2023年4月6日
新たに開発された「植物」の理科実験授業を3月14日に小平第9小学校の正規授業で実施しました。「ミクロの世界をのぞいてみよう~植物の持つすごいちから~」のテーマ名が示すように、子どもたちと一緒に手を動かして、ミクロの世界を顕微鏡で覗き見て、生命の生きる力の不思議を伝えました。
- 実際に顕微鏡に触れて使い方とサンプルのつくり方を学び、100万分の1メーターのミクロの世界を観察する
- 動くことのできない植物がエネルギーを得て生きていくためのミクロの構造を顕微鏡で観察して光合成の仕組みを学ぶ
- 動物は動き回り、動けない植物からエネルギーを得て、地球上で共存する生命の不思議を学ぶ
当日は学校にお願いして通常の45分授業単位を60分に延長して頂き、午前午後に亘り、4年生3クラスに3回、計83名の児童に対して、DFからは9名が加わりました。
今回は学校の理科室に常備されている12台の顕微鏡を使う許可を頂き、児童と会員が一緒になって顕微鏡操作とサンプルづくりに夢中となり、なんとか子どもたちが感動するミクロの世界が見える試料調整が出来ました。今回使った植物は、DF会員の庭から摘んだパンジーの花と葉や豆苗の茎などでした。
なお、これに先駆け、3月3日には、DF理科室で事前研修を行い、顕微鏡の使い方、サンプル調整のやり方などの子どもにわかりやすい授業が出来るように検討して、本番に臨みましたが、生物の授業は生き物相手なので、都度微妙に植物の状態が異なるなどの難しさも感じた次第でした。
以 上(加藤 信子、松尾 裕)