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DFの社会貢献活動

DF歴史研究会

歴史研究会

トピックス(2022年版)

【 目 次 】

掲載日 項 目
2022年12月23日(金) 歴史研究会活動履歴(2021年~2022年)
2021年9月25日(土) DF歴史研究会第2回例会を開催しました
2022年12月23日

歴史研究会活動履歴(2021年~2022年)

歴史研究会は2021年5月に創設以来、現在11名となった会員の方々にご自身の歴史に関する興味を語って頂き、それを肴に気さくな談話をしてまいりました。コロナ禍の活動はZoomを中心にした活動に限定されましたが、出身地域のこと、興味を持って調べたこと、仕事でかかわったことなどを歴史の視点で語って頂いたこの2年間を振り返り、皆さんの深いご洞察に敬意を表し、ここに記録を残します。

第9回 2022.12.01

第9回は、峯脇達也さん(会員番号385)より、ご自身が乳業会社の再建に携さわったことから「人間は何を食べてきたか」と題し、1万年前に人類が牛乳を採るようになって以来、乳製品がどのように発展してきたかという、ちょっとニッチな歴史の話がありました。WHOの基準では、日本のほとんどのヨーグルトはそうではないことや、醍醐天皇が蘇というチーズのようなものを食していたこと、日清・日露戦争当時大本営がおかれた広島で、天皇が地元の乳業会社から、毎日牛乳を取り寄せていたことなどが紹介されました。食の側面から、人間の歴史を振り返ることはとても興味深いことでした。

第8回 2022.09.27

徳川義勝(右端)
徳川義勝(右端)

第8回は、真木郁夫さん(会員番号209)より「尾張藩について」と題し、7代藩主徳川宗治や14代藩主徳川義勝に注目し、喧伝されている評価以上に名君であったことを、宗治の「温知政要」や、義勝が明治維新当初の激動期に示した重要な決断などの事例が紹介されました。歴史上の人物の評価は、往々にして時の体制中心の評価になる為、埋もれた人物を発掘し再評価することは、とても大切なことだと改めて認識しました。

第7回 2022.07.19

九州名護屋城跡
九州名護屋城跡

第7回は、中村悠一さん(会員番号673)から「秀吉はなぜ朝鮮出兵をしたか」と題し、古代以降の日朝往来史を振り返りながら、2度にわたる朝鮮出兵における戦死者数や捕虜の実態など悲惨な実情が紹介されました。侵攻の理由について、考えられる原因を上げて意見交換したが、いずれも単独では説得力に欠ける為、複数の要因が重なったとの結論となりました。秀吉がパラノイアに罹っていたとの意見も出て、為政者が不合理な決断をすることで、歴史に禍根を残すことが往々にしてあるとの認識に至りました。

第6回 2022.05.28

第6回は、石堂英也さん(会員番号1081)より「何で京都やねん」と題し、地理的には決して恵まれていない京都に、なぜ都が1000年以上置かれたのかについて、京都人であるご自身の見解が披露され、参加者で議論しました。併せて、貴族の階層別人数や推定年収、年間の勤務状況など、興味深いデータが示されました。最後に、京都ご出身の石堂さんならではの観光名所情報が参加者に提供されました。

第5回 2022.03.26

第5回は、高橋宜治さん(会員番号858)より「明治維新から太平洋戦争への道程」と題し、主として伊藤博文と山縣有朋を対比しながら、山縣が明治政府の中央集権化に果した役割を考察することで、その後の日本の針路へ及ぼした影響などが紹介されました。時節柄、ロシアのウクライナ侵攻に絡ませた話も出て、幅広い意見交換ができました。日本の近代、現代を考察する上で重要なテーマでもあることから、続編が期待されます。

第4回 2022.01.29

児玉源太郎
児玉源太郎
江ノ島にある児玉神社
江ノ島にある児玉神社

第4回は、平井隆一さん(会員番号1022)から「児玉源太郎―明治の男の生涯は波乱に満ちたものだった」と題し、日露戦争の203高地攻防戦や台湾総督として活躍した児玉源太郎の生涯や、江の島の児玉神社にかかわる逸話などが紹介されました。明治維新の英傑には、もっと長生きすれば、その後の国の形に良い影響を及ぼせる人が、児玉をはじめとして何人かいたとの認識を新たにしました。歴史にIfはありませんが、残念なことです。

第3回 2021.11.20

善通寺市 旧練兵場遺跡群
善通寺市 旧練兵場遺跡群

第3回は、山田昌和さん(会員番号1132)より「香川県における歴史」と題し、ご自身の郷里である、香川県における歴史的な名跡やそれに纏わる逸話など、特に九州の吉野ケ里遺跡に匹敵する規模を誇ったと推測される、弥生時代の環濠集落跡「旧練兵場遺跡」の紹介がありました。日本は古代遺跡が今もってよく発掘される珍しい国で、新たな発見が特に古代史の定説を覆すことがあると期待できます。それが歴史のロマンかもしれません。

第2回 2021.09.25

第2回は、江村泰一さん(会員番号1060)より「古代史の謎と魅力」と題し、日本の古代史の謎について、日本人の遺伝子から見たルーツ、邪馬台国と初期ヤマト政権の成り立ちの経緯、古代の大陸と日本の交流、聖徳太子は実在したかなど、興味深い話題が紹介されました。古代史は相変わらず謎が多く、従って会話は多岐にわたりました。日本の古代は女性の地位は高く、多様性に富んだ社会だったと考えられます。

第1回 2021.07.17

第1回は、小谷雅博さん(会員番号913)より、「司馬遼太郎のこの国のかたちを読んで」と題して、所謂司馬史観をベースに、日本史をマクロで見た際に思ったことや、1万年間を超える縄文文化時代など、日本は世界史的に見ても、持続可能性を先人の工夫で体現してきた稀有な歴史を持つことが紹介され、世界の今日的な課題にもっと日本が貢献できることがあるのではないかとの議論になりました。

研究会キックオフ 2021.05.13

設立メンバー5人によるキックオフをZoomにて開催しました。キックオフにおいては、研究会の基本的な進め方(当番が自由にテーマを選択し話題を提供する)や、開催頻度(当面2ヵ月に1回Zoomないしハイブリッド方式で)などを決めました。

世話役: 小谷雅博(会員番号913)
連絡先 e-mail: hiro-kotani@s01.itscom.net

2021年9月25日

DF歴史研究会第2回例会を開催しました

DF歴史研究会は本年発足したばかりの会で、準備会(キックオフ)を5月13日(土)、第1回例会を7月17日(土)にいずれもZoomにて開催しています。

キックオフにおいては基本的な進め方(毎回の当番が自由にテーマを選択する等)や開催頻度(当面2か月に1回程度)等を決めました。

第1回例会においては当番の小谷雅博さん(会員番号913)より、司馬遼太郎の「この国のかたち」を読んで、所謂司馬史観をベースに日本史をマクロで見た際に思ったことなどが紹介され、メンバー間で意見交換を行いました。

またこの場で小谷さんに本会の世話役にご就任頂くことを決めました。

今般、第2回例会を9月25日(土)16時より、やはりZoomにて開催。今回は当番の江村泰一(会員番号1060)より「古代史の謎と魅力」と題して、古代史のいくつかのテーマについて、私見をお話し、それをネタに皆さんが活発にそれぞれのお考え、知見を披露されました。話題は日本人の遺伝子から見たルーツから、初期ヤマト政権の成り立ちの経緯、古代の大陸と日本の交流の状況等多岐にわたり、大いに盛り上がりました。
今回参加者(順不同、敬称略):小谷雅博、川崎史顕、山田昌和、平井隆一、豊田正明、 高橋宜治、江村泰一
今回欠席:中村悠一

次回研究会は2021年11月20日(土)16:00よりの開催を予定しています


DF歴史研究会は上記の通り、まだ発足したばかりですが、自由闊達な雰囲気のもと歴史好きが集まって、歴史の分野を問わず、それぞれの歴史への思いを語り合う、楽しい会です。歴史に興味のある方は是非ご参加下さい。お待ちしております。
参加希望者は以下までご連絡お願いします。

2021年10月
(幹事)世話役:小谷雅博(会員番号913)
hiro-kotani@s01.itscom.net