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2011/03/01(No96)

ホームページに思う

常信 伊佐夫

常信伊佐夫氏 一般社団法人ディレクトフォースのホームページ業務に携わって4年余りになる。もっぱらコンテンツ編集に追われている現状だが、最近の閲覧状況から感じたことがある。

組織の発足当初は会員のためのホームページを目的とした。そのため年間の閲覧数はわずか1万2千ページ程度にとどまっていた。会員以外の方にとっては、アクセスをブロックされるページが多くて面白くないサイトであったと思う。

ウエブサイトは会員が組織の活動情報を共有するためだけのツールではなく、我々会員が一般社団法人として行っている社会貢献活動をはじめ様々な情報を発信することによって、組織の社会的存在意義を広く人々に理解していただくのに役立つはずとの認識から、2010年初めにほとんどのページを公開することに踏み切った。その結果、直近1年間で見ていただいたページ数は10万に届くようになっている。閲覧ユーザー数は約1万3千人。DFの会員600人として95%は会員以外の外部の方に見ていただいていることになる。

良く見られているページは、新入会員を紹介した会員情報のページやディレクトフォースの設立主旨、仕組みについて、人材マトリクスあるいは活躍するDF会員のページである。そこから読み取れることはディレクトフォースとはどんな組織だろうか、どのような人が会員なっているのだろうかという関心を持ってアクセスされる方が多いということだ。ただ、ディレクトフォースの活動実体を理解していただきたいという観点からすれば、環境を守るために行っている「緑のボランティア活動」、子供の理科離れを防ごうと小中学生を対象としておこなっている「出前理科実験」など閲覧していただきたいページはいくつもある。そのためにコンテンツをもっと魅力あるものに仕立て、多彩なウエブサイトを組み立てていくことが求められていると受け止めている。

面白いのは、21ある同好会のページをよく閲覧してもらっており、趣味というのがひとつの有力な切り口になっていることだ。例を挙げれば、歌舞伎同好会はメンバー約60人を擁する大きな同好会になっているが、このジャンルでグーグル、ヤフーの大手検索サイトのトップにランクされている。

サイトを検索する方の気持ちを理解しようと一念発起、70の手習いで最近自分のホームページを立ち上げてみた。これがホームページ担当業務に少しでも役立てばと願っている。

(じょうしんいさお ディレクトフォース会員・元アサヒビール)

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