学校地域支援員活躍の理科実験出前授業を実施理科実験グループ トピックス

2023年９月22日（土）、大田区立東調布第一小学校の正規学校授業として、「水溶液の性質と働き」をテーマに理科実験出前授業を行いました。この授業の特徴は、学校地域支援員が講師として協力する新しい方法を採用したことです。

学校地域支援員は大田区教育委員会によって任命されており、この学校では「とういちサポーターズリンク」という名前で学校内活動をしています。

この新しい方式は、感染症の拡散を避けるために、多数の来訪者が学校を訪れることが難しい状況下で始まりました。そのため、DFから最低限の人数の講師を派遣し、必要な講師は学校地域支援員にサポートしてもらうというアプローチを取りました。

外部者と児童の接触を避けるために、授業は講義と実験に分かれて行われます。講義部分はDFのテーマリーダー１名がオンラインで行い、児童全員はタブレットを使って受講します。その後、実験部分はクラスごとに学校地域支援員と少数のDFメンバーが担当します。支援員たちは、事前にDFの実験テーマに関する原理、実験手順、指導要領やノウハウを数回にわたり説明を受け、予備実験も行っています。

この方式は、将来、DFの理科実験メンバーが年間を通じて多くの授業を提供する際に、効果的な手段として機能すると思われます。また、遠くの地域や海外からの要請にも効率的に対応できるアイデアと考えます。

今回のテストケースを十分に検証し、子どもたちに理科が好きになってもらえるよう、DFの理科実験授業の幅をさらに広げていきたいと考えています。