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一般社団法人 ディレクトフォース

2020年1月14日

見出し教育部会

教育部会 理科実験グループ

見出し 理科実験グループ「トピックス」
  2019年版

掲載日付 タイトル 実施日
12月27日 川崎市「寺子屋推進フォーラム」で理科実験授業を紹介 12月21日
12月09日 磁石の理科実験テーマ開発を機に磁石工場を見学 11月29日
12月03日 新井小中学校「“夢”応援プログラム」に今年も参加 10月01日
11月01日 「横浜ガジェットまつり2019」に展示参加 10月25
  -26日
10月11日 「京華フェスタ」で出前理科実験授業 9月22日
10月10日 川崎市教育委員会「地域の寺子屋事業」で理科実験 7月13日
9月28日
9月29日 「学びのフェス夏」に理科実験 8月21日
9月26日 令和元年「こども霞が関見学デー」に参加 8月7-8日
9月18日 1000回目を迎えたDF理科実験 8月17日
7月30日 東京横浜独逸学園で理科実験授業を実施 6月28日
7月28日 サイエンスフェスティバル in 清瀬を主催 6月29日
7月01日 南魚沼市立後山小学校での理科実験が新潟日報の記事に 6月20日
6月01日 DFの社会貢献活動が「毎日フォーラムと毎日小学生新聞」に掲載 4月30日
5月31日 「東京応化科学技術振興財団から助成金」 5月27日
4月21日 「2018年度理科実験教室の意見交換会」 4月03日
4月12日 学びのフェス2019春」理科実験 4月03日
3月08日 ブラジル人学校「エドカーレ校」で理科実験 2月23日
2月27日 白金タイムズ社ニュース」に理科実験教室が掲載されました 2月23日
2月22日 昭和女子大学付属昭和高等学校での「SGH」成果発表会に参加 2月15日
2月09日 足立区立弘道小学校での研究発表会に参加 2月08日

(掲載日:2019年12月27日)

川崎市教育委員会「寺子屋推進フォーラム」で理科実験授業を紹介

ディレクトフォース理科実験グループは、平尾光司会員の紹介で、今年度より川崎市教育委員会生涯学習課が主催する「寺子屋」事業に協力団体として登録して、登戸小学校や東菅小学校で、地域ボランティアの依頼で出前授業を行ってきました。

地域の寺子屋授業は平成26年度からスタートして、地域ぐるみで子どもたちの学習や体験をサポートする仕組みを作り、シニアを含む地域の皆さんの知識と経験を活かして、多世代で学ぶ生涯学習により、子どもたちに豊かな人間性の形成を目指しています。丁度、学校制度のない江戸時代の子供教育の場である寺子屋を現代に持ち込み、学校教育だけでは不足しがちな人間教育を、地域の人たちとともに身に着けさせようとする素晴らしい発想だと思います。

今回、12月21日(土)には、年1回の推進フォーラムが開催され、会場の土橋小学校には、川崎市各地域から集まった、1年生から6年生の親子を対象にデモンストレーション授業やイベントが実施され、市長や教育長も視察されました。

「地域の寺子屋」
パンフレットの表紙
「地域の寺子屋」開催要領
(クリック⇒PDF)

 

理科実験Gからは10名が参加し、戸田邦男会員が「表札」の授業を2回、延べ47名の児童に行いました。学年の幅が広かったこともあり、なかなかユニークな発泡スチロールの表札が出来上がり、親子とも感動していました。授業終了後には、参加団体の皆さんが集まって意見交換会が開かれ、その場でDF理科実験Gからも、佐々木正延会員と萩原秀留会員が我々の活動の実施例を紹介しました。来年も、引き続き川崎市の寺子屋活動に参加して行く所存です。

関連記事

以 上(小林慎一郎)

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(掲載日:2019年12月9日)

磁石の理科実験テーマ開発を機に磁石工場を見学しました

11月29日(金)理科実験グループ9名が茨城県北茨城市にある東京フェライト製造株式会社の磁石工場を見学しました。

理科実験Gでは、今まで『モーター』の理科実験授業テーマを持っていましたが、最近、低学年向けに22番目の新テーマ『磁石の不思議』を開発したことを機に、低学年の児童に磁石をわかりやすく説明し、授業のパフォーマンスを向上させるために、開発メンバーとして、一度、磁石の製造現場を見て、第一線の専門家の意見を伺おうとしたものです。

磁石の基本ともいえるフェライト磁石を製造する工場は、日本国内では数少なくなり、東京フェライトは貴重な工場となっています。 同工場は短納期で、小ロットでも対応し、信頼性の高い高品質の製品を提供することで、存在感を示しています。 酸化鉄を主原料とした粉砕⇒混合⇒成型(磁場成型)⇒焼結⇒加工⇒着磁⇒検査⇒梱包のすべてのラインがそろっている工程を見学することができました。

見学後の質疑応答では、日頃疑問に思っていたことに、同社の開発製造・マーケティングの担当者から丁寧に回答をいただきました。 特に、製法による等方性磁石と異方性磁石の違いや、磁力の低下とその回復の可能性、磁石の取り扱い上の注意など、理科実験で遭遇している疑問の解消につながり、直接、第一線の製造現場を見たことで、今後、『磁石のふしぎ』の理科実験授業内容を一層充実させていきたいと考えています。

以 上(望月 晃)

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(掲載日:2019年12月3日)

新井小中学校「“夢”応援プログラム」に今年も参加

理科実験グループでは10月1日(火)横浜市保土ヶ谷区の市立新井中学校で開催された小中学校連携キャリア教育「“夢”応援プログラム」に参加、新井小学校6年生と新井中学校1・2年生の合計21名の生徒に『My地球儀を作ろう』をテーマにした理科実験授業と大学での科学研究者のキャリア講話を行いました。

今回は、メンバーの渋谷和雄さんが大先生(メイン講師)、他のメンバー6名が小先生(サブ講師)の合計7名で実施。『My地球儀を作ろう』は理科実験グループの22の実験テーマの中でも小学校高学年~中学生向けで、生徒達は地図や地球の勉強を通じて、新しい知識に驚いたり喜んだりしていました。

その後で、南極地域観測第39次越冬隊隊長の渋谷さんが「地球科学研究者の道へ‥‥」をテーマにキャリア講話を行ないました。生徒達からの感想文(2019年度10月1日実施小中連携夢応援プログラム児童生徒感想(ディレクトフォース).pdf=主催者作成)にもあるように、ほとんどの生徒が「楽しかった」「この授業を選んでよかった」とのコメントを残しています。

新井中学校の小中学校連携キャリア教育「“夢”応援プログラム」は、横浜市から横浜市社会教育コーナーの運営を委託されているNPOアクトが中心になって「子ども達に多様な大人に出会い、自ら学ぶ、気づく機会を与える」ことを狙いに毎年開催し、10ほどの様々な個人や団体に多種多様な体験教室の場を提供しているプログラム。どのくらい多種多様か、こちらの実施記録(2019年度1001実施小中連携キャリア教育夢プロ記録.pdf =主催者作成)をご覧になれば「ふうん‥‥?!」と驚かれるのではないでしょうか。

理科実験グループは2017年に招かれて以来今回は4回目の参加でした。初回を終えた時に、子どもたちの生きる力を育む応援をしてくれると、主催関係者から感謝の言葉をもらいました。これからもこの“夢”応援プログラムに関わっていきたいと思っています。

 

以 上(赤木勝正)

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(掲載日:2019年11月1日)

「横浜ガジェットまつり2019」に展示参加

(クリックPDF)
2019KEIKAフェスタのガイドパンフレット

10月25日、26日(土)に開催された「横浜ガジェットまつり2019」にディレクトフォース理科実験グループが出展し、入場者に理科実験の面白さを体験してもらいました。

このガジェットまつりは、横浜市経済局が参加者お互いのアイデアを結び付けて、事業に育てる芽を見つけ、市が応援するために企画開催しているものです。

ガジェットとは、ちょっと気の利いた小道具、手作りのソフトウェア、アイデアの試作品などの意味で、今回は丁度100の団体・個人が展示ブースを飾りました。自作のドローン、IoTデバイス、ロボットやアプリ、プログラミング、デザインアートの提案など、各団体自慢の多彩なガジェットを持ち寄っていました。

理科実験グループは、子どもの教育部門のブースで、22のテーマのうち、食塩電池、滑車、墨流し、冷却パックを取り上げ、来場者に原理を説明しながら実際に実験してもらいました。実験参加者からは自然科学現象を実感して自然に学べるテーマの構成に興味を示して、どうしたら自分たちのイベントに我々の実験授業を頼めるかなどの質問も頂きました。

ディレクトフォースは横浜市からベンチャー企業支援事業(横浜アクセラレーションプログラム)を受託しております。

以上(金子勇雄)

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(掲載日:2019年10月11日)

「京華フェスタ」で出前理科実験授業

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2019KEIKAフェスタのガイドパンフレット

9月22日(日)に ”2019KEIKAフェスタ” で「地球儀」の出前理科実験授業を行いました。このフェスタは、学校法人京華学園京華中学校が、将来、進学を希望する小学生に学校を開放し、中学校での授業風景、クラブ活動などを紹介し、中学校での生活に希望と安心を与えるために開催しているものです。

われわれも同校の企画に賛同し、理科好きな子どもたちが中学に進んでも増えることを願って、「my 地球儀」を使って地球を知り、南極の氷の存在と地球環境を考えるテーマを選びました。子どもたちは、身の回りの季節感などの自然科学現象と地球の関係を知って、目を輝かせていました。

以上(文責:小林慎一郎)

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(掲載日:2019年10月10日)

川崎市教育委員会「地域の寺子屋事業」で理科実験

「地域の寺子屋」パンフレット

平尾光司会員の紹介で川崎市教育委員会の「地域の寺子屋事業」にDF理科実験を登録したところ、市内多摩区の寺小屋先生である「NPO法人 ままとんきっず」を通じて、登戸小東菅小での出前理科実験の要請があり、夫々、7月13日(土)に「磁石」、9月28日(土)に「表札」の授業を行いました。

地域の寺子屋事業」は川崎市教育委員会が平成26年度からスタートした事業で、

  • 地域ぐるみで子どもたちの学習や体験江尾サポートする仕組みづくり
  • シニア世代をはじめとする地域の様々な方の知識と経験を活かした、多世代で学ぶ生涯学習の拠点づくり
  • 子どもたちに豊かな学びや体験の機会を提供することによる学ぶ意欲の向上や豊かな人間性の形成

を目標としており、われわれDF理科実験グループの理念とも合致しているので、同事業に共感し、登録しました。ところが、DF理科実験の登録No.は「100番」。我々のように「地域の寺小屋事業」に協力する団体・企業は既に100を超えているとのこと、寺小屋事業の将来が楽しみに感じているところです。

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登戸小学校「磁石」(7月13日)
登戸小学校「磁石」(7月13日)
登戸小学校「磁石」(7月13日)
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東菅小学校「表札」(9月28日)
東菅小学校「表札」(9月28日)
東菅小学校「表札」(9月28日)
東菅小学校「表札」(9月28日)
東菅小学校「表札」(9月28日)
東菅小学校「表札」(9月28日)

 

学校の図書館や多目的教室などを利用して、週1回の放課後の学習サポートや月1回の土曜日に他学年の友達、保護者、地域の方々とともに科学、スポーツ、伝統文化などを体験するもので、今回は多摩地区の「NPO法人ままとんきっず」からの要請を受けての出前理科実験でした。土曜日なので、お父さんの参加も多く、親子ともに、工作の中に科学の原理を知って、楽しい時間を過ごしていました。

我々は、今年登録した新しいメンバーですが、川崎市教育委員会が主催する12月21日の「地域の寺小屋推進フォーラム」の理科実験の部での参加を受けることになりました。

これから、このような活動を通じて、川崎市での我々の活動を浸透させて行きたいものです。

以上(金子勇雄)

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(掲載日:2019年9月26日)

「学びのフェス夏」に理科実験

8月21日(水)に科学技術館で開催された「学びのフェス夏」で理科実験授業を行いました。このイベントは毎日新聞社主催で、毎年、春休みと夏休みに行われており、DFは本年度の参加で2回目になります。

今回は新しく開発した「色と遊ぼう」をテーマに取り上げ、色の三原色を混ぜて作られる橙、緑、紫などを科学的手法で、元の三原色、赤、黄、青に分ける実験を子どもたちに体験してもらいました。この実験は薬品を分離して分析するクロマトグラフィーと言う高度な科学技術の応用ですが、易しく説明することにより、子どもたちに科学への興味を持ってもらうことができたと思っています。このイベントには35社の企業、団体が参加しており、DFは三菱マテリアル社のCSR活動への企業支援でもありました。

(クリック拡大)
当日のチラシ
2019年9月19日付 毎日小学生新聞の掲載記事
当日のチラシ 2019年9月19日付 毎日小学生新聞の掲載記事
(クリック拡大)
子供たちを前にして説明開始
スタッフ全員で記念撮影
子供たちを前にして説明開始 スタッフ全員で記念撮影

当日の写真アルバムはこちらから

以上(小林慎一郎)

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(掲載日:2019年9月26日)

令和元年「こども霞が関見学デー」に参加

霞ヶ関の各省庁の理解を深めてもらう事を目的に毎年開催されている「こども霞が関見学デー」の文科省開催プログラムに3年連続で参加し、昨年に引き続きパネル展示での出展となりました。展示に加え理科実験の体験もしてもらう意図で「滑車のしくみ」を選定し、また他のテーマ紹介も単なる展示に終わらずに我々の実験テーマのポイントを理解してもらうように見てわかる実験器材を用意して丁寧な説明を加えました。

10時開催前から児童・保護者の訪問によりフライングスタートとなりましたが以後終了の16時まで訪問者は途切れずに主催者(我々)推定で保護者含め300名を下回らない規模となりました。

省庁公開のような取り組みに参加しようという親子のレベルの高さもあると思われますが、滑車により力の方向が変わり軽く引き上げられると感じると声を発する児童が多く、続く動滑車を組み合わせた実験ではほぼ全員が今度はアイコンタクトと笑顔で私共に「軽い」と知らせてくれました。これは私共が理科実験を通じて感じて欲しい「驚きの表現」であり、このような場での短時間の体験でも思いが通じるのだと強く感じました。

また向かい側で実施した「他のテーマの紹介」にも多くの児童・保護者が参加して私共の説明に真剣に聞き入ってくれましたし、ここでも電池の実験を行たり、即興で行った冷却パックのミニ体験も好評でした。やはり体で感じてもらう工夫が必要だと来年へ向けての課題として持ち帰る事にしました。

このような形式でのイベント参加も我々理科実験Gの本来の趣旨に合致しているのではないかと思い次年度もエントリーしたいと思いますが採否は予断を許しません。

以上(酒井和幸)

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(掲載日:2019年9月18日)

1000回目を迎えたDF理科実験

8月17日東京練馬の石神井図書館での理科実験が丁度1,000回目になりました。9年前の2010年3月1日に16名でキックオフし、同年7月23日国分寺第八小学校のサマースクールが第1回目でした。その後下表のように回数が増え先月1,000回に達しました。

理科実験を始めた当初は実験場所を探すのに苦労し、会員の子息の通っている学校、学童クラブ、放課後教室に頼みこんだり、放課後教室のフォーラムに積極的に参加するとか、教育委員会を訪問しDF理科実験グループの宣伝に努めました。このためには質の良いテーマ数を増やすこと、講師人数を増やすことが必須で、実験場所拡大と一緒に進めてきました。最初テーマは既存の理科実験の模倣の2~3だけでしたが、内容の肉付けや新規のテーマ開発と毎月の委員会で如何にしたら児童に分かりやすくできるか等々検討を加えた結果、2019年9月現在テーマ数は22となり、実験要望側からのテーマの選択肢が広がりました。また積極的に講師人数の増を図った結果、現在80人を越え回数増に応えられるようになり、1日に2箇所での開催、あるときは4箇所同時開催も可能となりました。特に最近はDFに入会された方が理科実験Gを知って活動に参加されるだけでなく、DFへの入会の目的が児童相手の理科実験ができるからとの人がでてきました。入会者の中には理系の方だけでなく文系の方も10%くらいおられ、DFを代表するグループの一つになったと自負しております。

DF理科実験Gの存在が知れ渡るにつれて依頼数が増加、昨年は172回実施されました。我々理科実験の目的はボランティアで依頼されると余程のことがない限り断れないので、1日2箇所以上での実施も増えてきました。これを可能にしたのは講師人数が増えたことであり、テーマ数が多くなったこと、さらには器材を増やしたことです。


節目の第一歩となる1001回目の「きらら子どもの家」での理科実験(2019年8月19日)

我々の実験を学校の授業の中に取り入れて頂くのを第一とし、放課後教室、常設館、イベント、その他の順番をつけておりますが、異色としてはブラジルから出稼ぎに来ている日系ブラジル人の子弟の学校や在日ドイツ人の学校さらには中国人の学校でも行うようになりました。ただ演芸や作品の展覧会が主の団地等のお祭り及び予備校等の生徒から高額のお金を頂いての実験には協力しないことにしました。

現在北は岩手、南は鹿児島と関東中心12都県に及んでいるが、遠征の多くはDFからの交通費、宿泊費の一部補助で行っていますが、会社のCSRの一環で呼ばれて行く場合や自治体が予算を組んで招聘するところもでてきました。個人旅行中に実験を行ったところもあります。近年中国等の海外での理科実験の要望もでていますが実現はしていません。


横浜開港150周年の記念イベントで小学生理科実験教室を開催
この時が理科実験教室の原点となった (2009年8月)
この時から通称「学帽君」が登場しシンボルとなる(会員の三木延義さん作)

理科実験グループの目的は、次世代を担う子供達に、自然科学に対する適切な知識と強い関心を持ってもらうことで、その目的は徐々に世間に浸透しつつあります。テレビ、新聞等の取材をうけることもあり、それらマスメディアを見た所からの依頼や学校の先生は転勤がありますので、その転勤先の学校からの依頼等で我々の存在の認識の輪が広がってきており、新規依頼が年間の回数の30%程度あります。このような状況の下、各界の皆さんからの要請に応えるべく、グループ内では毎月PDCAを回して、内容に充実と質の向上を図っています。

DF理科実験グループと同様な活動をしている団体は多いですが、その質とボランティア精神での活動には他には負けないと思っています。これもDFの皆さんの後押しが我々の活動を支えていると言っても過言ではありません。今後ともご支援よろしくお願いします。

 

以上(萩原秀留)

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(掲載日:2019年7月30日)

東京横浜独逸学園で理科実験授業を実施

6月28日(金)東京横浜独逸学園で理科実験授業を行いました。ドイツ語、英語、日本語のいずれか一つ以上がわかる生徒を対象に、今回、我々としては初めて英語で講義を行いました。

飛行機にかかる力
飛行機の組み立て 飛行機はなぜ飛ぶ

 

日本の学生に換算6年生相当対象に「飛行機」をテーマに、実際に型紙を切り抜き飛ばしてみた後、飛ぶ原理を説明したところ、生徒たちのアンケートを見ても高い理解であったことが伺えました。通常のカリキュラムと異なる授業に対して、担当教諭からも評価を得ることができ、DFの国際貢献にもつながるイベントになりました。


飛行機を飛ばそう

以上 
(石原秀郎)

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(掲載日:2019年7月28日)

サイエンスフェスティバル in 清瀬を主催

DF理科実験Gは6月29日(土)梅雨空のもと、清瀬市生涯学習センターにて「サイエンスフェスティバル in 清瀬」を開催しました。

今回は、DF理科実験Gの単独主催でしたが、清瀬市の教育関係者の全面的な協力を得ることができ、当日も坂田篤教育長にご挨拶を頂いたほか、教育委員会、清瀬市の9小学校長、コーディネーター会から多数の応援があり、清瀬市在住の小学生222名が参加(清瀬市の全児童数の約9%)しました。

DF理科実験Gからは45名の会員が講師を務め、「墨流し」「表札」「芳香剤」「光の花」の授業が行われました。子どもたちも目を輝かせて実験に取り組み、終了後、教育長からは、このような素晴らしいイベントは来年も継続して欲しいとの要請がありました。

現在、清瀬市内では、第三小学校、第六小学校、第七小学校で理科実験授業を行っていますが、今回のイベント後、清瀬小学校、第十小学校、柴山小学校、清瀬中学校、第二中学校から打診が来ております。

(クリック⇒PDF)

以上 
(宮下博文)

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(掲載日:2019年7月1日)

南魚沼市立後山小学校での理科実験が新潟日報の記事に

6月15日(土)南魚沼市立後山小学校で「色と遊ぼう」の理科実験を行いました。

同校は魅力ある教育活動を地域に発信していく特認校で、午前中、教育長による視察があり、午後、我々の出前授業となりました。DFでは新潟での震災の後、南魚沼市、十日町市周辺の被災地支援と地域創生の活動を続けており、今回の理科実験も、その一環として行われました。

当日は、新潟日報社の取材もあり、25日に記事が掲載されました。

色と遊ぼう」は新しいテーマで、色の三原色の不思議を学ぶのが目的。同校は絵画にも力を入れており、子どもたちは、色の変化にわくわくしながら、実験に取り組んでいました。感想文でも理科が好きになったとあり、我々も所期の目的が達成できたと感じています。


2019年6月25日_新潟日報社の掲載記事(クリック⇒PDF)


以上 
(戸田邦男)

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(掲載日:2019年6月1日)

DFの社会貢献活動が「毎日フォーラムと毎日小学生新聞」に掲載

科学技術館学びのフェスで先日行われたDF理科実験の記事が、毎日フォーラム5月号と毎日小学生新聞4月30日号に紹介されました。

毎日フォーラムの日本の選択の特集記事の中では、出前理科実験ばかりでなく、DFの教育関連を中心に環境部会や教育部会の社会貢献活動もシニアの活躍として紹介されていました。「2019春学びのフェス」に参加した35団体のうち三菱マテリアルのCSR活動として依頼のあったDF理科実験が350字あまりを割いて紹介されており、イベント中でも特徴があり注目を集めていたことがうかがえます。

(クリック⇒PDF)

2019年5月号_毎日フォーラム 日本の選択(学びのフェス掲載記事)

2019年4月30日 毎日小学生新聞


以上 
(小林慎一郎)

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(掲載日:2019年5月31日)

「東京応化科学技術振興財団から助成金」

理科実験Gは東京応化科学技術振興財団から「科学教育の普及・啓発助成」への貢献に対し、助成金を授与されました。5月27日(月)の同財団主催「令和元年度表彰と助成・向井記念科学講演会」の贈呈式には、DFからは5名が出席し、ポスターセッションでの発表展示も行いました。


表彰状を手にする関口グループリーダー

この会合で、DF理科実験Gは、ポスターに加え、実際の器材、作品を展示しました。理念・特徴と活動実績を示すポスターは見やすく、参加者の中には強い興味を惹かれ、参考にしたいとのことで説明を求める方も多く、66団体の展示の中では、主催者などから、高い評価を得たものと思われます。

当日の参加スタッフ

ポスターセッション

並行して行われた東北大学山下正廣教授の「単分子量子磁石を用いた量子分子スピンエレクトロニクス:ムーアの限界を超えて」の講演は、次世代の量子コンピュータの世界を彷彿とさせる高度な内容ながら将来への希望を感じ取りました。

同教授の講演の中で、次の一節「野茂とイチローとどちらが偉い」は、大変示唆に富んだものでした。野茂は初めて大リーグに挑戦し成功した。一方、イチローは野茂の業績を踏まえて渡米し、数々の戦績を残した。しかし、いずれは破られる記録かも知れないが、野茂の「はじめて」と言う記録は消えることがない。研究開発に向かう姿勢とは、そのようなものだと示唆しているようでした。

我々の理科実験でも、子どもたちには、必ず、名前と日付を書くように指導しています。将来、科学の分野で、何かを発明・発見した時、最初の人物であることが証明できれば、特許取得、更にはノーベル賞も夢ではないと説明しています。

以上
(関口洋一)

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(掲載日:2019年4月21日)

「2018年度理科実験教室の意見交換会」

理科実験グループの今後の活動に資するため、メンバー全員を一堂に会して、4月1日(月)と11日(木)の2回に分けて、「2018年理科実験教室を振り返っての意見交換会」を開催しました。

ここ数年、DF出前理科実験は実績が評価され、年々回数が増加してきており、無理のないボランティア活動として、外部の要請に応えるには、どのような課題があるか、検討を要する時期に至っています。折しも教育界では「教える授業」から、児童生徒に「自主的に考えさせる」方向に転換しつつあります。

我々の理科実験授業も独自性を保ちつつ、社会情勢の変化にどのように対応するのかという課題でもあり、今回の全員討議を開催することになったものです。討議を円滑に進めるため、2回に分け、1回目は32名、2回目は、27名、延べ59名のメンバーが参加しました。約10名程度の小グループに分け、理科実験の現状と今後の方向性について意見交換を実施しました。

理科実験グループは、2016年5月に集中討議を実施して、「活動目的に沿ったイベントの質・量ともに拡大」する目的で3つのテーマについて検討した経緯があります。

① 目的に沿ったイベントの企画 ・拡大、

② イベント参加人数の増大、

③ テーマの拡充

この時の成果を踏まえ、その後、諸施策を実施し順調に、イベント回数、テーマ数、メンバー数も増加しており、次のグラフからわかる通り、目標は達成されてきています。


今後、更に実験の質を高め維持するには参加するメンバーの質と量の拡大がキイとなります。そこで「無理のないボランティア活動として、どこまで量を拡大するのか?」という課題について、忌憚なく意見交換を行い、「個人として、いろいろな活動をしており、理科実験とバランスさせたい」「教えるに当たり20のテーマの内容の理解を深める勉強会を増やしたい」「低学年、高学年、中学生向けのテーマ内容をそれぞれ充実させたい」「学校、イベント主催者との事前打ち合わせを強化したい」など、メンバーの皆様から様々な有用なご意見を頂きました。

今後は、ご意見を取りまとめ、参加するメンバーが参加しやすく、質と量の増加につながるよう対策を実施していく所存です。

以上
(関口洋一)

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(掲載日:2019年4月12日)

「学びのフェス2019春」理科実験

4月3日(水)毎日新聞社主催学びのフェス2019春」に参加しました。「学びのフェス」は毎日メディアカフェと毎日小学生新聞が2014年夏から始めて、毎年春と夏に開催されている小学生向けイベントです。企業や団体、NPOなどの出前授業を一堂に集め、子どもたちが楽しみながら社会の仕組み、産業の実態、科学の不思議などを学ぶものです。


当日のガイドブック(クリック→PDF)

今回、ディレクトフォース理科実験グループ(RJG)は総合資源素材メーカーのCSR活動に協力して、伝統工芸を応用した墨流しの理科実験を行いました。30余りのブースには抽選に当たった約1,800名が来場したとの発表ですが、事前登録の入場の申込みはその倍の人気であったそうです。事前予約では、1コマあたりの受入人数に対する200倍の申込みがあった授業もあったようです。


賑わった会場の様子(大きな写真はこちらのアルバムでご覧ください)

我々のブースも11:00から17:00まで、1回12名、40分の授業を6回行い、全て満席となる盛況で、子どもたちは一様に水に浮かぶ模様を紙に移しとられる様子に感動していました。保護者の皆さんからは、界面活性を応用した科学の原理に関心を持たれ、家庭で実験するにはどうしたら良いかの質問が相次ぎました。

翌日の毎日新聞には、日本郵船と三菱マテリアル社を取り上げた記事が詳しく掲載されました。今後もこのようなイベントで、子どもたちが企業のCSR活動を通して日本の文化、社会の仕組みや企業の役割を知り、身近な実験を体験して理科好きになってもらえることを期待しています。

 
当日のスタッフの皆さん 右は記事が掲載された毎日新聞(クリック→PDF

以上
(小林 慎一郎)

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(掲載日:2019年3月8日)

ブラジル人学校「エドカーレ校」で理科実験

理科実験グループ(RJG)は3月1日(金)ブラジル人学校の一つ、つくば市のエドカーレ校で27名の中高生に「光の花」の実験を行いました。


写真は光ファイバーの全反射の様子(最も重要な性質のひとつ)

ブラジル人学校は一般財団法人日伯経済文化協会ANBEC)が支援する伯国政府公認の教育機関で、ディレクトフォースは2012年以来、理科実験出前教室を行っており、2018年度はブラジル人学校3か所で授業を実施しました。

近年はブラジル人学校卒業後も日本に定住する子弟が約80%(全国平均)になっていると言われており、教育活動を通じて、ブラジルからの移民の子弟が大きく成長し、良質な移民を受け入れられているとのこと。我が国にとってもANBECの活動は意義深いものと高く評価されています。

我々の理科実験プログラムも、その活動の一環として、ブラジル人学校の子ども達の科学的思考育成に寄与できることは、大きな喜びであり、今後もいろいろな実験テーマを継続実施していきたいと考えております。

右は、当日使った説明用のスライド(抜粋、PPTをPDFに変換)で、日本語に加えポルトガル語が併記されています(監修 中嶋ひろ氏)。

以上
(小林 健)

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(掲載日:2019年2月27日)

「白金タイムズ社ニュース」に理科実験教室が掲載されました

2月2日(土)に港区立青山小学校で行われた「墨流し」の理科実験を白金タイムズ社が取材し、同社のWebニュース(2月23日号)に掲載されました。同社は港区観光大使に認定され、その第一弾としてディレクトフォースの理科実験教室が紹介されたものです。

当日の実験は保護者の参観もあり、親子ともに、布などに移しとられた綺麗な墨流しに思わず歓声をあげていました。水彩、油彩、マーブリング絵の具の違いについての説明に対して、家庭では、どのようにしたら復習できるかの質問もあり、科学現象を利用した身近な日本の伝統工芸に触れることができたと、皆さん喜んでいました。

Webニュースの記事には、講師の生き生きとした写真も掲載されているので、ぜひご覧ください。ディレクトフォースのホームページにもリンクされています。

http://shirokane-times.com/minato/minato001.html

以上
(織本 聰)

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(掲載日:2019年2月22日)

昭和女子大学付属昭和高等学校での「SGH」成果発表会に参加


当日の案内チラシ

ディレクトフォース(DF)ではアカデミー本部授業支援の会理科実験グループの3部門が昭和女子大学付属高校へ各種授業の支援を行っており、2月15日(金)、同校より標記成果発表会に招かれてDFより関係者6名が参加しました。

スーパーグローバルハイスクール(略称:SGH)は、国際的に活躍できる人材育成を重点的に行う高等学校を文部科学省が指定する制度で、語学力だけでなく、社会の課題に対する関心や国際的素養、コミュニケーション能力、問題解決能力に加え、主体性・責任感・忍耐力・寛容性などの人間性を身に付けたグローバルリーダーの育成を目指しており、昭和高等学校は平成26年度に文科省より指定を受け、今年度が5年のプロジェクトの最終年度ということでの発表会です。

同校の高校生がこのような意欲的プログラムに参画し、有意義な体験・知育を受け、積極的に問題意識をもってチャレンジしている様子を間近に見ることができ、また、教育現場で様々な見地から将来の人間育成に努力されている皆さんの情熱に触れることができ、我々にとっても大変貴重な1日となりました。

午前中の発表は“サービスラーニング”45件のポスターセッションと、平成30年度の4件の海外研修報告である“LABO”とが並行して行われ、私たちを含むゲストは各発表を渡り歩いて聴講し、質問や講評を行いました。

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ポスターセッション
LABOワークシート
LABO成果発表
ポスターセッション LABOワークシート LABO成果発表

“サービスラーニング”とは生徒の自主的なボランティア活動を通じた社会奉仕体験学習ということで、アメリカ、イギリスでは必修科目となっているものだそうです。テーマは環境、教育、子育て、経済、町おこしなど多様なジャンルから生徒が選択し、自分たちで相手にコンタクトしてボランティア活動を実施する、というもので、ポスターと発表は簡潔にまとめられていましたが、苦労した様子が垣間見られるものが多くありました。私たちDFメンバーは、自分たちの経験を伝えつつ、ポスター記載の内容について質問したり、生徒たちを勇気づけてまいりました。

なかでも、「女性グローバルリーダーのあるべき姿」のLABO発表授業では、生徒から「男・女を分けてとらえるのはおかしい」「男性の見地からの発想の域を出ていない」とした上で、このテーマの頭に〈女性〉という文字を付けること自体、不要であるとの指摘がなされたり、発表の内容に「グローバルリーダーの必要なスキル」、更にもっとも重要な「今、何をやるべきか」ということにまで考察が加えられており、その発表の素晴らしさに非常に感銘を受けました。また、別のLABO発表では、Globalな資質を高めるためには、まずは自国についてのしっかりとした理解が重要で、そうでない限り、異文化理解を会得することは困難という点も指摘されていました。

午後は、NHKのラジオ講座も担当されている東京外国語大学教授による「グローバルリーダー養成のための英語力」の講演で、Grammatical, Discourse, Strategic and Sociolinguistic Competence を日常生活の中で養う重要性を、熱く易しく語られました。

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講演会会場
講演会会場

次いで、フィンランド、米国、英国から来日した高校生やSGHに指定されている日本の他校の生徒も交えた国際フォーラムがパネルディスカッション形式で実施されました。テーマの「男女平等社会の実現に向けて」に対して、国際的評価の高いフィンランドと英国、米国、日本の現状比較、課題を積極的に議論され、女性をリクルートする傾向が高まっているものの、企業のCSRとしての社会に対するイメージづくり的な姿勢も見られるなどの指摘もありました。

その後、各国高校生パネリストによる明日へのビジョンと社会への提言、更には若者一人ひとりが自身で出来ること、例えば、「親の世代との対話により、歴史的・社会的な潜在意識による差別感を変えて」などの意思表明がなされ、まる1日、大変充実したイベントでした。

最後に理事長が登壇された時は、会場から歓声があがっていました。SGH活動を高いレベルまで引き上げる力や学校経営に優れた手腕をお持ちでありながら、重要なステークホルダーである生徒に人気があるのはすばらしいと感じた次第でした。

このイベントには他校の関係者も招かれており、DFメンバーとして、このようなイベントを通じ教育の世界に人脈を広げる活動を行うと同時に、教育界と若者の現代のニーズを捉えて、我々の授業、講義の中で、活かしていきたいと、志を新たにしました。

以上
(横山英樹)

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(2019年2月18日 掲載)

足立区立弘道小学校での研究発表会に参加

足立区立弘道小学校で2月8日(金)に開催された「理科・生活科研究発表会」に出席しました。

同校は東京都教育委員会の持続可能な社会づくりに向けた教育推進校に指定されており、この研究発表会は、足立区内だけでなく、教育関係者及び地域・社会に広く公開され、学校・地域・家庭の意見交換の場となっています。今回は、DFの斎藤栄子会員の紹介で、理科実験グループから5名が参加しました。

研究の主題は「見方・考え方を働かせ、資質・能力を育成する理科・生活科学習」であり、学年ごとに理科・生活科の「問題解決のプロセス」と「他教科等の横断的・往還的な視点による学習」を目指した深い学びが紹介されました。

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当日配布された資料の一部 左「問題解決のプロセス
右「他教科等の横断的・往還的な視点による学習

一方的に知識を詰め込むのではなく、児童自らが課題を見いだし、結果を見通し、結論を導くようにするものであり、参観した授業でも、この点が十分に実践されている様子がうかがわれました。

公開授業の後は学年ごとの分科会で、参会した教諭と授業者による協議会での質疑応答、講師による講評があり、その後、研究全体会で研究発表会と帝京平成大学教授による同校での上記の理念に基づく学習活動についての講演が行われました。

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公開授業で作業に励む生徒たち
生徒自ら結果考察を板書比較
講演会
公開授業で作業に励む生徒たち 生徒自ら結果考察を板書比較 講演会

DF理科実験グループも毎月テーマ検討会を開き、授業の科学的内容が正しく説明されているかなどの検討ばかりでなく、我々の出前理科実験で、児童・生徒に何を伝え、我々の授業でどのように育って欲しいかなど、常にPDCAを回しております。今回の研究発表会に参加したことにより、我々の本来の目的を再認識し、学校授業でどのように貢献できるか考える上で、大いに参考になるものでした。

以上 
(文:小林慎一郎)

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