エコキッズ探検隊で理科実験出前授業理科実験グループ トピックス

2023年8月29日

8月16日(水)2023年度エコキッズ探検隊で理科実験出前授業を行いました。このプロジェクトの主催はNPO法人大丸有エリアマネジメント協会(三菱地所など、大手町・丸の内・有楽町地区の企業各社が中心となって組織されているソフト面でのまちづくりを進める役割を持つ協会)であり、環境・社会貢献活動の一環として、子どもたちを対象に体力づくり、まちめぐり、理科実験、食、工作、音楽などのワークショップを実施しているものです。

今年のDF理科実験教室は、午前に「クレーンのひみつ滑車のはたらき」、午後に「エタノールで船を走らせよう(表面張力)」を実施しました。初めての試みは、「滑車」をテーマに授業した後、子どもたちを連れて実際にオフィス街に出て、日比谷通りからKDDIビルの脇の地下鉄につながるシースルーのエレベータが6連の滑車で動いている様子を観察しながら滑車の解説をしたことでした。

また、今回保護者向けに実験機材を1組用意して、子どもたちとは別に希望者には保護者にも体感してもらったことです。このことで家庭内での理科に対する親近感を持ってもらえることを期待しています。

後方で同席した保護者のアンケートでも、DF理科実験のコンテンツ&多数の講師メンバーによる手厚い対応と、実験で体感し結果から理解を進める方式に、次のような評価を得ています。

  • (保護者)紙でしか学べない滑車を実際に触って、実験結果から「滑車の原理」を理解でき、小先生の手厚い対応で理解が進み、理科が好きになったと手を挙げていたとの評価あった。
  • (保護者)滑車利用の歴史の話も評価を得た。
  • (保護者)プログラムの流れ、水分子の分子間力への説明が良い。子ども向けにもかかわらず、本質に踏み込んだレベルの高い内容で、小先生の対応が子供の好奇心を満たして、満足している様子が見られた。
  • (保護者)ただ実験するにとどまらず、自分で発展させていくことまでの説明があり、良いプログラムと思った。
以 上(関口 洋一)