2022年7月4日
寺田 弘 会員が「私と映画の75年」を上梓
寺田弘会員(1117)が久しぶりに新作を上梓されました。1946年の小学1年生の時からの第1章、大学生時代の第2章に継ぎ、アルミニウム工業の産業界に在職中を経て、2021年までの文芸事務所で活動された第6章までの間に鑑賞された映画の感想に加え、夫々の時代背景を語られて、知らず知らずのうちに引き込まれていく楽しい本です。
寺田さんは日本ペンクラブ会員で、観光立国研究会の日本再発見紀行の編集委員もされています。
以 上(小林 慎一郎)
- 題名
- 「私と映画の75年(1946~2021年)」
- 著者
- 寺田 弘
- 発行所
-
有限会社サザンカンパニー
03-5227-2772
2022年6月14日
越 純一郎会員が安全保障学会賞を受賞
越純一郎会員が、(一社)日本安全保障・危機管理学会から学会賞を受賞されました。
日本安全保障・危機管理学会は、安全保障関係の専門家、自衛隊OB/OGなどで構成され、安倍晋三元首相が名誉会長を務めている学会です。越さんは、現在の理事長である二見宣氏より依頼があり、年間4回発行される機関誌「安全保障と危機管理」に「日本人が知るべき親日の歴史」の連載を約10年間の予定で、2020年より執筆を開始していたところ、第八回掲載終了後の段階で、今回、学会賞受賞となりました。
これまでに、下記を執筆済みで、今後も連載は継続される予定とのことです。
- 第一回
- ポーランド
- 第二回
- インドネシア
- 第三回
- 台湾
- 第四回
- トルコ
- 第五回
- ベルギー
- 第六‐七回
- ベトナム
- 第八回
- 親日国と対峙する際の一般原則
このうち、ポーランドとインドネシアに関して、越さんは2021年4月の技術部会で講演もされています。また、ベトナムについては、越さんはDFの「ベトナム研究会」(会長は平井隆一会員)に所属していたため特に詳しく書いていますが、その執筆直後に今回の受賞が決定したそうです。
本件は越さんと平井隆一さんが加入している日本コーポレートガバナンスネットワークから、メンバー宛に今回の受賞について紹介されており、そこにご本人からの感想文も寄せられていますので、以下に転載致します。
【今回の受賞について】(越会員寄稿)
毎回3000字では大したことを書けず、しかも、特に「名文」でもなく、また、歴史学に残る研究業績や新事実の発見などが無いにもかかわらず、拙稿の連載が学会賞の受賞に至ったのはなぜでしょうか。モノには、必ず理由があります。
私には、その理由は、1つしか見出せません。それは、この連載のテーマ、すなわち、「親日国と日本との二国間関係史」というテーマが、非常に重要なのに、体系的に語られることが、これまで殆んどなかったためであるということです。
「相手国にとっては極めて重要な日本関係の史実」でありながら、日本人の側が全く知らないという、由々しき、情けない、相手国に申し訳ないことが、数限りなくあるのです。幾つか挙げてみます。
- ポーランドのワレサ大統領は、就任演説で『この国を第二の日本にする』と言い、国民は大喝采した。
- インドネシアの独立記念日(8月17日)は、日本の年号で刻まれている。
- 台湾では日常的に、『日本人のようになりなさい』と子供を教育し、『日本精神(リップンチェンシン)』こそが最高のほめ言葉である。
- フィンランド政府が作成した選挙投票率向上のCMは、日本のアニメ、日本語のナレーション(字幕がフィンランド語)。
-
トルコの国父ケマル・アタチュルクは、明治天皇を模範とした。同国には男の子や屋号をトーゴ―、ノギと名付ける例が多く、TOGOという革製品の高級ブランドもある。トルコでは、日本人こそ、真のイスラム教徒のあるべき姿だとされる。
これらは、日本人の矜持と、相手国への礼節にかかわり、ソフトパワーとして国益に直結します。何よりも、「日本人の心を育てる」効果があるのです。私は、自分の活動のお仲間が増え、「知る努力、知らせる努力」が日本中で進展することを願っています。
賞状は、施設で一人で暮らす母にプレゼントしました。
以 上
2022年6月10日
矢澤英人会員(1167)「旭日小綬章」を受章
「保険産業時報」令和4年5月10日の誌面より
令和2年に「旭日小綬章」を受章された会員の矢澤英人さんの叙勲祝賀会が4月27日に東京会館で盛大に行われた。(コロナ禍の為2年順延)
同氏は10年の長きに亘り一般社団法人「日本科学機器協会」の会長を務め業界の発展に貢献したことが評価されたものです。
矢澤さん、おめでとうございます。
以上(段谷 芳彦)
2022年5月26日
宮本昌幸さんが「おもちゃの科学(好奇心・深ぼりの勧め)」を刊行されました
宮本会員が日本鉄道車両機械技術協会発行の雑誌(『R&m』誌)の連載記事を書籍として発行されました。前回の著書の紹介はテニス同好会の懇親会時にお聞きしたものでした。今回は美術同好会(彩遊会)の安曇野合宿の場でした。
おもちゃの動きついてとても深く面白く紹介してあります。図書案内にもありますように、好奇心旺盛な人におすすめ! そばに置き長く付き合ってもらえる本とのこと。おもちゃの宮殿にさりげなく置いてある69個の宝物をご専門の機械工学の視点で、「なぜだろう」をやさしく解き明かしてくれ、心ときめくばかりです。いつもながらの宮本さんのご見識に感服するばかりです。
お孫さんと一緒に読まれることをお勧めします。
宮本さんはテニス同好会、彩遊会のほか、技術部会や理科実験グループでも幅広くご活躍中です。
購入方法はクリックしてPDFを確認
宮本さんからのメッセージ
読者に「おもちゃのしくみ」のなぞ解きを楽しんでもらいたいとの想いで書きました。
やさしく読めるために、おもちゃのしくみの核心を省くことはしていません。その中でいかにわかりやすく説明するかには常に心がけて執筆しましたが、式が出てくるなど難しく感じられるところもあるかもしれません。
各回の記述は独立していますので、興味をひかれたどの回からでも読んで下さい。難しいと感ずるところは読み飛ばして、まずは気の向くところだけを気楽に読んで頂ければと思っています。時間がたって読み返してみると、今度はストンと腑に落ちる経験をしたことも多々あります。そばに置き末永くお付き合いいただける本になることを願っています。
宮本昌幸(972)
以上(広報担当 近藤勝重)
2022年5月26日
小林慎一郎さんが色彩検定2級を取得
小林会員が文部科学省後援の公益社団法人色彩検定協会主催の資格試験に挑戦し、色彩検定2級を取得されたそうです。もともとは服飾文化向上を目的として設けられた資格ですが、現在は幅広くグラフィックデザインやインテリア、景観のコーディネート、印刷時の色番号指定に役立つ資格となっています。ご本人いわく、試験問題には色彩心理、光学物理、眼の構造なども出題されるそうですが、女性のファッションのところでだいぶ点数を落として、かろうじて合格したとのことです。
小林さんのDF理科実験グループでは、小中学生に向けて「色」「光」に関するテーマで授業をしており、また、DF事務局ではWeb担当でもあるので、カラーコーディネートなどで知見が生かされることを期待しています。何事にも基礎的な知識が大切です。「何歳になっても学ぶ姿勢」は、大いに見習いたいと思います。
色彩検定 過去問題集から(拡大できます)
以上(保坂洋 理科実験グループ、華写の会、海外旅行研究会、
一般社団法人色材協会監事)