瓦版

( 2021年11月1日 掲載 )

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DF技術部会瓦版第64号

発行:2021年11月1日 世話役:矢島 健児 副世話役:清水 範夫 編集・文責:清水 範夫

【例 会】

  • 開催日時:2021年年10月21日(木)
    13時30分~16時:例会参加者28名(Zoom参加者18名、DF751スタジオ参加者10名)
Zoom画像

【目 次】

  1. 技術部会事務局報告:矢島 健児 世話役
  2. DF事務局報告:小林 慎一郎 会員
  3. 分科会活動報告
    理科実験グループ:酒井 和幸 会員
    経済産業懇話会:(浅野応孝会員)代理 立石 裕夫 会員
    リスクセンス推進研究会:立石 裕夫 会員
    医療懇話会:鶴岡 正吉 会員
  4. 講 話 簡便な組織の健全性診断法~リスクセンス(RS)診断法とは~
    ✦ 簡便な組織の健全性診断法:中田邦臣 会員
    ✦ 予兆管理法:LCBリスクセンス診断の紹介:浅野寿 会員
    ✦ 経営に有効な予兆管理が出来る事故・クレーム防止システム:梅里泰正 会員
  5. 編集後記:清水 範夫 副世話役

技術部会事務局報告 矢島 健児 世話役

  1. 技術部会活動予定を紹介した。
    • 2021年度はDFスタジオとZoom方式で開催する。これまでの技術部会に2月48名、4月41名、6月39名が参加した。新事務所に移転後、8月はスタジオ751を使用して開催した。参加者は34名であった。10月は理科実験の日程と重なり、参加者は28名であった。
    • 新入会員として、入江さんと水島さんが入会した。
    • DFホームページの活性化を図り、新体系図を準備中である。
    • 次回の技術部会は12月14日(火)に予定している。

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DF事務局報告 小林 慎一郎 会員(事務局)

  1. 10月19日(火)に第19期会員総会と二宮清純さんによる講演会が、学士会館でZoomを併用して開催された。
  2. 来年1月から20周年の事業がなされていく。10月には20周年記念総会が開催される。記念事業のテーマとキーワードを提示した。
  3. 7月~8月の新入会員として4名が入会した。
  4. 12月3日(金)の講演交流会では教育関係の講演が開催される予定である。

小林会員の説明資料(会員総会)はこちらをご覧ください(ダウンロード=DLはこちら

小林会員の説明資料(20周年)はこちらをご覧ください(ダウンロード=DLはこちら

分科会報告

1 理科実験グループ 酒井和幸会員

  1. 昨年に比べて実験の回数が増加している。12月以降の依頼案件が入ってきている。
  2. 9月以降、児童への新型コロナウイルス感染増を懸念したが現状は落ち着いている。
  3. オンライン実験2回目実施
    ・新川崎体験イベントに引き続き、国分寺放課後教室で実施。
    ・従来のような小先生による直接指導のようにスムーズには行かないが、まずまずの出来であった。小先生の数を減らせるがゼロは難しいだろう。
  4. 活動の本格再開に向けて準備を開始する。

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2 経済産業懇話会(浅野応孝会員)代理 立石裕夫会員

  1. 今後の講演予定
    • 10月22日(金)に山之内憲夫さんによる「航空機事故と航空機の安全性」、11月29日(月)に赤堀智行さんによる「自然環境の変化と野生鳥獣の実情」の講演がある。12月の盛山正仁さんによる「政治家と官僚の間(仮)」の講演は未確定である。1月には望月直躬さんによる経済ニュースの講演が予定される。
  2. 年会費として3000円/人を集めている。任意であり、24名が出資。

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3 リスクセンス推進研究会 立石裕夫会員

リスクセンスの講演が予定されており、今回の説明資料はない。

4 医療懇話会 鶴岡正吉会員

  1. 年間3回(4月、6月、12月)の講演会を実施し、会員に役立つ最新の医療講座をテーマとしている。
  2. 12月の医療講演は、「我が国の医療の行方」というタイトルでの講演を考えていたが、コロナ禍の医療現状により医療機関医師への依頼は難しい。そのため「高齢化社会の現状と当面する諸問題について」にテーマを変更し、演者を検討中である。

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講 話「簡便な組織の健全性診断法~リスクセンス(RS)診断法とは~」

技術部会

1)簡便な組織の健全性診断法:中田邦臣 会員

  • 組織事故の未然防止研究の現況とRS診断法の位置づけ
    人・組織・技術の分野の研究は、1986年のチェルノブイリ原発事故を機に提唱された「安全文化」の研究から活発になった。経営の立場からの研究は我々だけである。
  • 研究開発の手法
    組織事故の発生モデルとして防護壁モデルを提案した。
  • RS診断の活用状況は、企業総数47社、受診者数4,010名になる。

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技術部会

2)予兆管理法:LCBリスクセンス診断の紹介:浅野 寿 会員

  • リスクセンス(RS)とは、組織を健全に運営し、リスクを最小にしていくために必要な知識・判断力・業務遂行能力の総称である。
  • 予兆管理法-RS診断法とは、組織の現状を1時間程度の簡便なアンケート選択形式の手法で診断し、未病の段階で組織の課題を把握する「予兆管理法」および課題解決型の未然防止型マネジメント手法である。
  • RS診断として、LCB(Learning,Capacity,Behavior)の診断項目と診断の視点に11項目がある。
  • 組織のRS診断と個人のRS診断がある。
  • 組織内でのエラー発生メカニズムの紹介とフォロー研修の紹介。

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技術部会

3)経営に有効な予兆管理が出来る事故・クレーム防止システム:梅里泰正 会員

  • 事故再発防止マトリックスを作成する。
  • 共通マネージメントシステムの構築。異なった表現の規格・要求事項への標準的対応策を検討する。
  • RS診断システムは、「組織の健全性」をベースに事故防止を図り、自組織のマネージメントを適正化する。

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編集後記

8月に開催した技術部会に引き続き、Zoom方式を主体として開催しました。新事務所のスタジオ751での参加とZoom方式での参加を合わせて、28名の方に参加していただきました。理科実験の開催日と重なったために参加者が若干少なくなりました。

今、日本の企業では製品の事故や信じられないことですが、検査データの改ざん問題などが頻発しています。このようなことが起こらないようにするためには、今回の講演会で述べられたリスクセンス診断法が重要になってくるのだと思います。このことから、リスクセンス推進研究会の今後の活動が大いに期待されます(清水)