環境部会トピックス

平塚・ゆるぎの里作業報告

撮影:保坂 洋
2023年6月27日

環境部会自然保全活動分科会では、梅雨入り直前の 6月5日(月)に、本年2回目の平塚のゆるぎの里のハイキング道整備作業を行いましたのでご報告致します。

作業日和

数日前に南海上を台風が通過して激しい風と大雨が降った後でしたが、前日の天気もまずまずで、当日は足場も悪くなく、晴れ間もあって作業には問題ありませんでした。中央日土地様の事務所で着替えを終えた頃、ちょうど中央日土地の皆様が山から下りてこられましたので、日頃のご協力に感謝を申し上げた後、現地に向かいました。

ゆるぎの丘で昼食

いつものようにゆるぎの丘に登ると地元の保育園児の遠足用のお弁当を運んできた方々と遭遇、木々の名前や鳥の鳴き声について会話を楽しんだ後、各自が思い思いに買ってきた弁当、おにぎりなどで昼食を開始しました。そうこうするうちに保育園児たちが登って来て、かわいらしい姿に心がなごみました。保育園児たちとの出会いを楽しんだ後、各自、のこぎりや手ノコ、スコップ、かけや(大ハンマー)等の得物を携えていよいよ作業場所に向かいます。

メンバーは中重、三竿、平井、高橋の4名。今回は先回の作業時に気になった丸太橋の補修がメインです。

階段の状況視察

まずは台風の影響を確認するため、ハイキング道全体を視察することにしました。途中の道筋には風で倒された木が点在し、荒れていましたが、倒木を乗り越えながら進み、何とか最終地点である尾根に登る急坂まで到達。設置した階段の状況を視察しましたが、大きな被害がないことが確認でき、一同ホッと胸をなでおろしました。その後、若干の階段補修を行った後、丸太橋用の丸太の調達にかかりました。尾根にあった丁度良い倒木に目をつけ、不要部分をのこぎりで切りました。木を切るのは力仕事です。かわるがわる交代で切り出しました。切り出した木は重量もあるので、運ぶのも一苦労です。坂を慎重に3人がかりで担いでおりました。

丸太橋の補修

先回来た時に気になったのは丸太5本の中2本です。傷みが早く、取り替える方が良いと判断しました。丸太1本は先回来た時に調達済みでしたので、早速、針金を外して再度組み直しにかかりましたが、よくよく見るともう1本丸太の取り換えが必要です。早速、手分けして探したところ、近くの沢に倒れこんでいる木を発見、藪と沢の中に入り込んで、切り出しました。これで3本揃いましたので組み直しにかかりましたが、自然木なので微妙に曲がっていて、すき間のないように組み合わせるが大変。諦めかけていたころ、奇跡的にうまく組み合わさり、早速、針金で結束開始、予定時間が過ぎる中、疲労もたまり始めましたが、なんとかやりきりました。

帰路

皆、達成感に浸りながら、帰路へ。予定時間を過ぎていたので最短距離を帰ることにしました。ところが途中、土砂崩れで道に土が流れ込んでいるところや倒木が道を塞いでいるとこがあり、皆慎重に足を進めました。定刻より遅れて無事、着替え場所である中央日土地さんの作業事務所へ到着。いつもお世話になっている山岸さんから紫タマネギやジャガイモ等をお土産にいただいて、皆感謝。

尚、土砂崩れ箇所については中央日土地さんが早速、視察に行き、市への連絡手配をされました。

懇親会と反省会

いつものバスには乗れなかったため、中央日土地さんのご厚意で近くの中沢橋まで車で送っていただき、そこからバスに乗り、平塚駅前へ。いつものお店が休みで別の魚がうまいお店へ。今日の作業の満足感に浸りながら、まずはビールで乾杯。新鮮な刺身、おいしい料理と日本酒を味わいました。反省会も終え、皆大いに満足して次回の集まりを約束しながら、帰宅の途に着きました。

次回は10月ないし11月に実施する予定です。

以 上(環境部会自然保全分科会サブリーダー高橋 淳)