第141回DF経済・産業懇話会開催
「日本産業は何を目指せば生き残れるか」
ロシア研究会共催「ウクライナ情勢検討会 その4」
- 開催日
- 2022年11月4日(金)13時30分~15時40分
- 場 所
- DF会議室 Zoom ホスト菅原信夫会員
- 講 演
- 『ロシアの現状と今後の動き』
- 講 師
- 杉浦 敏廣 氏 (公財)環日本海経済研究所共同研究員 元・伊藤忠
- 参加者
- 37名
趣旨
ウクライナとロシアの戦況は刻々と変化しており、ウクライナがどうなるのか、ロシアはこのままで大丈夫なのか目を離せない状態です。
8月開催で素晴らしいお話をされた、杉浦さんに再登場いただきロシアの現状、ロシアの経済を支える天然ガスや原油の将来、ウクライナ問題の現況など、興味ある話題で討議の時間も含めて大変参考なる講演でした。
*資料は講師の希望で非公開です。
講演要旨:
- プーチン・ロシアは自壊する
- ウクライナ侵攻の近未来は? 大きな北朝鮮か? ロシアに救世主は?
- プーチンはウクライナ攻撃で3つのルビコン川を渡った。
天然ガスを政治の道具にすることで、世界からの信頼を失った。 - プーチンは失脚するか? 欧州はこの冬を乗り越えられるか?
ロシアは核を使うか? - ロシアの石油ガス産業は衰退する ロシアの孤立
- 石油・ガスの基礎知識のおさらい
- 世界の3大石油産出国の現状は?
- ウクライナ問題で日本のLNG価格が高騰したのか?
- 欧州の冬の備え、EUの天然ガスの貯蔵はほぼ満杯、3ヵ月分は確保
- 今後の石油価格は横ばいか、低下
- 日本の原油輸入のロシア依存はわずか、問題は95%が中東頼りの危うさ
- サハリン1・2のロシア編入は国際法違反、日本の新会社への移行参加はどう見るか?
- ロシア経済の現況と、プーチンを取り巻く政治体制
- ロシアの国家予算と原油・天然ガス依存、早晩厳しくなる
- 原油・天然ガスルートはどうなっているのか 欧州向けの輸出の現状は
- 欧州の天然ガス、ロシア依存度はどうなる
- パイプライン爆破の内容と実情 その目的は何か
- 今後の世界への懸念はなにか
プーチンの今後のシナリオ、中国の台頭、中央アジア・コーカサス諸国の混乱
菅原会員(ロシア研究会)コメント
- ウクライナ情勢はまだ変化しつつあり、この話題はロシア研究会としてもう少し追いかける
- 今後ウクライナの復興では大きなビジネスチャンスが生まれる。ロシアは衰退する
- この冬でロシアの終わりに近づくのか、見定めの時期
どのような形になるか、次回に進めたい