( 2016年10月24日 掲載 )
うす曇りの10月13日(木)学士会館で約160名の会員の皆さんに参加いただき、第15期会員総会が14時から開催されました。引き続き定例の講演会と交流会が行われました(総会の詳細はこちらからご覧ください=会員限定)。また当講演会と交流会へは、DFの支援先企業の方々30名も参加されたので、約190名に達しました。
総会は、真瀬代表の『第14期 レビュー & 第15期 方針』に始まり、浅野委員長による『15周年 記念事業計画』、下記部会の責任者による活動状況、そして保坂事務局長による第15期施策と来年4〜6月に予定している事務所移転の報告が行われました。
今回で166回目となる講演会は現役でDeNA創業者の南場智子氏(写真)に「DeNAの新規事業から日本の変革に挑む」というテーマでお話をいただきました。
南場智子氏によるご講演は、お客様に喜んでいただくため役立っていただくために楽しく創意工夫をしている集団のご紹介です。
まず、同社が培ってきたIT技術(インターネットとAI)と外部専門家の知識・経験を結合し立ち上げた新しいビジネス分野であるオートモティブ事業部とヘルスケア事業部の紹介です。
概要は以下の通りです。
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オートモティブ事業部では、カーシェアリング・アプリ(Anyca)の提供や,自動運転タクシーや自動走行シャトルバス等の無人運転への取り組み、そして物流分野への取り組み(ロボネヤマト)を行っています。
ヘルスケア事業部は、今まで健康に無関心な生活を送ってきたことによりご主人が病気になってしまった苦い経験から、病気になる前から健康の大切さを認識し維持してゆくための事業が必要と考え設立しました。
当事業部では個人が健康維持を主体的活動するために自分自身の情報を知る支援として、唾液により収集した遺伝子情報からかかりやすい病気の情報や、病気予防の助言を提供する東京大学と共同開発しているMYCODEというサービスを提供しています。この遺伝子データベースは創薬へも役立てています。
また、NTTドコモと共同で、『歩いておトク』という歩くだけでポイントが貯まるサービスや、健康保険組合むけにスマホで、健康情報を提供するKenComというサービスも提供しています。
DeNAは常に新しいことに挑戦し続けています。
この写真(右)は1999年会社を立ち上げた時初めてビッターズというサービスを世の中に出した時の写真です。
全員が2つの理由で喜んでいる写真です。
DeNAを、このような笑顔に満ちている会社にしようと考えています。
このため3つの言葉をDeNAでは大切にしています。
このため常に若い会社であり続けたいと思っています。創業17年目を迎えると社内の所々に澱が溜まってきます。例えば、スピードが遅くなっていないですか?調整に手間取っていませんか?上を見て仕事をし始めていませんか?ポジションが気になっていませんか?椅子を並べ替えていませんか?等です。
DeNAの最大の強みは人材です。現在社員数2,000人を超えていますが、これといった人材は何年も追いかけて採用しています。毎年新年の抱負にその年に採用したい人の名前を羅列しています。1人の人間が周りの百人を変えるので人材は重要です。勿論新卒者採用にはかかわっております。
今回は、時間の関係(17:00に会場を出なければならないため)で質疑応答はなく、その代わり名刺交換(写真右)の機会が設けられました。
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講演会に引き続き、交流会が始まりました。
乾杯に先立ち下記4名の新入会員の紹介がありました。
写真左から(敬称略)
松岡 稔さん(1142)米田 満さん(1145)水口 泰介さん(1147)原 秀男さん(1149)の皆さん
その後、企業支援部長の近藤勝重さんの乾杯の発声で始まり、各々楽しい会話が続きました。
(森川紀一・記 三納吉二・撮影編集)