2024年1月定例山行

粋山会
2024年2月16日

冬の陽だまりハイキング上野原要害山(536m)からコヤシロ山(592m)

実施日

2024年1月22日(月)

参加者《50音順、敬称略》

蒲生邦道、立石裕夫、古屋直樹、真弓博司、三木延義、柳瀬計宣、幹事:江村泰一(記)

要害山の概要

要害山(536m)は中央線上野原駅の北方にあり、上野原市観光協会の「やまなしハイキングコース100選」にも選ばれ、そのHPでは以下の通り紹介されている。

地図
「登山口の小倉集落から望む、お椀を伏せたような愛らしい小山の風景はのどかで、ほっこり。でも昔、1本杉のたつ山頂に甲斐・相模・武蔵の国境警備のための「大倉砦」が置かれていた。山頂までは木漏れ日の気もちいい雑木林の道。砦の名残りから広く開けた山頂は、360度のパノラマで眺望は申し分なし!美しい富士山を道志や丹沢の峰と一緒に眺め、眼下に上野原市街地もくっきり。山頂手前に直登をさえぎる岩があるなど、よく探せば歴史の跡も見つけられるかも。山頂から尾根歩きで、さらに見晴らしを満喫できる。」

実際に登ってみた感想も上記の通りであったし、要害山から先のルートもアップダウンと展望、スリリングな岩場等変化に富み、低山ながら満足のいく山行であった。

山行の概要

1月の定例山行では例年、寒さと日没が早いことから、標高があまり高くなく、行程も短い山を計画しているが、今回も最高点の標高600m強、全行程標準コースタイムで約3時間弱という比較的軽いコースを選んだ。 最寄り駅は中央線の上野原駅であるが、そこから登山口までのバス便が1日2本という状況なので往復ともタクシーを利用した。

登山口にて
登山口にて
要害山に向かって
要害山に向かって

前日は南岸低気圧の接近で大雨、山沿いでは警報級の降雪との予報もあり心配したが当日は晴天、このあたりも雪ではなく雨であったとのことで一安心。上野原駅に7人のメンバーが集合、登山口までは車で15分程度である。

鏡渡橋で車を降り、陽あたりのいい里山の集落の車道をのんびり15分歩くと神社があり、そこから本格的な登山道となる。結構な急傾斜であるが、長くは続かず約30分で大杉のある頂上に着く。本当に見晴らしのいいところで、最初は隠れていた富士山もわれわれの到着を待っていたかのように少し顔をのぞかせてくれた。

要害山山頂の大杉
要害山山頂の大杉
要害山 山頂にて
要害山 山頂にて

ここからは少し下って、しばらくなだらかな道が続く。ここで古屋さんが少し下の斜面を走っていくイノシシを発見、ちょっと離れていたので問題はなかったがビックリ。この先は岩交じりの登り急傾斜で小ピークを2つほど超えていく。 要害山から約30分弱で「風の神様」という小ピークに着く。このピークからの下りは相当な急傾斜でロープを伝っての下りとなる。下る途中でロープが巻いてある直径10センチ近くの木が、少しの接触で大きな音を立ててポッキリと折れて、一同ビックリ。 そんなに強く引っ張った訳ではなかったようで怪我もなくほっとする。

富士山が顔を出してくれました
富士山が顔を出してくれました
コヤシロ山頂にて、ここで昼食
コヤシロ山頂にて、ここで昼食

再び登りとなり、先ほどの風の神様から約30分で、次のピークのコヤシロ山に到着。ここは先ほどの要害山より60mほど高い。ここからも富士山方面が大きく開けているが富士山は雲に隠れてしまった。ここで昼食休憩。

30分弱で出発。ほんの少し登り返して、本日の最高点実成山(みなしやま)(609m)を通過、さらに20分で尾続山(538m)を通過、あとは比較的緩やかで、整備の行き届いた道を30分下って尾続バス停に到着、本日の山行を終了。タクシーで上野原駅に戻った。

尾続バス停に下山しました
尾続バス停に下山しました
打ち上げ
打ち上げ

いつもなら駅周辺での打ち上げとなるのだが、上野原駅周辺には適当な店がなく、電車で高尾駅まで戻り、駅近辺の居酒屋で盛大に打ち上げを行って解散した。

以上(江村 泰一)