2021年10月3日 更新
テーマ / イベント名 | 実施日(2020年) |
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2月月例山行 生藤山・熊倉山 『チラッとだけよ‥‥ の、富士山に大感激のおじさんたち』 |
2月17日(月) |
1月月例山行 富岳12景・山梨百名山 高川山山行で富士・南アルプスの絶景を楽しむ |
1月20日(月) |
2020年3月6日 掲載
「粋山会」2月度月例山行
生藤山・熊倉山
『チラッとだけよ‥‥ の、富士山に大感激のおじさんたち』
- 日 程:2月17日(月)
- 参加者(敬称略):築地・眞弓・南井・中村・江村・立石・成田・柳瀬(L)・三木(SL)
登山概要:
今回は、いきなりトラブルからスタート。中央線国分寺駅で人身事故が発生。中央線が1時間近く全面ストップ。参加者の中で諦めて途中から帰った人も出たほど。
集合場所の上野原駅前には、予定の8時25分より、40分あまり遅れて集合。予定のバスが利用できないので、タクシーに分乗して、登山口の
9時37分、登山開始。快晴の予報だったが、気温が低いためか、霧が発生、白い靄に囲まれてつづれ折れの道を登る。
10時28分佐野川峠②に到着。その頃には霧の層を抜け青空ものぞくようになる。気温は暖かく、初春の登山の感じ。11時23分、
空は厚い雲が覆い、残念ながら富士山の姿を眺めることはできない。諦めて移動を始めようとしたとき、眞弓さんが「富士山が見える」と叫ぶ。厚い雲の合間に、富士山の頂上の一部がちらりと顔を出している。
みんなは首を伸ばし、木の間から、ちらりと見える富士山に大感激。「チラッと見えた」「見えた、見えた」と口々に叫ぶ。まるで昔のストリップ劇場のおっさんたちのよう。その時たまたまションベンに行っていた三木は、富士山を見ることができず、憮然とした表情で富士山の方向を無意味に眺めるだけだった。
富士山を見ることができた一行は、元気にスタート。12時に三国峠④を越え、次の峰の熊倉山⑤に向かって尾根道を歩く。
その時突然、英語の歌が朗々と流れる。なんと南井さんが歌いながら軽快に歩いているのだ。ところが、歌が流れるのは降りのときだけ。登りにかかると南井さんからは、歌声は消え、ハァハァという荒い息遣いが聞こえるだけ。南井さんの歌の消長を聞きながら、尾根道を登り降りしながら快適に歩を進める。
12時30分に熊倉山(966m)に着く。更に尾根道を1時間近く歩き、13時31分、浅間峠⑥に至る。
ここからは鬱蒼とした杉林の中をひたすら降る。ここに来て先頭を引っ張る中村さんの脚が速くなる。後の者は着いていくのに必死。中村さんは極度の花粉症。くしゃみを連発しながらただただ降る。ともかく地獄のような杉林を早く抜けたい一心で急いでいたのだ。
杉林をようやく抜けた辺りで、沢に出会う。沢に沿った道は先日の大雨で荒れていて、砂防ダムの辺りで道が見えなくなる。仲間の一人が道を発見。それからは、広い整備された道が続き、中村さんも余裕を持って談笑しながら歩いていた。
14時40分、登山口の新山王橋⑦に到着。40分遅れのスタートだったが、見事に遅れを取り戻し、予定通りの下山となった。ここで、タクシーを呼び、分乗して、打ち上げ会場の上野原駅北口の「一福食堂」に向かう。
一福食堂では、いつものように大いに食べ、大いに飲み、談論風発、これが80歳前後の人たちの集まりとはとても思えない。食堂のおかみさんもびっくり。放っておけば夜中まで騒ぎそうな感じ。
何とか良識が働くうちに宴も終了。17時26分発の電車でそれぞれの家に帰る。帰りはトラブルに会うこともなく、無事にそれぞれの家に帰ったようだ。
(文責:三木)
2020年1月31日 掲載
「粋山会」1月度月例山行
富岳12景・山梨百名山 高川山(975.7m)で
富士・南アルプスの絶景を楽しむ
- 日 程:1月20日(月)晴
- 参加者:柳瀬、中重、立石、江村 (計4名)(敬称略、順不同)
- 行 程:①初狩駅9:00 → ②登山道入り口9:25~9:35 → ③高川山11:10~11:50 → ④天神峠13:25~13:40 → ⑤むすび山14:47~14:52 → ⑥大月駅15:25
ここのところこの時期は冬場で空気も澄んでいるところから、富士周辺の山で展望を楽しむ山行が多くなっているが、今年も富士山に近く、その頂上からは遮るものなく富士を眺められる
8:52着の列車で皆さんが初狩駅①に降り立つ。当初は8人参加の予定だったが、風邪をひかれる方も数人出て、結局4人の参加となった。
トイレ等準備をすませ出発、駅付近の集落を抜けると、後ろに
![]() 登山口にて 正面に滝子山が見える |
すぐに登山口②につき、本格的な登山道となるが、いきなりの急登でしかも凍結気味の雪道になってきたので、10分も歩かないうちに今度はアイゼン(雪等で滑る恐れのある時に靴側に装着するスパイク)を付けることにする。
![]() アイゼンをつけ新雪の中を登る |
途中男坂・女坂の分岐があり、どちらを行っても上部で合流するのだが、今回はより短距離な男坂を選択する。男坂といっても鎖場があるわけではなく、途中岩の間を抜けていく程度だが、やはり急登ではある。20分程で女坂から来る道と合流、さらに少し登ると小ピークに出て傾斜は一旦緩くなり、もう一登りすると待望の高川山山頂③である。
この山は360度の展望で知られているがその期待に応えてくれる。まずは富士山が真正面にそびえている。左にほんのわずかの雲がかかっている程度でその全容をよく見せてくれる。心なしか例年より雪は少なく見える。富士の右には南アルプスの甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、
左には、
快晴の高川山山頂にて 周囲の山々を背景に記念撮影 |
![]() 高川山頂にて 富士がそびえていた |
到着後40分で、再び用意をして出発、ここから大月駅まで、稜線を縦走する長丁場のコースだ。まずは山頂直下の急下降に挑む。ところどころ凍結気味の雪が残っている急斜面をロープに頼って下降する。徐々に雪の部分は減っていくが、その分ぬかるみが増えてきて滑りやすい斜面が続き、アイゼンが有効である。みんなで「泥にアイゼンを使うとは」と笑いあう。40分程で田野倉方面の分岐を通過、一旦アイゼンを外すかどうか迷い、結局もう少し様子を見て付けたままで行くことにするが、これは正解であった。急斜面の雪交じりのぬかるみの下降はアイゼンがないと大変だったろう。
更に40分程歩いて天神峠④に到着、ようやくアイゼンを外してみると泥と枯葉がびっしりと付着していて、それらを一通り取り除いてケースに収納するのが大変だった。
天神峠にて アイゼン収納に悪戦苦闘 | おむすび山 展望台(昔防空監視廠)にて |
![]() おむすび山 戦時中の遺跡(防空監視廠) |
峠から10分余り登り返すとこれまでに比べれば多少穏やかな道になるが、それでもところどころ小さな登り返しがありいやらしい。1時間余りでおむすび山⑤着、ここは戦争中の防空監視廠があったらしく、石垣などが残っているが、今は大月市の展望台になっている。足元すぐ下に大月市街が広がっていてベンチも設置されている。
小休止の後最後の下りにかかる。ほんの10分程度のつづら折の下りだが、ここもぬかるんでいてすべりやすい道を慎重に下ると、民家が現れて舗装道路となり山行は実質的に終了。あとはゆっくりと市街地を大月駅⑥に向かう。いつも思うのだが、下り終えて山行を振り返りながら談笑しながら歩くのは幸せな瞬間だ。
![]() 打ち上げ |
打上げはここ3年連続して使用している大月駅前の「濱野屋」。いつもの如く大いに飲んで食べて17時半ころの電車に乗って家路についた。
(文責:江村泰一)