行方市立北浦中学校での「いじめ熟議」授業に参加

地域デザイン総合研究所
2024年3月27日

地域デザイン活動の一つとして、2023年4月より茨城県行方市との連携を検討しています。昨年12月に地域デザイン総研のメンバー及び関係者で第2回目の同市訪問を行い、行方市教育委員会の幹部職員との情報交換の会議も行い、その会議を受けて、教育委員会の学校教育課 指導主事から行方市立北浦中学校1年生の、いじめ防止を目的とした生徒のグループ協議「いじめ熟議」へのDFメンバー参加の提案がありました。

理科実験、キャリア教育、探究学習支援には実績のあるDFですが、いじめ熟議は初めてであり、十分な事前調査とZoom会議を行い実施に臨みました。
いじめは文科省の指導の下に重点的に指導が行われており「いじめをしない! させない! 見過ごさない!」を教育しています。
北浦中学1年生ではいじめの事前学習が終わっており、2回に「おとなとの熟議」とその振り返りと3回連続授業の2回目を2月28日にDFが担当することになりました。

DFからの参加メンバーは岡田知之、小林慎一郎、小島千代美、髙橋宜治、戸田邦男
藤村峯一、保坂 洋、守屋雅夫(敬称略アイウエオ順)8名が参加しました。1年生は42名で班別に分かれて熟議を実施しました。
大変デリケートで難しいテーマであったにもかかわらず、各グループ共に生徒の皆さんから率直な意見を引き出すことができ、生徒の反応は「大人と話して考えが深くなった。他人を思いやる気持ちが大切だと分かった」など殆どの生徒が前向きの感想を寄せてくれました。

熟議終了後、同中学校校長先生、学年主任の先生、教育委員会主事と懇談を行い、今回の議論に関する感想や成果を確認しました。行方市との取組みはこの熟議が初めてであったが、これをきっかけに、今後、同市との連携を広げて行きたいと考えています。

急激な人口減少で学校や市役所の統合につき知識として知っていても中学生を含む地域の皆さん実態を体験を通して知れたことは大きな収穫であったと考えます。

以上(岡田 知之、藤村 峯一