設立時の思い出とか設立以降の主要な出来事等が、座談会の形式で語られています。 -
会員随想
17名の会員の皆様の「思い出の山行」とか「山への思い」とかが、随想の形式で掲載されています。 -
データに見る粋山会の歩み
過去の定例山行の一覧とか、会員の皆様の山行回数の集計とかが掲載されています。
ディレクトフォースの会員の皆様で、当記念誌にご興味をお持ちの方がおられましたら、立石(メールアドレス:hiroo_tateishi@jcom.home.ne.jp)にまでお問い合わせください。在庫に限りがありますが、一部1000円でお譲りできます。また、新規会員の募集も行っています。粋山会に入会ご希望の会員の皆様がおられましたら、併せて立石にまでお問い合わせ下さい。
「粋山会」3月度月例登山
- 日 時
- 2022年3月29日(火)
- 山 域
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浅間嶺 標高 903 m
(累積標高 登り 951 m、下り 628 m、距離 11.29 km) - 参加者
- 柳瀬計宣、中重賢治、中村悠一、成田嘉宏、岡田克己、三木延義、浜口治雄、眞弓博司(当番幹事)以上 8名
- 行 程
- 払沢の滝入口 9:30-(50)-10:20 時坂峠 10:30-(100)-12:10 浅間嶺 12:40-(20)-13:00 人里峠 13:00-(50)-13:50 一本松 14:00-(45)-14:45 数馬分岐 14:55-(40)-15:35 浅間尾根登山口 15:35-(15)-15:50 数馬の湯
3月度月例登山は、コロナ禍により1月並びに2月の定例登山が中止されたため、昨年12月以来3ヶ月ぶりの粋山会定例登山となった。
浅間嶺は、4年前にも粋山会定例登山で登った山だが、今回は出発地点と終着地点を逆にした。浅間嶺は東京都西多摩郡檜原村の略中央に位置するなだらかな山域で、江戸時代より甲州と檜原村を結ぶ交通路として利用され、甲州古道と呼ばれる。
JR武蔵五日市駅前バス停に集合し、9:00 発数馬行バスに乗り込む。天気は予報通り生憎の曇り空だが、気温は10度前後で登山には適温。久しぶりの定例登山を楽しもうと、参加メンバーの会話が弾む。25分で払沢の滝入口に到着。日本の滝百選であり、檜原村随一の観光名所ではあるが、今回はスキップした。5分ほど車道を歩いた後登山道に入る。道は集落の間を抜け、徐々に高度を上げ、そして急登となった。
季節は仲春の終わりだが、この辺りは早春の様相で、
30分ほど登ると汗ばむようになり5分間の着替え休憩の後、時坂峠には予定通り 10:20 に到着。ここより平坦な道が続く。10:35
峠の茶屋に到着。天気が良ければ奥多摩の山々を眺望出来る場所だが、生憎の曇り且つ霞に包まれ、かろうじて御前山が見える程度であった。
伐採された山裾を、集落を見下ろしつつ浅間嶺展望台への登山道を進み、12:00 頂上に到着。霧のため視界は効かず、本来ならば富士山も見える展望台だが全てが霧の中。
気温が下降し手が冷たくなったため、早々に昼食休みを切り上げ、予定より15分早く出発した。一本松に 13:30、途中の猿石には 13:45 到着したが休憩無く進む。
猿石より10分程度歩いたころ、今回登山の最大のハプニングが起こった。二ホンカモシカに出会ったのである。登山道の脇に居たのだが、我々に気付き 10 m
ほど下った。しかしそこから動かなくなった。シャッター音やメンバーの声が聞こえたはずだが、十分堪能できる程の時間、ポーズを取ってくれた。花冷えどころか真冬の登山であったが、このハプニングに救われた思いであった。
その後も枯れ葉散り敷く登山道を快調に進み 14:40 浅間尾根登山口に、最終目的地の数馬の湯には予定より50分早い 15:00 に到着した。
アルカリ温泉にゆっくりつかり、疲れを癒やした後、大宴会?に入った。数馬の湯の食堂は、我々が独占状態で、遠慮すること無く、3ヶ月振りのリアル宴会を楽しんだ。