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海外旅行研究会

(2021年版)
世話役 山本 明男
info_粋山会

目次

掲載日 テーマ / イベント名 実施日
6月15日(x) 第82回「海外旅行研究会」
 ハイブリッド(対面+オンライン)例会
6月3日(金)

掲載日 2022年6月15日

第82回「海外旅行研究会」
 ハイブリッド(対面+オンライン)例会

第82回の例会は、2022年6月3日(金)、DF事務所スタジオ751にて対面+Zoomオンラインのハイブリッド方式で開催し、対面で8名、オンラインで6名が参加しました。対面での開催は、2019年12月以来の2年半ぶりとなり、久々に再会すると明るい笑顔で話が弾んでいました。コロナ感染も徐々に収束する兆しが見え始めており、今後は以前のように対面開催に戻ることに期待したいと思います。

今回は会員2名による報告がありました。

第1報告は、保坂会員による「2019年6月 北イタリア旅行 後編」で、昨年4月にオンライン発表されたイタリア・ヴェローナでのオペラ鑑賞の続編で、今回はヴェネチアなど北イタリアの有名な景勝地をご夫婦で旅された時の想い出を、素晴らしい写真と臨場感あふれる流暢な語りで詳しく紹介していただきました。

第2報告は、昨年末に入会された江戸野会員による「ザルツブルグ音楽祭とスイス周遊の旅 前編」で、南ドイツからオーストリアとスイスをレンタカーで精力的に駆け回られた時の旅行記を、各訪問地でのエピソードを交えて楽しく紹介してもらいました。今年8月には3年ぶりにまたレンタカーでの欧州旅行を計画されており、そのうち続編の興味深いお話を伺えそうです。

最後に世話役から今年10月のDF20周年記念総会で紹介する予定の海外旅行研究会紹介動画素案(パワーポイント)を試写し、出席者から更なる改良点などを協議しました。

例会後の懇親会はDF事務所近くのレストランで個室・90分限定で開催し、8名が参加しました。久々の少人数での対面懇親会でしたが、皆さん話したい話題が満載で、話は途切れることなく、あっという間に時間が過ぎました。欧米ではすでに海外観光地へ人出が戻り始めており、海外旅行研究会のメンバーも来年からはあちこちに出かけたいとテンションも上がり、活発な意見交換が行われました。以下はお二人の報告概要です。

海外旅行研究会に関心のある方は、是非、世話役(山本明男)までご一報ください。
<お問い合わせ先: a11389y@gmail.com 山本 明男>

次回例会は、今回と同様に「対面+オンラインのハイブリッド」で9月に開催予定です。

(世話役 山本 明男)

2019年6月 北イタリア旅行 後編

前編はこちら
保坂 洋
矢島 健児 会員

2019年6月14日から28日までの北イタリア旅行後半の、21日から28日まで、ヴェローナ、ボルツァーノ、コルチナダンペッツォ、パドヴァ、ヴェネチアを旅したご報告です。

アレーナ・ディ・ヴェローナにてオペラ「椿姫」を鑑賞、ジュリエットの家をミーハー的に楽しんだ後、列車でボルツァーノに着きました。

令和4年3月度月例登山
カレッツァ湖のドロミティ山塊

着いた日は雨でしたが、翌日は一転して快晴となり、パウロさんが運転するチャーター車で、一路コルチナダンペッツォへ向かいました。距離は150km、ドロミティ山塊を縫うように走る山岳道路ドライブです。まず目に飛び込んできたのは、前年2018年の暴風雨による大きな被害です。大木が根こそぎ倒れ、道路修復工事が行われていました。舗装され良く整備された道路ですが、山岳ワインディングロードで、多くの自転車、オートバイ、車が上下方向入り乱れてかなりのスピードで走っています。私は運転が好きなのですが、ネット情報の「危険が多く、自分で運転しない方が良い」を守り正解でした。パウロさんは、写真好きの私のために、頻繁にビューポイントに停車してくれました。「ここは一般のビューポイント」「ここは私が選んだビューポイント」。自分で運転していたら、前方を凝視するばかりで、周囲の素晴らしい風景を楽しむ余裕は生まれなかったと思います。ドロマイトという石灰岩からなる独特な形の山塊を、山小屋でのランチをはさみながら、十分に堪能することができました。

眼下のコルチナダンペッツォ
眼下のコルチナダンペッツォ

しばらく走ると眼下に「黄金の盆地」コルチナダンペッツォが見えてきます。こじんまりとしたコルチナの街はメイン道路が一本のみ。歩行者天国になっていて、両側に小粋な店が軒を連ねるリゾート地です。自然と良く調和し、落ち着いた素晴らしい雰囲気を醸し出しています。ホテルの窓から、夜は暮れゆく山並み、翌暁にはモルゲンロートをエンジョイ、そして快晴の朝、ゴンドラでファローリア展望台へ上がり、眺望に見惚れました。街に戻ると妙に賑やかなのです。やがて民族衣装を着た人々の合唱も始まりました。何と、この日(6/24)2026年冬季五輪会場にミラノ、コルチナが決定、急遽開かれた祝賀会でした。

コルチナの銀座四丁目
コルチナの銀座四丁目

翌3日目の朝、バスでヴェネチアへ。途中パドヴァに立ち寄って、青を基調としたジョットのフレスコ画で有名なスクロヴェーニ礼拝堂を見学、列車でヴェネチア駅に降り立ちました。標高1,000mを超えるコルチナの気温は20℃と快適でしたが、標高0mのここは、35℃を超える猛暑です。全員日傘を差した中国人ツアーの一団が歩いていました。ホテルロビーの冷たいレモン水、スピリッツ(プロセッコとアペロールのカクテル)の美味しかったこと!

楽しさを漕ぎ出す
楽しさを漕ぎ出す

お馴染みのサンマルコ広場、リアルト橋は寛ぐ人たちで一杯、ゴンドラも忙し気に行き来しています。ドゥカール宮殿の対岸にあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂の上からの展望は、何時までも眺めていたい程抜群です。二回目のヴェネチアは、入り組んだ狭い路地と運河の特徴をより奥深く探訪することができました。観光客があまり行かない場所に生活用品を買うのに便利な生協があったり、一人がやっと通れる狭い路地にある地元のワイン店に、Googleマップが正確に案内してくれてビックリしたり、車が禁止の島が多いのに舗装道路に車やバスが走るリド島があったりと、いろいろ楽しめました。

ヴェネチア大運河の賑わい
ヴェネチア大運河の賑わい

今回の北イタリア旅行で感じたことを一言でまとめてみます。

  1. 豊かなイタリアを感じました。南イタリアとは別の国のようです。
  2. 料理は南と比べると、より洗練されていてとても美味しいです。
  3. 本格的な登山、スキーも楽しめる高原リゾート地があるなど変化に富んでいます。
  4. イタリアらしからぬ(?)新しいシステムの導入に時の流れを感じました。
  5. 例:ミラノ駅の自動改札、ヴェネチアのボバレット乗船時のカードシステムなど

9ヶ月後、我々が訪れたベルガモでコロナ発生初期の頃、死者が続出「ベルガモの衝撃」と呼ばれる事態が起こりました。2年以上経った今では、ようやく少しずつ観光での往来ができるようになりつつありますが、今年2月からのロシアによるウクライナ侵攻の影響も大きく、かつてのように気軽に欧州へ旅行できる状況にありません。80歳が目の前に迫ってきましたが、もう少し思い出を作りたいので、早く正常に戻ることを祈念しています。

ザルツブルグ音楽祭とスイス周遊の旅 前編

江戸野 勝行

2016年8月3日から14日までミュンヘン、ザルツブルグからスイスを周遊し、再度ザルツブルグに戻るルートで個人旅行をしました。今回はその前編で8月3日から8日までの旅行記です。

最初の訪問地ザルツブルグでは、音楽祭の切符を入手していたので、アンナ・ネトレプコが主演するプッチーニのオペラ「マノンレスコー」を鑑賞し、会場でのレッドカーペットの上を歩き、しばしセレブになった気分を味わってきました。翌日はレンタカーで「世界で最も美しい湖畔の街」といわれるハルシュタットを見学し、陶器で有名なグムンデンの店では陶器をたくさん買い込みました。

ザルツブルグ音楽祭のレッドカーペット
ザルツブルグ音楽祭のレッドカーペット
ハルシュタットの絶景
ハルシュタットの絶景

その後列車でブレゲンツへ向かい、ボーデン湖の特設ステージにて開かれるブレゲンツ湖上音楽祭で、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」を鑑賞しました。プロジェクションマッピングを使った幻想的なステージで「誰も寝てはならない」の曲を聴いた後は、野外の寒さと空腹に耐えられず、途中退席するはめとなりました。というのも、レンタカーのNaviの使い方がよくわからず、ザルツブルグ駅に大幅に遅れて到着し、列車に乗り遅れたため、夕食を食べる時間がなかったためです。

ブレゲンツ湖上音楽祭「トゥーランドット」
ブレゲンツ湖上音楽祭「トゥーランドット」

メルキュールホテルで遅い夕食を食べていたら、隣のテーブルにいたドイツ人が私たちにアルコールをおごってくれました。彼はシュツットガルトから遊びに来ており、日本とドイツはともに産業が発達し繁栄している、と熱心に語ってくれたのが印象に残っています。

翌日またレンタカーを借りて、「ラインの宝石」といわれる中世の雰囲気を色濃く残す街シュタイン・アム・ラインに向かいました。そこで壁画を鑑賞したあと、近くにあるヨーロッパ随一水量が豊富な「ラインの滝」を見学し、次に森の中にあるヴィンタートゥールのオスカーラインハルトコレクションを鑑賞しました。オスカーラインハルトは比較的早い時期に蒐集を始めたためか、非常に良い作品が揃っており、印象派の作品が好きな私にとって、特に好きなゴッホの有名な絵画が3点もあり驚きました。

その後ルツェルンまでドライブし、有名なカペル橋を渡りました。夜はシュタットケラーで食事をしながら、スイスのにぎやかなヨーデルやアルプホルンのフォルクローレショーを観て、楽しいひと時を過ごしました。ここでも日本に親しみをもたれている様子のオーストラリアの夫人が我々の席に来られ、地元で「和牛」を育てていることなどの話題で話し込み、帰りにはカンガルーのピンバッチをくださいました。

メンリッヒェンのアルプホルンフェスティバル
メンリッヒェンのアルプホルンフェスティバル

翌日は朝からレンタカーでグリンデルワルドを目指し、そこからヨーロッパ最長のゴンドラでメンリッヒェンの山頂に着きました。ここは今回の旅行の目玉となるアルプホルンフェスティバルの会場です。ここからアイガー、メンヒ、ユングフラウ三山の素晴らしい眺めを見ながら、100人余りがアルプホルンを一斉に吹奏する様子はまさに壮観でした。またスイス伝統の旗投げ(旗回し)の妙技も見ることができました。今回の旅行は8月7日に開催されるこのお祭りを中心にスケジュールをたてましたが、期待にたがわぬ素晴らしいものでした。ここでは、フランス語のできる妻がリヨンからの姉妹と親しく話し込み、旅先での色々な方との出会いを十分楽しむことができました。

山頂のレストランで昼食を食べてから、ブリエンツロートホルン鉄道に乗るため駅まで行ったところ、予定していた列車はすでに満員だと分かり、次の列車が来るまでの間、近くのギースバッハの滝を見に行きました。それほど有名な滝ではありませんが、近くで見るとすごい迫力で、特に滝の裏側から眺めることができ、一層迫力を感じました。

ミューレンから見た三山の Abendrot
ミューレンから見た三山の Abendrot

次にブリエンツに戻ってロートホルン鉄道に乗りました。アプト式蒸気機関車で、SLとしては世界一の急勾配を、時速8kmで1時間かけて登りました。車中から眺める高山植物や広々とした谷、勇壮な山の景色は素晴らしく、1時間があっという間に過ぎました。車中には日本人乗客は皆無で、アラブ人やパキスタン人など国際色が豊かでした。その日はミューレンに泊まり、ホテルアイガーのレストランから眺める三山の夕焼けは本当に素晴らしく、まさにAbendrotでした。

翌日はアルメントフーベルのハイキングと、「女王陛下の007」で有名なシルトホルン展望台の絶景を楽しみ、次の目的地ツェルマットへ向かいました。ツェルマットではエーデルワイスの見えるハイキングツアーに参加予定でしたが、あいにくの雨で諦め、代わりにショッピングを楽しみました。