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2017年12月3日 掲載 )

DF創立15周年記念会員総会

(詳細レポート)

出雲充氏

2017年10月26日(木)秋空の下、午後2時から7時までの5時間、学士会館にてDF創立15周年記念会員総会が開催されました。関西から8名の会員も駆けつけ、参加者は、昨年総会の1.6倍に当たる253名と会場の定員を上回る大盛況となりました。 「特別講演」「会員総会」「部会、同好会など有志による展示会」「懇親会」の4部で構成されています。 「特別講演」と「会員総会」は講堂202室で実施、「部会・研究会・同好会有志による展示会」は、隣室で開催、立食パーティの「懇親会」は、続き部屋の201室と増設した202室の半分を併せて行いました。 創立15周年という節目のイベントのため、公募と指名で選ばれた15周年企画・運営委員(浅野応孝委員長)と事務局が一体となって企画、運営し、様々な新たな試みを実践、献身的な担当会員の尽力もあって、DFの力を結集した次世代のさらなる発展を確信させる会員総会となりました。

◇ ◇ ◇

ーー 2017年10月 講演・交流会(173回)ーー

テーマ:『第4次産業革命で変わる企業と働き方』

講 師:竹中 平蔵 氏(慶應義塾大学名誉教授 / 東洋大学教授)

14時、特別講演からスタートを切りました。講師は慶應義塾大学名誉教授 / 東洋大学教授竹中平蔵氏(写真上)、演題は『第4次産業革命で変わる企業と働き方』です。4日前に行われた衆院選での与党大勝利についての独自の分析、世界と日本の経済について触れた後、演題の講演に入りました。明解な語り口、目から鱗続出の内容、時に軽妙洒脱を交えての講演は人を惹きつけ、あっという間の45分間でした。内容の記録は不可で、参加した者のみ満喫できるということになりますが、予めいただいた講演要旨を以下に記しますので、ご都合のつかなかった方に少しでも参考になれば幸甚です。

[講演概要]

AI、ロボット、IoT、ビッグデータ、シェアリング・エコノミーといった新しい要素によって、金融、自動車、電機、といったこれまでの業界の枠組みが壊れています。 

例えば、Uber や Airbnb は、既存の業界に当てはめることができず、新たな業界と言えるでしょう。 
この大きな波から新しい産業が生まれ、新しいライフスタイルがつくられるという点で、革命的な変化と言えます。 

これが「第4次産業革命」と呼ばれる所以です。 産業の生まれ変わりは、社会の制度とインフラの入れ替わりにつながります。 

制度とインフラの見直しは、日本企業の組織そのものや個人の働き方にも大きな影響を及ぼし、コーポレート・ガバナンスやビジネスモデル、人材の活用方法などに至るまで、網羅的かつ根本的な見直しを迫っています。 本講演では、第4次産業革命のグローバルおよび日本経済の動き、そして国家として取り組むべき規制改革とセキュリティ対策、企業の組織や働き方のあるべき姿についてお話します。 あなたは、第4次産業革命に対して、悲観的な見方、楽観的な見方のどちらを持っていますか。 革命的な時代がやってきたという時代認識を持ち、大チャンスを掴みましょう。(文責:DIRECTFORCE)

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ーー 創立15周年記念会員総会(第16期)ーー

第1部[第16期 会員総会]#1

休憩時間にはコーラス同好会 Sing Joy の歌声と動画がスクリーンに流れ、15時から会員総会が始まりました。トップバッターは真瀬宏司DF代表理事兼DFM代表取締役からの報告「第15期レビュー&第16期方針」です。内容は別途スライドをご覧いただくとして、今回はパワーポイントのスライドに工夫が凝らされていました。

例えば、「1206」という数字だけが大きく写ります。「皆さまこの数字は何だと思われますか?」と問い、「9月末に新たに入会した会員のナンバーです」と説明します。全てのスライドには細かな文字の説明文章表示がありません。この伝えたいポイントを大きく示し、詳細説明は口頭で行うというスタイルは、「説明文はスクリーンではとても読み難いが、今回はとても分かり易い上、スマートであった」と大好評でした(写真下)。

途中、DF関西11月1日発足の発表の時には、関西から駆けつけた会員8名の紹介もありました(写真下)。

  • 真瀬代表のプレゼンテーション・ビデオはこちらからご覧いただけます(会員のみ)。

◇ ◇ ◇

続いて、浅野応孝15周年記念事業企画・運営委員会委員長より「ディレクトフォース15周年を迎えて」と題する発表で、15周年記念事業の総括、DFが抱える課題、今後への期待が熱く述べられました。

2番目は保坂洋事務局長の「ディレクトフォースの過去、現在、未来」で、創立の契機と当時のご苦労を振り返り、発展してきた現在の姿と課題を見据え、益々多様になる会員の要望に応えるために取り組んでいる施策について発表がありました。

3番目は小林真一郎アカデミー本部長の「アカデミー本部の今後」についてで、DFに(DFMから移管)新設され再スタートしたアカデミー本部の由来や、活動の内容、今後の方針などについて説明がありました。

4番目は近藤勝重株式会社DFマネジメント 経営者支援事業部長の「DFマネジメントの体制強化」で、組織の継続に欠かすことのできない財務基盤の安定化を図るために進めている組織と運営の改革について力強いプレゼンがなされました。

事業報告の最後は、若手会員でDFMの事業プロデュース室長、上場支援室長、M&A推進室長を務める黒田敦史さんから、DFマネジメントの新規事業「ビジネスプロデュース事業」の展開についてフレッシュな意気込みと決意が語られました。


左から 浅野15周年記念事業企画・運営委員会委員長 保坂事務局長 小林アカデミー本部長
近藤DFM経営者支援事業部長 黒田DFM事業プロデュース室長

  • 以上の「会員総会」の内容ははこちらからご覧いただけます(会員のみ)。

ここで休憩に入り、 Sing Joy の動画と歌声が流れる休憩時間をはさみ、第2幕ともいえるプレゼンが始まりました。ここからは、全て音楽入り動画によって構成していますが、会員にはサプライズとなっています。

最初は「講演・交流会(旧称:勉強会)」の報告です。15年間173回の講演者とタイトルが連続して早送りで流れ、「この会に1回の休みもなく、全ての会に出席した会員がおられます。それは藤田公一さんです!」アップの顔写真がスクリーン一杯に写り、会場にはお馴染みの祝福の音楽「得賞歌」が流れます。藤田さんに前へ出ていただき、真瀬代表が表彰状を読み上げ、今後の講演・交流会に無償で参加できる「A級(永久)パスポート」を藤田さんの首に掛けると、会場は万雷の拍手です。そして、藤田さんに楽しいスピーチをしていただきました。

第1部[第16期 会員総会]#2

次は部会・研究会の紹介です。スクリーンに音楽と共に地球を背景にしたDFの紹介が10秒ほど流れた後、海外のニュースキャスターが出現、言語は理解不能ですがテロップで部会活動の説明が始まりました。三納さんが創ったパロディです。会毎にキャスターが変わります。一同目を見開いて凝視する中、動画と静止画が混じった8分間の説明が終わりました。

続いて同好会活動の紹介です。ピンクレディのUFO、その後はリズムに乗った、恋するフォーチュンクッキーの歌とダンスが区切りごとに流れ、21ある殆どの同好会の楽しい活動が8分間で紹介されました。

ぎっしり埋まった満席の皆さまに、会員総会の終りを告げ「如何でしたでしょうか?」と問い掛けると、万雷の拍手と共に「ブラボー」の声も、そして満面の笑顔が返ってきました。

第2部[部会・研究会・同好会活動展示会]

総会はオンタイムで終了、17時からは第2部の、部会、研究会、同好会有志による展示と懇親会です。

展示会は、201室と202室の間にあるスペースに、パネルと机を利用して行いました。

会場は15時まで他者が使用していたため、準備は会員総会の間に短時間で行わねばなりません。事前の準備、当日の迅速な設営にご尽力いただいた関係者の方々に脱帽です。

同好会活動を撮影した写真を展示したのは、海外旅行研究会、コーラス同好会「Sing Joy」、写真同好会、登山同好会「粋山会」です。理科実験グループは実験現物抜粋を、15周年行事企画・運営委員会はDF歴史年表を展示しました。環境部会は千代田区桜植樹募金活動を展開し目標を上回る募金額を達成、観光立国研究会は6月に上梓した「日本再発見紀行」を並べたところ短時間で完売しました。これも上記のビデオのおかげです。

特筆すべきは蕎麦打ち同好会です。食材の持ち込みは禁止という学士会館とタフな交渉を続け、同好会で当日午前中に打ったばかりの蕎麦を厨房で茹でてもらい、美味しい蕎麦を懇親会で皆に振る舞うことに成功しました。

まさに手作りの暖かみ溢れる展示会で、閲覧した皆さまからは「学園祭を思い出した」などの言葉も聞かれ、大好評でした。

第3部[懇親会]

懇親会は201室から流れる音楽から始まりました。パソナ・グループが若い芸術家の巣立ちを支援している事業ミュージックメイトに所属するヴァイオリン、ビオラ、チェロの弦楽三重奏です。妙なる調べに惹き込まれるように会場へ入ると大勢の会員でぎっしり。定員150名の部屋に250名超が入ったのですから無理もありません。15周年委員会で選ばれた赤堀智行さんの巧みな司会で開会宣言、初代代表水野勝さんの乾杯の挨拶と続きます。「このような大きな会に発展することは、創立当時思いもよりませんでした。‥‥ 乾杯!」同時にヴェルディ《椿姫》の「乾杯の歌」が流れ、賑やかな歓談となりました。講演会、会員総会で使用した202室の後ろ半分の椅子を片付け第2懇親会場としました。丸テーブルに軽食を置き、バーカウンターも設けました。会員の皆さまは、懇親会場(201室)、展示室、第2懇親会場を行きつ戻りつ、蕎麦打ち同好会謹製の蕎麦を愛で、懇親会場の大スクリーンに映る20分間の Sing Joy の映像(下のビデオをご覧ください)と歌声を鑑賞するなど、楽しんでいただいている様子でした。

19時、予定通りに中締めとなりました。ご挨拶は最長老の横江昭さん(87歳)から「好きな言葉は、Today is the First Day. 今日という日が残りの人生の最初の日なのだから、これからのことを前向きに考えよう」と我々に相応しい力強い締めの言葉をいただき、お開きとなりました。

  • 当日の「懇親会の様子や皆さんのコメント」のビデオはこちらからご覧いただけます(会員のみ)。

  • 当日のアルバムはこちらからご覧いただけます。

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「DF15周年記念の行事を終えて」

終わりに、展示会と懇親会の企画・運営を担当していただいた赤堀智行さんと、15周年行事企画・運営委員長の浅野応孝さんからのメッセージを掲載致します。

  1. 赤堀智行さんのメッセージ

この度、DF15周年記念行事の企画・運営に参加させていただきました。

会員の皆さまに多大なるご配慮とご協力を賜わり、記念の総会及び懇親会を無事成功裏に終えることが出来ましたことに感謝いたします。

会員の皆様のご経験や年齢背景もあり、様々な意見が存在し、運営の難しさを感じるところもありました。

しかしながら、諸先輩方がこの15年で築き上げたDFの公私にわたる業績は素晴らしく、現役当時は仕事のみならず、ご自身の保有能力をいろんな分野で発揮されてこられたことが展示会での同好会・部会・研究会活動を通して良くわかりました。

これからのDFは、国内外の変化と共に、会社環境やDF入会の動機も大きく変化してきております。更なる会員満足の為にも、現状継続すべき事、新たに取り入れるべき事を多くの会員参加の下、早急に検討する時期かと思います。(赤堀智行)

  1. 浅野応孝さんのメッセージ

次は、浅野応孝さん(15周年行事企画・運営委員長)からのメッセージです。

DF15周年記念総会が盛会に終わり、安堵しているところです。

これも、準備委員会のメンバーの献身的な活動と、事務局の絶大なサポートのおかげと感謝しています。

今回、15周年に当たっては、記念誌の発行をはじめ節目の企画がありました。

一部には賛否のご批判もいただきましたが、多くの皆様がディレクトフォースのこれまでの歩みを改めて見直す機会となり、良かったとの声をいただき喜んでいます。

今後さらにディレクトフォースが5年、10年と発展することを祈念しています。(浅野応孝)

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[エピローグ]

節目の会員総会でしたので、次回の参考になることも考慮し、表からは見え難い苦労話と雑感を項目別にまとめてみます。

1.会員総会の規模と形式

会員総会・懇親会の規模を考える時に参考としたのは、昨年のアンケートで「通常の会員総会並みで良い」という多数の意見です。しかし、主催者側に立つと、5年に一度の記念すべき会が、例年と同じで良いはずはありません。掛けるべきところには少しお金を出し、我々が最も得意とする(?)「智慧を結集」して、例年とは違う新機軸を取り入れた企画を打ち出し、今後DFが変革していくことを皆さまに確信していただける機会にしたいという思いを込めて取り組みました。

参加費についても議論があり、定例会よりは費用が掛かるのだから5,000円が妥当という意見もありましたが、真瀬代表のお考えもあって、定例会同様の3,000円で参加していただくことに決定しました。

外部の方にも声を掛けるかも議論となり、支援企業にDFの理解を深めていただくこと、参加費5,000円として多少採算に資することを考慮し、会員総会を除く、講演会、懇親会に参加いただくことにしました。しかし、DF会員の申込みが急増、定員を超える勢いとなり、声掛けを最小限にしたため、3名の方が出席したに留まりました。

2.参加者数

参加者数の推定が課題でした。過去の事例から200名超と予測しましたが、総会が近づくと出席申込が急激に増えてきました。講演会と総会を行う学士会館202室の定員は250名ですが、椅子は設置可能な290席用意してもらいました。最終的に参加者数は253名でしたので、何とか切り抜けることができましたが、もし席以上の参加者があった場合、廊下に人が溢れ、当会館では手の打ちようがないという最悪の事態を避けることができ、ホッとしました。定員オーバーで窮屈な思いをされた方もおられたと思いますが、ご容赦お願い致します。

次の課題は、これだけ大勢の会員を定刻通り着席していただくことです。通常の会では定刻5−10分前に来場する会員が多いので、間に合わない可能性があります。議論の中では様々な案が出ました。「会員番号で三つのグループに分け、来場時刻を指定する」「あいうえお順に3分割して受付する」「領収書は予め希望を取り作成しておく」「着席はグループごとにエリアを決めておき誘導する」等々です。議論の結果、シンプルに備えることに決定、「13時30分(開始30分前)頃までに来場して欲しいという事前連絡」「受付は6人体制で対応」「領収書はその場で記入」「着席は、前から座って下さいと映像を流すが、基本的に自由」としました。結果は、混乱もなく開始時刻には着席が完了しスムースなスタートを切ることができました。

3.講演会講師

講演会の講師の選定には、15周年企画・運営委員、会員有志、事務局などで候補者を擁立、ノーベル賞受賞者、宇宙飛行士も候補に上がりましたが、真瀬代表が竹中平蔵氏にアポを取り訪問、講演のご快諾と頭が下がるご協力をいただき、すばらしい講演会となりました。

4.ビデオ・プレゼンテーション

会員総会での新機軸は、森川紀一さんの「部会、研究会、同好会の紹介は、従来の5分ごとにその会の責任者が入れ代わり立ち代わり壇上で説明する形式は辞めて、動画と音楽で行いましょう」という提案から始まりました。遅きに失するタイミングでしたが、急遽三納吉二さんに依頼したところ快諾していただき、なんとか当日までに完成し、皆さまの度肝を抜くすばらしい作品が出来上がりました。

とはいえ時間がなく完成できるか不安がありましたので、三納さんの強い要望でバックアップ・コンテンツを作ることになり、小林慎一郎さんの手を煩わせました。

講演会皆勤賞の藤田公一さんの表彰状やパスポート(カード)は、三納さんが藤田さんの栄誉を称えるために、心を込めてデザインしたものです。事務局(保坂=発案者)が日本ビルにある印刷屋さんと何度か試作を繰り返し、出来上がった完成品を用意したフォルダーやケースにセットしたところとぴったりで、よてもいい表彰状になったと自負しています。藤田さんにも喜んでもらえ嬉しい限りです。

5.展示会

展示会および懇親会は、15周年行事企画・運営委員会が担当、手を挙げた赤堀智行さん、林孝男さんが中心となって進めました。展示会は赤堀さんが担当、部会、研究会、同好会に公募して出展を募り、趣旨を説明、学士会館とも摺り合わせ、掲示板と机を組合せて、全ての会が満足する出展方法をプロデュース、15時30分以降から準備可能という時間の余裕がない学士会館の設置も、展示者に依頼して事前にDF会議室で組み立てた展示品を自らがタクシーで運び、部会員等と現場で迅速に設置する計画を立案・実施、智慧と工夫で見事に乗り切りました。

6.懇親会

飲食と懇談だけの懇親会では寂しく、彩りを添えることができないものか、思案の結果、パソナの若手芸術家支援事業のミュージックメイトに破格の条件で演奏していただけることとなり、会の導入部で20分間程の弦楽三重奏演奏をお願いしました。また、後半には Sing Joy の動画と音声を20分間懇親会場のスクリーンに流すことにしました。両者共に賑わう懇親会場の和やかな雰囲気作りにとても効果的でした。懇親会場201室は定員150名ですので、202室の半分を第二懇親会場に模様替え、軽食とバーカウンターも用意して、2室合わせて使用しました。

7.アンケート

森川紀一さんの提案と原案で直後にメールで会員総会に関するアンケート調査を実施しました。

参加者253名中117名の方から受領した回答を以下に示しますが、大多数の方にご満足いただく好結果を得ることができました。

  • アンケートはこちらからご覧いただけます(会員のみ)。

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以上のように、15周年記念会員総会・展示会・懇親会は大盛況に終えることができました。最ベテラン会員横江昭さんは締めの言葉として「Today is the first day」と語り掛けられましたが、15周年記念事業というプロジェクトを通して理解したのは、15周年が今後のDFにとって、大きな変革への道を踏み出す第一歩となったことの確信です。

これからの標語はto The Next STAGE(三納さん創作)です。より楽しく活発に多くの会員がDFライフを満喫できることを目指す変革は、肩の力を抜きつつ会員同士の力を合わせれば出来ることを気付かせてくれたイベントでもありました。

(事務局長:保坂洋・記 三納吉二・写真・ビデオ・編集)