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2011/09/01(No108)

立教セカンドステージ大学に通って

神山 利

筆者今,「立教セカンドステージ大学(以下RSSC)」に通い始めて2年目となります。RSSCは,50歳以上のシニアを対象に「学び直し」と「再チャレンジ」のサポートを目的に4年前に設立されました。魅力溢れる授業が目白押しで,新幹線や高速バスで通う受講生もいる程です。立花隆氏の「先端科学・技術論」「昭和史の検証」などの授業は何時も受講生で一杯です。

世の中,大学はシニア向け講座が花盛りですが,RSSCは他とは一寸違ったユニークさを持っています。

その一つ目は,全ての受講生がいずれかのゼミナールに所属して自主的な活動を展開し,担当教授の指導のもとに「卒論」を作成することです。毎週木曜日に開催されるゼミでの激論,そしてその後の「ノミュニケーション」でゼミ生同士の結束は一挙に強くなります。多種多様な経験を持った受講生が,共に考え,意見を交えるゼミは魅力たっぷりです。

二つ目は,体系的な科目に加え,学部の授業のいくつかを学部学生と一緒に受講できることです。レポートの提出,学期末試験があって,最近とみに記憶力が衰え,今聞いたことを直ぐ忘れてしまう私にとってはいささか辛いところはありますが,大いに刺激を受ける授業です。

三つ目は,夏休みに,清里でのゼミ合宿が開催されるほか,色々な課外活動が活発に展開されることです。先日,私たちのゼミでは,私の出身企業のアサヒビールを訪問し,同社が進めている「CSR活動」の実態を聴いてきました。

授業風景 文芸講演会 課外活動 
アサヒビール訪問CSR

多才で魅力のある教授陣からは「学ぶことの面白さ」を改めて教えられましたし,「個性溢れる仲間」とのふれあいは,これまでの会社生活とは全く異なったネットワークの形成に役立っています。

週3日の通学ですが,40数年前に戻ったような気分で,池袋「立教キャンパスライフ」を楽しんでいるところです。

「立教セカンドステージ大学」のHPを載せましたので,ご興味ご関心のある方はどうぞアクセスしてみて下さい。

かみやまさとし ディレクトフォース会員、元アサヒビール