2017年2月2日 更新
テーマ / イベント名 | 実施日 |
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千代田区高齢者センター音楽会 | 12月15日 |
オーシャンプロムナード湘南で 「秋のアフタヌーン・コンサート」開催 |
9月20日 |
"Sing Joy" 第70回東京都合唱祭に初出演 | 7月18日 |
"Sing Joy" 創部7周年記念パーティ | 5月24日 |
千代田区高齢者センター音楽会
男声コーラス "Sing Joy" は12月15日に、千代田区高齢者センター恒例の「年越しそばと音楽を楽しむ会」に、DFそば打ち同好会を通じてお声掛けがあり出演しました。今年で第8回目の音楽会は、神田神保町での開催が最後(来年からは九段南のかがやきプラザに移転)と言う事もあり、開催当初から毎年来て頂いている方も含め、ほぼ満席のお客様に聴いて頂き大変盛り上がった会になりました。
また、今年の "Sing Joy" は、指揮者に堀江 磨先生を新たにお迎えして心機一転、意欲的に練習を重ねてまいりました。
当日は日頃の練習の成果を披露するイベントの締めくくりとして、団員15人が集結し(欠席3名)、いつもの通り堀江和泉先生にピアノ伴奏をして頂きました。
第1部は今年から本格的に練習を重ねてきた、やなせたかし作詞、木下牧子作曲の「男声合唱による10のメルヘン愛する歌」から4曲「ひばり」「さびしいカシの木」「海と涙と私と」「きんいろの太陽がもえる朝に」を披露し、軽妙な松崎さんのMC(司会)とともに、メルヘンチックな切なさをしっとりと歌って大喝采を受けました。
第2部はガラッと気分を変えて、団員全員がクリスマスグッズで身を飾り、テーマ曲の "Sing Along" を歌いながら登場して、最後に振り付け付きで歌うと、会場は和やかな気分になりました。ここからは会場の皆さんとご一緒に、「ホワイト・クリスマス」を皮切りに、「サライ」「みかんの花が咲く丘」「時計台の鐘」「灯台守」「見上げてごらん夜の星を」を歌うと、集まった全員の心の絆がさらに強まりました。
第2部「音楽会」で熱演する "Sing Joy" のみなさん |
途中でMCの松崎さんが「みかんの花……」の語りをしたとき、子供の頃を思い出して涙ぐみ声を詰まらせるという一幕もあり、歌にいっそう感情がこもりました。全曲を歌った後、会場から「イヨ〜、日本一」の声で「予期せぬアンコール」を受けたので、最後に得意の「大地讃頌」の大コーダ(終結部の和音)で演奏を締めくくりました。
後半に観衆に加わったそば打ち同好会の皆様やお客様の何人かから「今年の "Sing Joy" は、昨年と比べて格段の進歩をした」というお褒めの言葉を頂いて、ホッと胸をなで下ろすとともに、 "Sing Joy" のこれからの更なる躍進を決意しました。
終了後は、近くの中華料理店で忘年会兼打ち上げを開き、今年の反省と来年の活動、特に外部で発表会を開く案などを話し合いながら、団員はそれぞれ満ち足りて散会しました。
以上
(布施和夫記)
オーシャンプロムナード湘南で
「秋のアフタヌーン・コンサート」開催
シルバーウィークの9月20日、昨年に引続きDF会員高山重憲さんのご紹介により、鵠沼海岸の有料老人ホーム「オーシャンプロムナード湘南」で、入居者、家族及び施設役職員約50名を前に、 "Sing Joy" の秋のアフタヌーン・コンサートを行いました。当日は出演者17名、指揮:堀江磨、ピアノ伴奏:堀江和泉、司会:松崎浩の体制で臨み、下記の合唱曲8曲とピアノ独奏を披露しました。
開演前全員集合 |
当日のプログラム
第1部
(1)やなせたかし作詞・木下牧子作曲
「男性合唱による10のメルヘン『愛する歌』」より、
- ひばり
- さびしいカシの木
- きんいろの太陽がもえる朝に
(2)ピアノ独奏(リスト「ため息」堀江和泉)
第2部
- Sing Along
- 川の流れのように
- 時計台の鐘
- 見上げてごらん夜の星を
- アンコール:大地讃頌
DFコーラス同好会として発足した "Sing Joy" は今年で8年目を迎え、団員は現在18名で、月2回の練習と月1〜2回のボイストレーニングに励んでいます。今年の4月からは、発足以来ご指導をいただいているピアニスト堀江和泉先生のご子息でプロのオペラ歌手、NHK全国合唱コンクール東京都審査員の堀江磨先生を指揮者にお迎えして、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲に度々なったことがある木下牧子さんの合唱曲に取組み、今回のコンサートがそのお披露目になりました。コンサートは、松崎さんの軽妙でユーモアに富んだ司会で始まり、DFの紹介、"Sing Joy" の自己紹介、合唱曲集「愛する歌」誕生のエピソードへと進みました。『あんぱんまん』の作者で有名な やなせたかしさんが1966年に処女詩集『愛する歌』を出版されたこと。藝大出身の木下さんが受験に失敗して浪人中に、本屋の店先でやなせさんの詩集を手に取り素晴らしいと感動され、日頃の勉強の疲れを癒すために曲を付けられたことが始まりであること。その後、数十年の歳月を経て、ごく最近10曲をまとめたこの合唱曲集が刊行されたこと。そして「偶然にも、今日が木下牧子さんの60回目の誕生日なんですよ」の司会の説明により聴衆の関心がこちらに引寄せられたところで、1曲目の「ひばり」の演奏に入りました。2曲目の「さびしいカシの木」3曲目の「きんいろの太陽がもえる朝に」を無事うたい終え、「ブラボー」の掛け声が飛んだところで、団員は一度退場し、その後、ピアノ伴奏者堀江和泉先生のピアノ独奏「リストの『ため息』」が披露されました。
いざ演奏開始 | 司会松崎さんによる曲紹介 | 堀江和泉先生のピアノ独奏 |
第2部は "Sing Joy" のテーマソングである「Sing Along」を全員が色とりどりのセーターを着込んで歌いながらミッチミラー合唱団スタイルの振り付けで入場しました。団員が大好きで皆さんとご一緒にうたえるような歌3曲、「川の流れのように」「時計台の鐘」「見上げてごらん夜の星」を披露し、去年好評で館長さんからもリクエストのあった男性4部合唱「大地讃頌」をアンコール曲としてうたい盛大な拍手に包まれながらコンサートを無事終了することができました。「 Sing Joy の合唱を聴き感動して涙が出た」「去年より格段進歩されています」「来年も是非きてください」等の有難いお言葉を頂戴して、オーシャンプロムナード湘南を後にしました。帰途に藤沢駅前の居酒屋で「反省会」を開き、レベルアップを図るためには更なる精進が必要であることを全員で確認し合って散会しました。
Sing Along のパーフォーマンス | 演奏風景① |
演奏風景② | 演奏風景③ |
"Sing Joy" の団員は18名ですが、メンバーの大半はコーラスの未経験者で、 "Sing Joy" に参加して初めて合唱に触れた者が殆どです。"言葉の持つ意味とその響きの美しさに重きを置く"をモットーとして、前述の通り月2回の練習に加え、ボイストレーニングに励み、東京都合唱祭参加、病院・高齢者センターなどでのミニコンサート、他の合唱団の発表会でのゲスト出演などの演奏活動を行っています。ご関心のあるDF会員の方は "Sing Joy" のメンバーにお気軽に声をお掛けください。
以上
(文責/習田和彦)
"Sing Joy" 第70回東京都合唱祭に初出演
当部 "Sing Joy" 男声合唱団は、昨年友情出演した女声合唱団「コールレーネ」と一緒に新宿文化センターで行われた東京都合唱連盟(全日本合唱連盟傘下)朝日新聞社主催の東京都合唱祭に出演し大好評を得ました(⇒昨年の共 演の記事はこちらからご覧ください)。
出だしは緊張していて怖々だったが、指揮者の笑顔と細かな指示のお陰で、曲が進むにつれて口が開いて声が出て来るのが分かる。ちゃんと歌詞を思い出さなくちゃと思っていたら、あっという間に2曲が終わり、会場からの割れるような拍手で目覚め。拍手の大きさに驚き。ちゃんと歌い切ったんだ。それまでの練習や、当日のリハーサルの時ですら音程やリズムが中々合わなかったのに、火事場の馬鹿力だろうか。
何とか無事に終わり胸をなでおろしました(一団員の感想)。
「コールレーネ & "Sing Joy"」 |
美しいハーモニーを奏でるプログラム表紙 |
第70回東京都合唱祭
合唱祭は7月18日(土)に開催され、 "Sing Joy" は女声合唱団「コールレーネ」との合同混声で「故郷」と「大地讃頌」を演奏しました。フォルテシモで大地讃頌を歌い終えると、会場からは大きな拍手とブラボーの声。合唱祭講評団(7人のプロの先生)の方々のコメントも大変好評で、次回以降も「頑張ってやっていこう」という気持ちにしてくれるものでした。
70回目を迎えた今回の合唱祭には300を越す合唱団が参加し、ハーモニーの美しさを披露し合いました。そのうちの11の合唱団の演奏を聴きましたが、それぞれ特徴を持ち、楽しく、それなりに美しく歌っていました。とても上手なグループも多くて、大いに刺激になりました。
今回の合同混声演奏は、団員の小沢氏の紹介による女声コーラスの「コールレーネ」との共演です。「コールレーネ」は、今回指揮をされた谷さんの指導の下、熱心に練習を続けている非常にレベルの高い合唱団です。38年の歴史を持ち、毎年のようにリサイタルを開いています。当方は結成7年、各種施設訪問演奏を中心に活動を行ってきました。この1年で部員が増加し、4月からは指導者にプロの声楽家堀江磨氏を招いて練習に励んでいます。
熱唱する "Sing Joy" のメンバー |
来年の合唱祭のことは未だ分かりませんが、ともあれ、腹の底から声を出すことはとても健康に良いそうです。しかも、イタリア仕込みのプロ声楽家による優しく厳しい指導もついています。最初は周りの人の音に合わせて真似ているだけでも、やがて歌えるようになります。譜面の読み方、音の取り方、良く通る声の出し方が少しずつ身に付きます。今からでも遅くありません、喜びを共に歌いませんか。Join "Sing Joy" !
以上
(文責:猪野久仁朗)
"Sing Joy" 創部7周年記念パーティ
5月24日(日)15時から、コーラス同好会 "Sing Joy" は創部7周年を迎え、記念祝賀会を開催した。会場は、メンバーの神山さんのご配慮で、今年も眼下に隅田川・浅草寺を望むアサヒビール本社のゲストルーム。
今回は、創部以来リーダーならびに指揮者として、団員を育て、束ねて来て頂いた井上さんが今回をもって一区切りをつけられることとなり、井上さんへの感謝の会も兼ね開催。
メンバー18名全員、そしてピアノ伴奏でご支援頂いている堀江和泉先生、また日頃ヴォイストレーニングでお世話になっており、今年から井上さんの後を受けて合唱指導・指揮をお願いすることとなったご子息の堀江磨先生もお招きし、総勢20名が参加した。
第1部:「歌で辿る7年の歩み」
まずは普段の練習時と同様、身体ほぐしのストレッチを三枝さんのリードで行い、早速、発声練習代わりに、眼下に隅田川を望みながら、毎年の周年記念で恒例となっている滝廉太郎の "花" を斉唱。いよいよ今日のプログラム第1部がスタートした。
今回は、「歌で辿る7年間」ということで、井上さんの選曲・指揮で、創部時のテーマ曲「ぼけたらあかん」に始まり、「夏の思い出」「見上げてごらん夜の星を」「とうだいもり」「希望の島」「いざ起て戦人よ」「Sing Along」「サライ」「大地讃頌」アンコ-ルとして「Amazing Grace」の10曲を合唱した。
Sing Joy 立ち上げ時からご苦労頂いた井上さんは勿論、団員一人ひとり思い出をたどりながらの合唱で、思いなしか、みんなの顔もしみじみとして潤んでいる感じ。
思い出をたどり、心を込めて歌いました | 井上さん、話しにも熱が入ります |
曲の合間には、井上さんから、それぞれの曲の演奏に因んだ思い出話があった。そして、Sing Joy は、"歌声喫茶のような雰囲気で楽しく歌おう、コーラスを通じ、相互理解と交友の輪を広げよう" という趣旨のもと12名で発足、2008年5月19日、麻布十番のスタジオでの初練習から、昨年11月の女声合唱団コールレーネの定期演奏会への賛助出演までの7年間の歩みについて、お話があった。
合唱未経験のメンバーも多いなかで、今は全員が合唱の楽しさを体験、メンバーも18人を数えるに至った。お話からはこの間のリーダーとしてのご苦労が偲ばれ、改めて団員一同、感謝の念を新たにした。
合唱終了後堀江和泉先生より、井上さんにお礼のお花を贈呈し、お待ちかねのイタリアン料理とワインの第2部に移った。
7年間ありがとうございました |
第2部:記念パーティ
まずは、上原さんの音頭で、もちろんアサヒビールで乾杯。1時間ばかり歌った後でのビールの味も格別。どんどんピッチも上がり、各テーブルでは、シェフ自慢のイタリアン料理に舌鼓を打ちながら、思い出話に話は尽きない様子。
だいぶワインも回ってきたところで、皆さんのたっての所望で、堀江和泉先生のピアノ演奏、曲目はショパンの「バラード第一番」。ショパンが作曲した最初のバラードで、起伏の激しい、ドラマチックな曲。日頃の先生のしとやかで、ふくよかな印象とは一転し、圧倒的な迫力と覇気に満ちた演奏で、その素晴らしい技巧と情熱に、皆さん圧倒されている様子でした。続いては、磨先生のバリトン独唱、トスティ作曲、パリアーラ作詩の「マリア(MALIA)」。日頃ヴォイストレーニングを受けているメンバー一同、歌う姿勢、呼吸法、表情全てがお手本、朗々とした声に聞き惚れながらも、みんなのまなざしは真剣そのものでした。
美味しい料理と素晴らしい音楽を堪能、それぞれ大満足のうちに、メインディッシュへと進み、程よくアルコールも効いて、ここで Sing Joy の実力派の登場。
まずトップバッターは佐々木清廣さん。曲はトスティの「セレナータ」軽快な感じでいつもながらの伸びやかな声に魅了されました。2番手は、稲垣さんの「落葉松」。"落葉松の夜の雨に、私の心は濡れる♪♪‥‥ "、丁寧な歌声が心に沁みる感動的な独唱でした。曲想はがらりと変わり、3番手の田中さんは、プッチーニ歌劇より「私のお父さん」最後は菅原さんのドニゼッティ歌劇 "愛の妙薬" より「人知れぬ涙」。さすが Sing Joy のベースとトップテナーのリーダーだけに、いずれも感情のこもった熱唱、じっくりと聞かせてもらいました。
新たな決意を胸に全員で記念撮影 |
皆さんの演奏に聞き惚れているうちに、あっという間にお開きの時間が近づいたところで、新たに指導頂く堀江磨先生から、指揮・合唱指導就任のご挨拶があり、これからは Sing Joy 単独でのコンサート開催を目指して頑張ろうとの力強い言葉を頂き、全員の大きな拍手で賛意が伝えられました。
最後に、暮れなずみゆく都心を眺めながら、堀江磨先生の指揮で「Heilig」「ひばり」を歌い、明日からの活動へのエネルギーを充電しつつ、田中さんの締めの言葉でお開きとなりました。
以上
(盤若浩孝 記)