環境部会トピックス

平塚・ゆるぎの里作業報告

撮影:保坂 洋
2023年11月17日

環境部会自然保全活動分科会では、秋たけなわの10月23日(月)に、本年3回目の平塚のゆるぎの里ハイキング道整備作業を行いましたのでご報告致します。

日和

ここ数日は晴天が続いていて、この日も天気が良く、大山をはじめとする丹沢連山がくっきりと見えました。少し汗ばむくらいの気温で、気持ちの良い最高の天気。足場も良く、作業にも問題ありません。中央日土地様の事務所で山岸様から新しく担当となられた米谷様をご紹介いただき、ご挨拶した後、着替えをして、現地に向かいました。

ゆるぎの丘で昼食

いつものようにゆるぎの丘に登り、大きなえのきの木の下で、各自が思い思いに買ってきた弁当、おにぎりなどで昼食をとりました。バスに乗る前に有志が買ってきた平塚名物のつるやの都饅頭や中秋のさつま揚げのお裾分けがあり、一同おいしくいただきました。今回は保育園児たちとの遭遇はありませんでしたが、快晴の中、180度パノラマの景色を満喫しました。各自、ノコギリや手ノコ、スコップ、かけや(大ハンマー)等の得物を携えていよいよ作業場所に向かいます。

メンバーは中西、三浦、矢澤、平井、高橋に加えて、全員メールから申し込まれた矢野さんが初参加され、合計6名。今回は丸太橋と階段ステップの現況確認と夏の間に草が生い茂った遊歩道の清掃がメインです。

丸太橋の補修

丸太橋に着いて、早速状況の確認です。一目見て、橋の手前の根本部分の土台が弱くなっているのが分かりましたので、早速補修にかかりました。地盤が緩んでいることから、手ごろな大きさの木を土台と橋の間に差し込んで、かけやで打ち込みました。次回も確認が必要です。

先回は丸太を3本入れ替えました。チェックすると結束状況は問題ありませんでしたが、一本の丸太の痛みが激しく、取り換えが必要と判断。次回、作業を行うことになりました。

遊歩道の整備

夏に生い茂った草を刈りながら、進むと倒木が道を塞いでいたので、手始めに皆でかわるがわるにノコギリで切り落とし、道を整備しました。さらに遊歩道の草刈りを精力的に続行しながら進むと見違えるほど、きれいになっていくのが実感できました。ひとしきり作業をした後、一旦小休止してその後、最終地点である尾根に登る急坂に向かいました。

階段の状況

到着するとすぐに前回設置した階段の状況を視察しましたが、大きな被害がないことが確認でき、一同ほっとしました。ただし、いくつかのステップについては補修が必要でしたので、早速、階段のステップやそれを支える杭となる倒木の調達にかかりました。なかなか良い倒木がありませんでしたが、なんとか探し出し、適当な長さにノコギリで切り、ナタで形を整えました。その杭をかけやで打ち込み、ステップを整えて完了です。

帰路

作業を終え、皆で達成感に浸りながら帰路へ。今回は初めて参加の方もおられるので、尾根道をたどって景色を見ながら帰ることにしました。途中は倒木もあり、かなり荒れていましたが切り開きながら進みます。いつものように山神様のところでお祈りをして、松岩寺で長寿の水を飲んで、無事、着替え場所である中央日土地さんの作業事務所へ到着しました。いつもお世話になっている山岸さんからおいしいお茶とナスをお土産にいただいて、皆感謝。

懇親会と反省会

松岩寺停留所から予定していたバスに乗り、平塚駅前へ。先回は休みで入れなかったいつもの酒処で、まずはビールで乾杯。歓声が上がったところで、新鮮な刺身に舌鼓を打ちました。悩むほど種類が多い日本酒を飲む人、ハイボールの人等、それぞれが好きな飲み物を注文し、おいしい料理を堪能しました。反省会も終え、皆大いに満足して次回の集まりを約束しながら、帰途に着きました。

次回は12月8日に実施する予定です。

以上(環境部会自然保全分科会サブリーダー 高橋 淳)