環境部会トピックス

平塚・ゆるぎの里作業報告

撮影:保坂 洋
2024年1月19日

環境部会自然保全活動分科会では、秋も深まった12月8日(金)に、本年4回目の平塚のゆるぎの里ハイキング道整備作業を行いましたのでご報告致します。

日和

師走に入っても暖かい日が続いていて、この日も暖かい陽気でした。日が当たると汗ばむぐらいの気温で、天気は散策にも整備作業にも最高でした。いつものように中央日土地様の事務所で山岸様にご挨拶した後、着替えをして、穏やかな里山の中を現地に向かいました。

ゆるぎの丘で昼食

遠く富士山や大山をはじめとする丹沢連山を見やりながら歩き、いつものようにゆるぎの丘に登りました。大きなえのきの木の下で、各自が思い思いに買ってきた弁当、おにぎりなどで昼食を取り、写真撮影をした後、各自、のこぎりや手ノコ、スコップ、かけや(大ハンマー)等の得物を携えていよいよ作業場所に向かいます。

メンバーは三浦、平井、高橋に加えて、全員メールから申し込まれた福本さん、藤谷さんが初参加され、合計5名。今回は丸太橋と階段ステップの補修がメインです。

丸太橋の補修

丸太橋に着いて、早速状況の確認です。橋の土台の部分は問題ありませんでしたが、一本の丸太の痛みが激しく、今回は補修しなくても何とか持ちそうでしたが、早晩取り換えが必要です。丸太の長さを測定し、ちょうど良い丸太を探すことにしました。

遊歩道の整備

枯れ葉で覆われた遊歩道を歩いていくと倒木が道を塞ぎ、足元も崩れかけていて、倒木を越えるのに一苦労。手ノコギリで切り落とすには幹が太過ぎましたので、中央日土地様にお伝えし、後日チェーンソーでカットしていただくようお願いすることにしました。

階段の状況

最終地点である尾根に登る急坂に到着し、枯れ葉を片付け、先回補修した階段の状況を視察しました。大きな被害はありませんでしたが、4、5カ所のステップについては補修が必要でしたので、早速、階段のステップやそれを支える杭となる倒木の調達にかかりました。周辺ではなかなか良い倒木がありませんでしたが、今回、尾根筋を鷹取山に向かったところ一帯を東電が高圧電流の電線の安全確保のため、広く伐採しており、そこでステップや杭に大きさがちょうど良い、細い雑木を手に入れることが出来ました。それを平井L持参の両刃ノコギリで、適当な長さに切りましたが、ノコギリの切れ味が素晴らしく、作業が進みます。切った後は鉈で杭の形に整えその杭をかけやで打ち込み、ステップを整えて完了です。始めると無我夢中になってしまいがちですので、声をかけあいながら、休み休み交代で行うようにしました。

帰路

満足いく仕上がりに、達成感を味わったところで、帰路につくことにしました。尾根筋を鷹取山へ向かう途中で丸太橋に良さそうな倒木を見つけましたが、体力も消耗し、時間も経過していましたので、今回は丸太を持って行くのをあきらめ、次回にすることにしました。前回とは違ったコースで霧降の滝の脇を通って帰ります。無事、着替え場所である中央日土地様の作業事務所へ到着。ほっとしたところに、中央日土地の亀山様達が待っていてくれました。久しぶりにお会いして笑顔がこぼれます。ご挨拶と種々情報交換をした後はいつもお世話になっている山岸さんからおいしいお茶と地元で取れたレモンをお土産にいただいて、感謝、感謝。

懇親会と反省会

松岩寺停留所から予定していたバスに乗り、平塚駅前へ。いつもの酒どころで、まずはビールで乾杯。地場で取れた新鮮な刺身に舌鼓を打ちました。ここは日本酒の種類が多く、いつもどれにするか悩みます。おいしい日本酒、おいしい料理を堪能し、反省会も終え、皆大いに満足して次回の集まりを約しながら、帰宅の途につきました。

次回は来春3月頃に実施する予定です。ご参加をお待ちしています。

以上(環境部会自然保全分科会サブリーダー 高橋 淳)