環境部会自然保全活動分科会では、暮れも押しせまった12月23日(金)に、本年3回目の平塚のゆるぎの里の遊歩道整備作業を行いましたので報告を致します。
絶好の天気
当日は風が強く寒い日でしたが快晴で、素晴らしい姿の富士山と丹沢山塊の雄である大山がくっきり見え、最高の天気でした。日頃よりご協力を頂いている、中央日土地の皆様に年末のご挨拶をした後、早速現地に向かいました。
保育園児との昼食
現地ではいつも昼食をとるゆるぎの丘で、地元の保育園児たちと遭遇。孫のような子供たちとふれあいを楽しみました。時々、保育園で山歩きをしているとのこと、我々の遊歩道整備にも力が入る思いでした。園児たちと一緒におにぎりなどで腹ごしらえをした後はいよいよ作業場所に向かいます。
丸太橋の状況
今回のメンバーは戸田、中西、三竿、平井、高橋の5名。各自、のこぎりや手ノコ、かけや(大ハンマー)等の得物を携えて出発しました。途中、階段ステップの材料である手ごろな倒木を物色、のこぎりで適当な大きさに切り分けながら、何本かの倒木を越えたり下を潜ったりして進みます。
まずは先月、丸太を針金で結束した手作りの丸木橋の状況を確認しましたが、しっかりと結束され、丸太橋の渡り具合も良く、一同ホッとしました。
丸太橋の状況
さらに、道をどんどん進んで今日の目的地である尾根に登る最後の急坂に到達。ここには昔、我々が作った階段がありますが、前回の調査で、自然崩壊した箇所が5~6段ほどあり、安全性に問題があると判断していました。来る途中で倒木を切り出して持ってきた材料だけでは足りませんので、早速、階段の材料(横木と杭)集めに取り掛かります。自然の材料を使って人力で施工するのが我々自然保全分科会の基本です。材料がある程度集まったところで、杭打ちです。スコップで少し穴を掘って、杭をかけやで打ち込みます。最初はなかなかうまく打ち込めませんでしたが、かわるがわるやるうちに慣れてきて作業が進みます。杭打ちが終わると横木を置き、周辺の土をスコップで整備、足で土を固めて完成です。
作業を終えて
途中、休憩をはさみながら、階段を6~8段ほど作るともう帰る時間になっていました。もともとの今日の作業目標は材料集めのみでしたが、大幅に作業が進み、階段の設置をほぼ終えることが出来ました。力をあわせるとやはりすごいとちょっとびっくり。
帰路
皆、達成感に浸り、次回の作業箇所を確認して帰路につきました。着替え場所である日土地さんの作業基地にたどり着くといつもお世話になっている山岸さんが焼き芋を用意してくれていました。ごちそうになり、大きな薩摩芋までお土産にいただいて、皆感謝。
懇親会と反省会
松岩寺停留所からバスに乗り、平塚駅前へ。このところ、ひいきにしている平塚駅前の酒どころで、今日の作業の満足感に浸りながら、まずはビールで乾杯、新鮮な刺身とおいしい限定日本酒を堪能しました。反省会も終え、皆大いに満足して次回の集まりを約束しながら、帰宅の途につきました。