茨城県行方市理科実験試行打合せ記録

地域デザイン総合研究所 理科実験
2023年12月27日

2023年11月21日(火)9:30~10:30、DFオフィス751スタジオにて、コラボを検討している茨城県行方市の地域開発プロジェクトマネージャーを務めるウルジさんを囲んで、理科実験グループ有志6名と、行方市での今後の理科実験の進め方について打合せを持ちました。

モンゴル人のウルジさんは、2016年DF15周年記念行事モンゴルツアーでお世話になって以来、DFとはお馴染みの方ですが、2021年東京オリンピックでモンゴル選手団が行方市を合宿地とした縁で現職となりました。地域デザイン総合研究所が活動を始めた時期と重なり、深い縁を感じます。4月に行方市のメンバーがウルジさんと共にDFに来訪、6月にはDFの有志で行方市を訪問し、情報交換を行う中で、「理科実験を現地のシニアに伝授するプロジェクト」案が浮かび上がってきました。

従来、DF理科実験グループは、DFのメンバーが現地へ赴いて子どもたちに理科実験を実施するという方式ですが、今回の目的は違います。「現地のシニアに理科実験をしていただくこと」で、我々はそれを可能にするための支援をするという役割です。「継続的に現地のシニアが現地の子どもたちに理科実験を実施する」それを可能にするためのノウ・ハウを、DF側が伝授し、「行方市に行方市のメンバーで構成する理科実験グループを設立」することです。

まず、このことを行方市とDFを結ぶ役割を担うウルジさんに、十分理解していただくためのミーティングでした。

そして、12月22日(金)第2回DFの行方市訪問が決まりました。教育委員会にもご紹介いただけるとのことです。6月に行方市を訪問した時に、意見交換している中で、理科実験を行方エリアテレビ(地域テレビ)で実況中継してはどうかという案が浮かんできました。録画をオンデマンドで視聴もできます。TVスタジオと隣接して、教室のようなホールがあり、理科実験が可能です。まずは現地の方に見ていただき、理科実験の楽しさと有益なことを肌で感じていただくのが良いのではというアイデアです。具体化に向けて、一歩づつ進めたいと考えています。

しかし、実現までの壁は低くありません。実は、ボランティアで、理科実験をやってみようと手を挙げるシニアの方を輩出することはとても難しいことを経験しているのです。単に理科実験をやって見せるだけでは、それで終わりになってしまう可能性があります。行方市と摺り合わせを重ね、知恵を絞って「行方市民による、行方市理科実験グループ」設立を目指して、一同頑張ります。

以上(保坂 洋)