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 2016/12/16(No235)

見てもよしプレーもよしのテニス礼賛記

長澤 孝吉

筆者

今年の5月にDFに入会させていただきました。フルタイムの仕事を辞め悠々自適かと思いましたが毎日が日曜日だと暇すぎるし、女房殿に邪魔にされるので顧問の仕事やDFの活動に参加させていただいております。

さて、昨今、錦織選手の活躍でテニスブームとなっています。世界ランクのトップ10に入るスポーツがあまりなく、錦織選手が4大大会で上位に入るとついついテレビを見たりインターネットで試合の結果を確認してしまいます。リオ・オリンピックの時の錦織選手の試合は本当に手に汗握る思いでした。

2016年12月5日付 世界ランキング

1位 アンディー マリー(左上)

2位 ノバック ジョコビッチ(右上)

3位 スタン ワウリンカ(右下)

4位 ミロシュ ラオニッチ(左下)

5位 錦織 圭(中央)

(編集註:写真はネット上のフリー画像を編集)

 

テニスは観ても楽しく、自分でプレーしても楽しいスポーツです。

自分でプレーする楽しさとは何でしょうか?

私は高校の時にテニスを始め、48年飽きずに楽しんでいます。長く楽しめるには理由があります。

①年を取っても楽しめます ②2人いれば出来ます ③お金がかかりません ④女房とも楽しめます ⑤やり方によっては激しい運動にもなるし、ゆっくり楽しむこともできます。

 

プレーする楽しさを時代別にまとめてみました。

1.学生時代

高校・大学は体育会に入り試合に勝ってインターハイやインカレに出場することを夢見てプレーしてきました。授業にもほとんど出席せず(出席を取る体育や実験だけ出席)よくもまあ毎日テニスをしていたと思います。本当に激しいスポーツで1試合4時間かかることもありましたしテニスシューズも1試合で破れてしまうことがあります。夜は勝負勘を養うと称して、麻雀に出かけ六甲おろしがラジオで流れると帰るという毎日でした(大阪なので23時ぐらいになると必ず流れていました。これで帰らないと大学の寮に押しかけて泊まることになってしまいます。翌日は汚いままのテニスウェアを着て過ごします)。

40年前ですから、運動中に水を飲んではいけないことになっているのでコートに水を撒くふりをしてドラム缶の水を飲んでいました。あまりに疲れすぎて目の前が一瞬真っ暗になることもあります。現在では信じられない練習風景ですが、誰も死ぬこともなく同期の結束は固く今でも同窓会を行っています。厳しい練習を一緒に乗り越えたという連帯感のなせる業かと思います。

2.社会人時代

社会人になると、土日のテニスになります。社会人の試合に出ると平日に練習していないので、足の爪が剥がれたり痙攣を起こしたりして傷だらけになってしまいます。また、日焼けも激しく真っ赤な顔になってしまいます。月曜日に出社するときには足を引き摺りながら真っ赤な顔をして出社するので皆の笑いものになってしまいます。

3.女房・子持ち時代

結婚して子供ができると、休日にテニスに行くと女房に睨まれてしまいます。土日のどちらか1日は家族サービスに充て1日はテニスに行かせてもらうという生活になります。

女房・子供の冷たい視線を感じながらテニスに出かけていました。子供がある程度大きくなると一緒にテニスコートに出かけることができるようになりましたが、テニスコートを勝手に走り回る子供を追いかけて邪魔にならないようにしないと危ないのでテニスになりません。子供が大きくなると家族でテニスを楽しむことができるようになり、お正月に家族でダブルスをすることが恒例行事になりました。子供が中学生ぐらいまでは手加減していましたが、高校大学になるとこちらが手加減してもらうようになります。お母さんにボールを当てたら晩御飯なしと言ってプレッシャーをかけていましたが、すぐに何をやっても勝てなくなりました。家族でプレーできるのがテニスのいいところだと思います。

4.じじ・ばばの時代

子供たちが結婚して家を出たので女房と2人でテニスが楽しめるようになったのも束の間で、今は孫のお守りに駆り出されてなかなかテニスができなくなっています。孫が大きくなってお相手に駆り出される日も近いと感じています。次は孫とペアーを組んで試合に出るのを楽しみにテニスを楽しんでいます。

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DFテニス同好会のメンバーたち(前列右端が私)

また、DFに入会してからはテニス同好会に参加させていただいています。私が一番の若手で80歳に近い方もプレーされています。プレーの後は懇親会と称してビールで喉を潤してテニスやDFの活動、昔話で盛り上がっています。年齢や会社、役職に関係なく誰もが楽しめるのがテニスのいいところです。

 

晴れた日にボールを追いかけポーンという音をさせてラリーするのは気持ちのいいものです。死ぬまでプレーしたいものです。女房殿にはテニスコートでスマッシュを決めた瞬間に心臓麻痺で死んだら本望だと言ってあります。

ウインブルドン観戦記

テニス観戦も楽しいものです。4大大会はテレビ中継を見てしまい特に日本人の試合は力が入りドキドキしてしまいます。全日本選手権は学生の試合も観に行ったりしますがテニスのレベルがどんどん上がって来ていると思います。

テニスの試合の最高峰はやはりウインブルドンでしょう。2年前にウインブルドン観戦に行きましたが、やはり独特のムードがあります(写真1)。

1.優雅な社交場です

(クリック拡大)
写真1 ウインブルドンのセンターコートで
(隣は女房)
写真2 名物イチゴミルクと素晴らしい食事

写真3 可愛いボールパーソン
(選手のウェアは白)

来場者が皆さんおしゃれで上流階級の社交場の雰囲気があります。シャンパンを販売しているカウンターがあり皆さん優雅に食事やおしゃべりを楽しんでいます。こんなのスポーツ観戦で見たことないですね。また、ウインブルドンの名物があります。ストロベリーアンドクリーム(イチゴミルク)が有名です(写真2)。

2.入場料は非常に高いです。

私は日本からHISのツアーで参加しましたが、2回戦のセンターコートのチケットが50万円しました。旅行代よりはるかに高いので本当に驚きました。ちなみに、男子決勝戦のチケットは100万円でした。

当日チケットもありますが、並ぶのが大変です。会場はサウスフィールズ駅から15分ぐらいのところにありますが、チケット購入の列は駅をおりて5分ぐらいのところから始まっています。5時ぐらいから並び始めるとのことです。当日券は1万円ぐらいと聞いています。でも、5時から並んで販売開始が9時なので並ぶこと自体も楽しみになっているようです。

3.選手は白のウェアのみ。

最近は派手な色のウェアが主流ですが、ウインブルドンは白が似合います。緑の芝生に白のウェアは非常にきれいです。

4.ボールパーソンがすばらしい。(写真3)

小学生から中学生ぐらいのボールパーソンが規律正しくサポートしています。見ているだけでピシとしてきますが、可愛い子供のボールパーソンは心温まります。

5.遅くまで試合をやっている。

ロンドンの夏は日が長く日没は9時過ぎだと思います。9時ぐらいまで試合をやっています。試合が終わって記念写真を撮ったりしてホテルに帰ると11時ぐらいになっていてビックリでした。イギリスの方は夏の長い日を楽しんでいると感じました。

4大大会すべての観戦を70歳までには実現したいと夢見ています。(チケットですが、ウインブルドン以外はそんなに高くないようです)それぞれの特色があると期待しています。

 

テニスはプレーして楽しく観ても楽しいスポーツです。でも、両方やるのが一番楽しいと思います。是非、皆さんもプレーにチャレンジしてみてください。テニス観戦がさらに面白くなると思います。エンドマーク

ながさわこうじ デイレクトフォース会員(1130)元日本IBM

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