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粋山会

すいざんかい

登山同好会(2019年版)

世話役 立石裕夫

info_粋山会
矢印

2019年10月26日 更新

目 次

テーマ / イベント名 実施日(2019年)
10月月例山行「好天に恵まれて白毛門を楽しむ」 10月9日(水)~10日(木)
9月月例山行「百名山 ― 金峰山・瑞牆山に登る」 9月12日(木)~13日(金)
8月月例山行「名峰 甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳に登る」 8月4日(日)~7日(水)
7月月例山行「 “憧れの霊峰 白山” に登る!」 7月25日(木)~27日(土)
5月月例山行「新緑の大菩薩嶺を歩く」 5月27日(月)~28日(火)
4月月例山行「玉川上水周辺の桜と酒蔵を訪ねて」 4月03日(水)
3月月例山行「浅間尾根登山口から払沢の滝入口までの健脚行」 3月26日(火)
2月月例山行「山梨百名山・九鬼山を登る」 2月26日(火)
1月月例山行 秀麗富岳12景「高畑山・倉岳山」山行 1月24日(木)

2019年10月25日 掲載

「粋山会」10月度月例山行

『好天に恵まれて 白毛門 しらがもん (2599m)を楽しむ』

  • 日 時:10月9日(水)~10日(木)
  • 参加者:立石 正田 間 三木 蒲生 江村(敬称略6名)
(クリック拡大可)

◇ ◇ ◇

白毛門湯檜曽川ゆびそがわをはさんで谷川岳の東側に聳える標高1720mの山である。

谷川岳トマノ耳(1963m)に比べると標高は少し落ちるが、1000m下を流れる湯檜曽川の深く切れ込んだ渓谷をはさんで、対岸にそそり立つ谷川岳東面の岩壁群の絶好のビューポイントとして知られている。またこの時期は紅葉シーズンでさらに絶景度が増すが、今年は厳しい残暑が長く続き、結果的には紅葉には少し早い時期の登山になってしまったが、それでも頂上付近ではぱらぱらではあるが紅葉を楽しむことも出来、また2日間最高の好天に恵まれ、登り甲斐のあるルートで絶景を満喫する山行となった。

 

登山概要

10月9日

上毛高原駅11:32→土合駅前(昼食及び土合山の家チェックイン)12:10~13:20→ロープウエー駅13:50→一ノ倉沢出合15:00~15:20→土合山の家16:30

前日までは不安定な天気が続いていたが今日明日は申し分のない天候のようである。新幹線を上毛高原駅で下車、バスで土合駅前に向かう。土合までは約40分、駅からほんの少し水上寄りに戻ったところが昼食を予定している谷川岳ドライブインで、宿泊を予定している土合山の家と経営は同じらしい。この店は観光客が多く立ち寄るようで、今日も20人ほどの団体が入っている。各自それぞれに食事を済ませた後、店を仕切っている若い元気な女性に山の家への近道がないか聞いてみると、車で送ってくれるという。山の家は駅のすぐ裏側なのだが、駅の向こう側から遠回りになるので、歩くと少し時間がかかるのだ。バンに乗車して5分もかからず到着。車道から山の家に行く取り付け道路が立派になっているのに驚く。ここに来るのは40年ぶりくらいだろうか。

(クリック拡大可)
土合山の家からの白毛門

土合山の家①は「谷川岳の主」と言われた故中島喜代志氏が昭和6年、上越線の清水トンネル開通とほぼ同時期に開設した山の家で、長らく谷川岳登山の基地となってきた。

同氏は西黒尾根登山道等の開削や、谷川岳山岳警備隊の隊長、水上町議会議長も務められ、私が昔所属していた山岳会でもさんざんお世話になったものであるが、平成8年に82歳で亡くなられている。

迎えに出てくれた女将と話をしてみると、なんと同氏のお嬢さんだという。もういいお年なのでまたびっくりだった。先ほどのドライブインの女性はこの女将のお嬢さんなのかお孫さんなのか聞きそびれてしまった。たぶんお孫さんだろう。

とりあえず荷物を置かせてもらい、水とヤッケだけ持って一ノ倉沢出合の散策に出かける。明日登る白毛門の登山口である土合橋②までは5分くらい。一応登山口の確認に行く。橋の手前を右折、広い駐車場を横切ると、登山道になり、しばらく行くと白毛門への指導標を確認、この辺りからも白毛門や谷川岳の頂上がよく見える。

(クリック拡大可)
一の倉沢にて

車道に戻り、少し登ると遭難者の慰霊碑である。ここには谷川岳で遭難死した約800名の名前が記されていて、私の山仲間も3名記されているはずだが、継ぎ足し継ぎ足しで必ずしも年代順にはなっていないのと、石に刻まれているので、古いものは摩滅していて読みづらく、うち1名を発見するにとどまった。

更に車道を歩いていると、仕事の関係で後から追いかけてきた蒲生さんの乗るバスに追い抜かれるが、すぐ上のロープウエー駅③で合流。車道を一ノ倉沢出合④に向かう。出合までは舗装道路だが、近年一般車両の乗り入れは禁止になっていて、代わりに、観光客用として電気バスが走っている。道の途中には多くのベンチ等も設けられ、観光客も多い。ゆっくり歩いて1時間くらいで到着。相変わらず天候がよく、一ノ倉沢の岩壁群から、オキノ耳から一ノ倉岳への国境稜線もはっきり見える。何度見てもすごい景色である。

皆さんにも絶景を堪能して頂けたようで、写真を撮って引き上げる。宿に戻り、入浴後は恒例のビールタイムとなる。宿の談話室に陣取り1時間ばかり歓談する。夕食は何と松茸ご飯と赤城牛の陶板焼き等なかなか豪華なもので、これで1泊3食(翌日お昼の弁当付き)8800円(税込み)はお得である。部屋に引き上げ、明日に備えて早めに就寝した。

10月10日(木)

山の家6:40→登山口6:50→松ノ木沢ノ頭9:50~10:00→白毛門10:58~11:30→松ノ木沢ノ頭12:30~12:40→登山口土合橋バス停)15:05

5時半ころに皆さんが起き出す。朝食は6時から。早々に済ませて6時40分に宿を出発、6時50分土合橋経由登山道に入る。東黒沢にかかる橋を渡るとすぐに樹林帯の急登が始まる。このルートは本当に登り一辺倒で、特に下部の傾斜がきつく、手を使って登らざるを得ない部分も多い。今日の先頭は立石さんで、急登をじっくりといいペースで登っていく。高度が上がってくるにつれ、木々の隙間から谷川岳方面が少しずつ見えてくる。途中2回休憩し、樹林帯を抜けて、露岩の鎖場を通過すると、松ノ木沢ノ頭⑤到着である。

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松ノ木沢ノ頭から谷川岳の勇姿
松ノ木沢ノ頭にて(谷川岳をバックに) 松の木沢の頭にて(白毛門山頂をバックに)
白毛門が近づいてきた

ここからは谷川岳方面と行く手の白毛門がはっきり見える絶景ポイントである。少しゆっくり休憩して白毛門に向かう。ここからは低木帯と露岩が入り混じった急斜面で、行く手の登山ルートがはっきり見渡せる。残りの標高差は250mだが、かなり高く見える。

ゆっくりではあるが安定したペースで急登をこなし、約1時間で頂上着⑥。先ほどの松ノ木沢ノ頭よりも高度が上がっただけ絶景度は増す。先ほどから見えている谷川岳東面の岩壁群に加え、北側の笠ヶ岳や朝日岳、尾瀬の燧や至仏もよく見える。

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白毛門山頂にて 白毛門を下山途中の蒲生さん、立石さん

昼食に写真撮影にと忙しいが、食事を終える頃には少し風が出てきて寒くなってきたので、名残り惜しくはあるが頂上を辞することとする。下りは傾斜が急なだけに慎重に下る。松ノ木沢ノ頭直下の鎖場は下りのほうが嫌らしく特に慎重を期した。下るにつれ、ロープウエー駅の駐車場や土合駅がすぐそこのように見えているのだが、そこからが遠い。これでもかとばかりの急下降が延々と続く。

ようやく東黒沢の手前の平坦な場所に出た時には一同やっと着いたとの思いで、ほっとして握手を交わす。

土合橋のたもとがバス停になっていて、ほぼ待ち時間なく来たバスに乗って、水上駅前で下車、徒歩5分の「松葉屋旅館」で入浴、打上げをして上毛高原から新幹線で帰京した。

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入浴後の打ち上げ(水上温泉・松葉屋旅館)

以上 
(文責 江村)

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2019年9月16日 掲載

「粋山会」9月度月例山行

『百名山 ― 金峰山 きんぷさん(2599m)・瑞牆山みずがきやま(2230m)に登る』

 『七賢人、かぐや姫、シンガポール・シンデレラと月見の宴』

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瑞牆山
  • 日 時:9月12日(木)13日 (金)
  • 参加者:築地・戸田・眞弓・正田・立石・中村・三木(敬称略 7名)

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◇ ◇ ◇

登山概要

9月12日(木)

8時44分、中央線塩山駅に集合。天候が心配されたが、幸い台風15号が通過し、青空が広がる爽やかな絶好の登山日和となった。

ジャンボタクシーに乗って約1時間半、登山口の大弛おおだるみ (2365m)①に着く。9時55分登山開始。

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大弛峠にて いざ出発

10時44分、朝日岳(2579m)山頂②着。山頂からは、間近に迫る甲斐駒ケ岳仙丈ケ岳北岳など南アルプスの山々、その右に聳える八ヶ岳を眺めることができ、はるか先には北アルプスの山を遠望できた。また、目の前には明日登る予定の 瑞牆山みずがきやまがごつごつとした岩肌を晒していた。

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朝日岳山頂に勢ぞろいした七賢人 朝日岳より南アルプス一望
(甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳・北岳)

12時16分、朝日岳から少し降ったところで昼食を摂る。その後、再び登り返して、13時41分、金峰山 きんぷせん (2595.2m)③頂上に着く。金峯山頂上付近は、大きな岩が積み重なっているため、足を踏み外さないように慎重に登る。

確かに登ったことを証明するため、落ちていた標識を拾い上げてワンショット。

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標識を拾い上げてカメラにおさまる(金峰山山頂にて)

頂上から10分ほど降ったところに巨大な岩塊が聳える五丈岩④に到着。今日は時間的に余裕のある行程なので、ここで1時間ほど休憩。メンバーは70歳ほど若返って子供の頃に戻り、岩登りにはしゃいでいた。特に楽しそうに遊んでいたのは、築地さんと戸田さん。

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五丈岩全貌(中央の鳥居が小さく見える) 岩と戯れる築地さんと戸田さん
(クリック拡大可)
全員そろって記念撮影

14時45分、五丈岩を離れ、金峰山小屋⑤を目指す。15時10分、小屋に着く。さっそく小屋前のベンチに座りビールで乾杯。冷涼な山の空気を味わいながらビールを楽しんでいたところ、夢幻か目の前をうら若き女性が通り過ぎる。驚いて目を見開いているところに、その女性が缶ビールを片手にわれわれに加わってきた。

彼女は、会社の休みを取って1人で登ってきたとのこと。山大好き女性で、月に1、2度は1人で山に登るそうな。大変に明るくざっくばらんな女性で、すぐにわれわれに馴染み、山の話で盛り上がる。

そこにまた単独行の女性が現れる。彼女はなんとシンガポールから日本の山に登りに来ている。明日は上高地から北アルプスの山を目指すという猛者。彼女も山大好き女のようだ。

山小屋に泊まっているのは、われわれとその2人の女性だけ。17時半からの夕食にはその2人の女性も加わっていただき、いっしょに小屋自慢のワインを飲みながら食事を楽しむ。

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かぐや姫(左奥)、シンデレラ(左手前)とワインで乾杯

長い粋山会の歴史の中で、初めて女性を交えた宴会。日ごろ落ち着いた紳士の姿勢を崩さない、七人の賢人たちが大はしゃぎ。

頃は中秋の名月のとき。われわれは若い日本の女性を「かぐや姫」と名づけた。彼女がかぐや姫なら、シンガポールから来た女性はさしずめ「シンデレラ」か。いつもなら30分ぐらいで終わる食事が1時間半ぐらいも続いた。

食事後、中秋の名月を見るべく小屋の外に出たが、残念ながら厚い雲が空を覆い、月も星も見ることはできなかった。しかし、月が出ていないので、かぐや姫は月に帰ることなく、われわれといっしょに小屋に泊まることになったのは幸いだった。8時に就寝。

9月13日(金)

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早朝の雲海(前方に八ヶ岳がかすむ) 金峰山小屋出発

4時起床。5時半に朝食。

先を急ぐシンガポール・シンデレラはわれわれの先を行く。われわれは6時に小屋を出発。

6時48分、砂払ノ頭(2317m)⑥に着き、休憩。7時48分に、また、巨岩が聳える大日岩⑦の麓に着く。その頃から雨がポツリポツリと落ちはじめる。

9時32分、富士見平小屋⑧着。ここで、雨も降り出したので、今日の予定である 瑞牆みずがき 山(2058m)⑨を目指すかどうかを協議。軟弱な三木は即座に断念。久し振りに山登りをする戸田さんも同調。残り5人は瑞牆山を目指すことになる。

三木、戸田さんは、ビールを飲みながら5人の帰りをのんびりと待つことにする。ところが、間もなく、雨脚が強くなったということで眞弓・立石さんが諦めて引き返してくる。それならばということで、4人揃って登山口の瑞牆山荘⑩まで下る。到着は10時45分。

雨が本降りになるが、山荘は主人が買い物に出ていて閉店。12時近くになって主人が戻ってきたので、無理無理店を開けてもらい、昼食を摂る。

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下山時、雲海の上の富士山 下山時千代の吹上にて

瑞牆山には築地、正田、中村の3人で登ることになった。

(ここから瑞牆山組のレポート)3人は天鳥川出合いを渡り大小の岩の間を直登するも視界は全くなし。ところどころ以前の台風?で土砂崩れの箇所もあるが、階段、鎖場など整備されている。大ヤスリ岩の横を抜けて11時55分に頂上につき昼食を摂る。雲で視界はきかず諦めかけていたが、一瞬切れ目より金峯山が姿を現す。

頂上には3~4組がいたが、2人のお嬢さん組は小学生頃から登り20回目とのことだった。

雨模様の為、休憩もそこそこに降り14時半に瑞牆山荘につき頼んでいたタクシーで韮崎の白山温泉に向かう。(瑞牆山組のレポート終わり)

瑞牆山に登った3人とようやく連絡が取れた4人はバスに乗って一足先に白山温泉に浸かりのんびりする。15時半ごろ瑞牆山に登った3人が白山温泉で合流。韮崎では定番となった居酒屋「さんばん」で反省会。ビールの後は、七賢人らしく山梨の銘酒「七賢」を何本もあける。締めは名物のざるうどんのほうとう。

18時半頃、ほろ酔い加減で帰りの途に着く。

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韮崎の定番・居酒屋「さんばん」で反省会

以上 
(文責 三木)

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2019年9月16日 掲載

「粋山会」8月度月例山行

『名峰 甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳に登る』

  • 日 時:8月4日(日)~8月7日(水)3泊4日
  • 山 域:甲斐駒ヶ岳(百名山、2,967m)・仙丈ケ岳(百名山、3,033m)
  • 参加者:正田 中村 中重 築地(SL) 立石(L)(敬称略 5名)
  • コース:8月4日(日)仙流荘にて前泊
    8月5日(月)仙丈ケ岳 登山
    8月6日(火)甲斐駒ヶ岳 登山
    8月7日(水)甲府にて打ち上げ、帰京
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◇ ◇ ◇

8月の月例登山は、南アルプスの名峰甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳とした。この両座は、ともに3,000メートルクラスの百名山であり、北沢峠を挟んで対峙している。このためこの登山の起点となるのは北沢峠であるが、今回の山行では北沢峠にアクセスするルートとしてJR飯田線伊那北駅からバスに乗り、桜で有名な高遠を経由するルートを採用した。

8月4日(日)晴れ

15:35 参加者の4名(正田さん、中重さん、築地さん、立石)がJR伊那北駅に降り立つ。中村さんは所用があり8月5日(月)夕方より合流の予定。15:52ジェイアールバス関東及び長谷循環バスを乗り継いて「仙流荘」に向かう。仙流荘到着17:09。今夜は仙流荘にて宿泊する。

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仙流荘 仙流荘で前夜祭

仙流荘は戸台川の渓流沿いにある山間の静かな宿舎で、露天風呂をはじめとする温泉と地元の方の心のこもったサービスと料理が素晴らしい。温泉で汗を流し 、地酒と美味しい料理を堪能する。

8月5日(月)晴れ

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北沢峠の仙丈ヶ岳登山口を出発

6:05 仙流荘発の南アルプス林道バスにて北沢峠①に向かう。登山者が多く、合計5台のバスに分乗する。北沢峠に向かうこのルートは、以前は南アルプススーパー林道と呼ばれ1952年に開発に着手し、その後一時は開発か自然保護かの議論がありマスコミを賑わして中断する事態ともなった。1979年に開通。険しい山間の道で断崖絶壁を縫うようにして走るところもあったが、バスは北沢峠着(7:00)。

今晩宿泊予定の「こもれび山荘②」に不要不急の荷物を置かせてもらって、7:20登山開始。暫くはシラビソの樹林帯を歩くが、小仙丈ケ岳に到着するあたりから高山植物が現れ始める。白山シャクナゲ、コケモモ、ミヤマキンバイ等が美しい。

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白山シャクナゲ コケモモ 粋山会画像
チシマギキョウ
チシマギキョウ
粋山会画像
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
粋山会画像
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ
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甲斐駒ヶ岳をバックに 小仙丈ケ岳頂上にて

後ろを振り向くと、明日登る予定の甲斐駒ヶ岳の岩峰が美しい。10:50 小仙丈ケ岳山頂着③。やがて、右側に藪沢カールが現れて、仙丈ケ岳④に到着(12:40)。ここで、昼食とする。山頂では、晴天ながら下の方から雲が沸き上がってきて適度に涼しい。下りは、仙丈小屋⑤から馬の背ヒュッテに向かうルートとした。仙丈小屋では湧水の水飲み場があるが、ここで飲んだ水は冷たくて本当に美味しい。

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藪沢大カール 仙丈ケ岳山頂3,033m

17:07「こもれび山荘」到着。ここではこの日から合流する中村さんが待っていて、私共4名を迎えてくれた。早速、缶ビール及び持参の焼酎で乾杯となる。「こもれび山荘」泊。

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こもれび山荘 新たに合流した中村さんと乾杯

8月6日(火)晴れ後雨

4:40 早めに、山荘を出発して仙水峠経由で甲斐駒ヶ岳に向かう。仙水小屋⑥あたりから朝日が出る。渓流沿いの山道を歩いて、仙水峠⑦に到着(6:17)。仙水峠では、南アルプス地蔵岳から八ヶ岳を望む一帯が見事な雲海に覆われている。仙水峠を左に折れて、駒津峰に向かう登山道に入る。この急登を登り終えて、駒津峰⑧に到着(8:30)。ここからは、甲斐駒ヶ岳が眼前に聳え立っており、遠方では北アルプスの槍ヶ岳・穂高連峰が雲海の上に浮かんでいる。

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仙水峠到着 駒津峰にて 甲斐駒ヶ岳 駒津峰にて 北アルプス
(槍ヶ岳・穂高連峰方面)


ここから、いよいよ甲斐駒ヶ岳山頂への登山が始まる。甲斐駒ヶ岳は花崗岩でできた岩峰で遠くからは雪をかぶったように白く見える。その登山道は、花崗岩が風化して出来た小砂利の道で、すこぶる歩き辛い。やっとの思いで甲斐駒ヶ岳山頂⑨に到着(11:30)。

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甲斐駒ヶ岳山頂にて2,967m

遮るもののない日差しの中で、昼食を摂る。下山開始(12:00)。下山は駒津峰から双児山経由のルートを選択する。谷からの涼しい風が吹きあがってきて快調に下山できていたが、途中から遠雷が聞こえてきて、「嫌だな」と感じ始めたころから急遽にわか雨に降られた。事前に日本近海に低気圧とか前線がないことは確認していたので、にわか雨とは分かっていたが、これが意外に半端なくメンバー全員しっかり濡れることとなった。17:15「こもれび山荘」到着。濡れた衣類を着替えてさっぱりしたところで、無事の下山を祝す。乾杯。

8月7日(水)晴れ

7:25「こもれび山荘」を甲府に向かってバスで出発することとする。当初の計画では、この日はアサヨ峰経由で広河原までの縦走を計画していたが、前日に雨に降られたこと、この日も天候に不安があったので予定を変更して、帰京することとする。9:55 甲府着。10:15 打ち上げ会場「燈屋 (あかりや)」到着。ゆっくり温泉につかって、心行くまで打ち上げを楽しむ。再度、乾杯。

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打ち上げ(甲府の”燈屋”)

以上 
(文責 立石、築地)

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2019年9月25日 掲載

「粋山会」7月度月例山行

『 “憧れの霊峰 白山” に登る!』

  • 実施日:2019年(令和元年)7月25日(木)~7月27日(土)
  • 参加者:蒲生、田中、築地、中重、中村、眞弓、三木、正田(8名、敬称略)
  • 白山の概要:白山は、石川、福井、岐阜、富山の4県にまたがる白山国立公園の中心にあり、富士山、立山とともに日本三名山の一つである。独立峰と思われがちだが、山頂部は今回登頂した 御前峰ごぜんがみね 2,702m の他に、 大汝峰おおなんじみね 2,684m、剣ヶ峰 2,677m の主峰三峰で構成されている。古くから信仰の山として知られ、御前峰山頂には白山 奥宮 おくのみやがある。1,659年以降の噴火は無いが活火山である。万年雪が残るため高山植物の宝庫としても有名で、ゴゼンタチバナ、ハクサンフウロ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ等多く花の名の由来になっている。
  • 概略行程:〈7月25日〉金沢駅 15:00 ⇒ 金沢城公園・兼六園散策(5名)⇒ 18:00夕食会(全員)金沢駅付近で夫々が予約したホテルに前泊。
    7月26日〉金沢駅集合 4:55(タクシー)⇒ 7:00 別当出合 7:30(砂防新道)⇒ 10:20 甚之助避難小屋 ⇒ 12:20 黒ポコ岩 ⇒ 13:00 室堂ビジターセンター(宿泊手続き後、空身でピストン)13:50 ⇒ 14:40 御前峰(白山山頂)⇒ 16:15 室堂
    7月27日〉室堂6:55 ⇒ 黒ポコ岩(観光新道)⇒ 8:20殿ヶ池避難小屋 ⇒ 11:50 別当出合 12:30(バス)⇒ 14:55 金沢駅(“駅スパ”で入浴後、反省会)。解散、帰京。
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◇ ◇ ◇

詳 細

7月25日(木)

金沢駅東口(兼六園口)の大きなゲートの下に5名が集合。新幹線の開通で大きく変貌した駅と高層ビルが林立する周辺に驚く。猛暑の中を徒歩で “金沢市民の台所” 近江町おおみちょう市場へ。地元北陸産の珍しい魚介・野菜等が並ぶ。立ち飲みのおでん屋もあるが夕食会があるのでやり過ごす。市場を出て古い街並みを進むとやがて広々とした金沢城公園に入る。よく手入れされた芝生が気持ち良い。堅牢な河北門、三の丸を通り、石川門から出ると続いて兼六園に入る。自噴水前のお茶屋で一休み。缶ビールも、あんころ餅も美味しい。霞ヶ池を一周して虹橋で記念撮影。

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兼六園 霞ヶ池を背に虹橋にて

再び街へ出て香林坊を経て駅周辺へ戻る。少々ハードな散策だったが、各自ホテルで小休憩の後、駅前の居酒屋に集合。後着の3人を加えて全員の夕食会。豆鰺、大きゅうり、おでん等に適量?の地酒で “前夜祭” を祝う。

7月26日(金)

4:50 金沢駅集合。涼しいうちに登山開始するため1時間繰り上げる。しかし、タクシー運転手が途中で道を間違え、30分近くもロス。市ノ瀬から先は道が狭くバスとタクシー以外は通行禁止。シャトルバスの後についてゆっくり進み、やっと別当出合 1,260m❶へ到着。

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登山口を出発

7:30 それぞれ準備を整え、歩行開始(写真上)。上空は雲だが見通しは悪くない。「砂防新道❷」を選択して吊り橋を渡り、見事なオオウバユリが咲き誇る林を通り、いよいよ上りだ。予想よりも涼しいので助かる。中飯場および別当覗1,750mで休憩。私達より少し先を行く修験者の法螺の音が時折聞こえてくる。

10:20 樹林帯を過ぎ、甚之助避難小屋 1,970m❸に到着。雲が低く垂れこめて山の上部は隠れる。この辺りから花が多く見られるようになる。「御前峰」の名に因んだ“ゴゼンタチバナ”や“ハクサンフウロ”をはじめ多くの花が私達を励ましてくれる(写真下)。

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ゴゼンタチバナ
(御前峰に因む)
ハクサンフウロ 粋山会画像
イブキトラノオ
イブキトラノオ
粋山会画像
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ

南竜道分岐で昼食休憩。12:20 黒ポコ岩2,325m❹ に到着。ここで白装束、山伏姿の修験者3人に追いつく。眺望が良いはずだが、ガスで見通しが効かないのは残念。

弥陀ヶ原❺の広い木道を通り、最後の急登五葉坂を登ると、13:00 今日の目的地である室堂2,450mに到着。収容能力500人の室堂ビジターセンター❻のフロントは宿泊客で溢れている。天気予報を見ると明日は雨、“登山不適” である。時間はまだ早いので、余力のある7人が明日の予定を前倒しして、御前峰❼に登頂することを決める。早速、宿泊手続きを済ませて部屋に荷物を置く。

13:50 空身で出発。すぐにクロユリの群落に出会う。既にかなり疲れているため、ゆっくり登り14:40 山頂2,702mに到着。強風と濃霧で残念ながら眺望は無い(写真左下)。時折ガスの隙間から下方に室堂センターの小屋群が見えるだけである。記念撮影後、脇にある白山奥宮(正式には「 白山比咩神社奥宮 しらやまひめじんじゃおくのみや 」)にお参りすると、丁度到着した修験者達の勤行が始まるところ。私たちも参列させてもらう(写真右下)。

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御前峰(白山) 強風の山頂にて 修験者たちの勤行

室堂に戻りビールで乾杯。夕食の後、小屋周辺の散歩に出ると、先ほどまでのガスが晴れて山頂が夕陽を浴びてくっきり(写真左下)。コバイケイソウの大群落の中にクロユリの群落も発見(写真右下)。景色に感激して、明日の天気も期待していると、間もなくまた雲に覆われる。山の天気は変化が激しい。

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ガスが晴れて御前峰がくっきり クロユリの群落

7月27日(土)

早朝、やはり予報通り!雨と強風である。御前峰もお池巡りもあきらめて、朝食。

安全を見て予定を早めて室堂を出発することにする。風雨の中の下山だが、黒ポコ岩❹から昨日と異なる「観光新道」を選択。やがて出た稜線 “蛇塚” に続く “馬のたてがみ” は台風並みの猛烈な強風に危険を感じるほど(おそらく25m/s前後)。歩くのが困難で時々止まっては身をかがめる(写真下)。

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強風の稜線 ”馬のたてがみ” を下る

バランスを崩して転んだ拍子にストックが折れる。他の一人もストックを曲げてしまう。30分間以上の強風中歩行を経て、殿ヶ池避難小屋に着く頃には雨が止み風も収まり見通しも良くなる(写真下)。

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殿ヶ池避難小屋を見下ろす

足元を観ると、タカネナデシコ、ハクサンシャジン、ニッコウキスゲ、テガタチドリ、ハクサンオミナエシ、イワギキョウなどの花々も美しい(左下)。

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ニッコウキスゲとアカバナシモツケソウ 別当出合へ急坂が続く

8:25 避難小屋で休憩して雨具を脱ぐ。しかしこの後、再び雨が降り出し、次第に本降りになる。別当坂分岐❾を過ぎると急坂の下りが続く。雨で滑りやすいのでゆっくりと慎重に下りる(写真右上)。時間は予定よりかなり余計にかかったが、11:50 別当出合登山口に全員無事到着(室堂を予定より50分早く出たが、20分遅れて到着)。

外からも中からも濡れたままで 12:30発のバスに乗る。2時間半で金沢駅に到着し隣接するホテル内の“駅スパ”で入浴後、駅ビル内の “おでん 山さん” で名物のおでんと地酒をいただきながら楽しい反省会(写真下)。16:47発の新幹線で全員帰京した。

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反省会(金沢駅 ”山さん”)
  • 天気はイマイチで予定を変更したが、憧れの霊峰への登頂、50種を超える花々の鑑賞、かつてない強風の中の下山経験、等思い出の多い山行になった。
  • 悪天候による遅れと、“多人数山行による遅れの累積” は今後の計画への反省点となった。
  • DFWeb 作成担当の三納さんが白山麓の出身で白山比咩神社の元氏子ということを、後日ご本人から伺い、本稿を補足していただいたことを特記する。

以上 (文責:正田)

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2019年6月20日 掲載

「粋山会」5月度月例山行

『新緑の大菩薩嶺を歩く』

  • 日 時:5月27日(月)~5月28日(火)一泊二日
  • 山 域:大菩薩嶺(百名山、2,057m)
  • 参加者:正田、中村、南井、眞弓、柳瀬、田中、中重、立石(敬称略、8名)
  • コース:
5月27日(月) 5月28日(火)
9:25
10:00
13:20
15:25
16:40
塩山駅集合
大菩薩峠登山口
丸川峠
大菩薩嶺山頂
介山荘着(泊り)
5:40
7:40
9:40
11:40
14:45
介山荘発
榧ノ尾山(かやのおやま)
大タワ
小菅温泉着
小菅温泉発
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◇ ◇ ◇

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中里介山とそのお墓

5月の月例登山は、新緑の美しい大菩薩嶺とした。

大菩薩嶺は奥秩父山塊に位置しており、大菩薩嶺に近い大菩薩峠は中里介山作の長編時代小説「大菩薩峠」で中心人物が行き交った峠である。ご存知の方も多いとは思うが、この小説は幕末の時代に虚無の剣士・机龍之介他登場人物が織りなす物語であり、作者中里介山のお墓は、偶々ではあるが4月の粋山会月例山行(玉川上水、桜と酒蔵散策)で羽村市で見つけた。今回のルートは昔風に言えば「甲州から峠を越えて武州に抜ける一泊二日の山旅」である。

◇ ◇ ◇

5月も下旬に入り梅雨入り前で天候不順が懸念されたが、晴天の下参加者8名は塩山駅に降り立った。バスで大菩薩峠登山口に向かい、大菩薩峠登山口❶から歩き始める(10:03)。暫く林道を歩き、途中左に逸れてから本格的な登山道となる。東京ではとっくに新緑の季節は終わっているが、この辺りでは今が新緑の真っ盛りである。春セミの鳴き声を聞きながら新緑のトンネルを歩く。ヤマツツジが美しい。この山行での一番の登りを経て、丸川峠❷に到着(13:20)。

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新緑の中を丸川峠に向けて ヤマツツジ
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丸川峠到着

時間とともに気温がどんどん上がり、暑くなってくる。ほとんどの皆さんはTシャツ姿で滴り落ちる汗を拭いながらの山歩きである。水分と塩分の補給に注意が必要である。15:25 大菩薩嶺山頂❸に到着。大菩薩嶺の尾根筋からは眺望が開けて、大菩薩湖やその先に富士山が望める。尾根筋を歩いて、介山荘❹に到着する(16:40)。介山荘のマスター殿、私たちが今何を望んでいるか十分ご存知と見えて、専用の小部屋を用意してくれる。早速、缶ビールで乾杯となり、その後持参の焼酎が出てきて「雲上の宴会」となる。しっかり歩いてきた体に、快い酔いが回ってくる。

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大菩薩嶺山頂にて
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介山荘 雲上の宴会(介山荘)

翌日、5:00に起床。お天気が心配されたが、曇り空ながらまずまずのお天気である。介山荘を出てみると、富士山とともに雪を被った南アルプスの山並みが美しい。甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳、農鳥岳が一望できる。記念撮影をして下山開始(5:40)。石丸峠❺から牛ノ寝通り❻に入る(6:25)。ここから小菅温泉に向かう道は「牛ノ寝通り」と言って、穏やかな尾根道である。「牛ノ寝通り」という言葉は、この尾根道を横たわった牛の背中に例えてここを歩くようなイメージなのであろうか?

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富士山(介山荘より)
南アルプスの遠望
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介山荘出発 石丸峠に向けて

新緑の中にミツバツツジの群生があり、更に下っていくとミツバツツジが終わって今度はヤマツツジの群生が現れる。花が美しい。榧ノ尾山❼・大タワ❽を経て、小菅温泉❾に到着(11:40)。入浴して一泊二日の山旅の汗を綺麗に流すと、今度はたっぷり時間をかけて「温泉の宴会」が始まる。3時間を小菅温泉で過ごして、バスで奥多摩駅に向かう(14:45)。帰路では、さすがに皆さん居眠りを始める。山歩きの疲れか、それとも宴会の疲れか‥‥ 。

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ミツバツツジ 牛ノ寝通り

以上 
(文責 中重、立石)

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2019年3月26日 掲載

「粋山会」4月度月例山行

『玉川上水周辺の桜と酒蔵を訪ねて』

  • 日 時:4月3日 12:00~18:00
  • 参加者:柳瀬、築地、中重、中村、福本、立石、満岡、佐藤和恵、三木、南井、蒲生、成田、岡田、戸田(14名 敬称略 順不同)
  • コース:玉川上水の散策
    12:00 青梅線羽村駅集合 多摩川取水堰、玉川上水と桜、田村酒造見学、居酒屋
    18:00 青梅線福生駅解散
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◇ ◇ ◇

4月の定例登山は、登山というより玉川上水周辺の散策とした。

羽村駅①に12:00、14名が集合、男性13名、女性1名、初めての女性参加である。

駅のそばに鎌倉時代に掘られ、通路の形がカタツムリに似ているところから「まいまいず井戸」②と名前が付けられた井戸を見学する。面白い形状の井戸で今は使われてはいない。

羽村は今、上水の桜祭りの真っ盛りで13日には各神社から山車が出て盛り上がるということである。

山車のある神社を見ながら中里介山の墓がある禅林寺③に立ち寄り羽村の大ケヤキを見て上水に向かう。このケヤキは600年くらいの大木で太さもすごいがその根回りに驚いた。

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禅林寺 中里介山のお墓

いよいよ玉川上水、まずは取水堰④を見る。ここが江戸時代に掘った玉川上水の起点である。

6か月で四谷まで、高低差があまりない地形のなか、機材も現在のようなものがないのにも拘らず、よくぞ掘ったものだと感心した。玉川兄弟⑤のところで記念写真を撮る。

ここから約3キロの散策が始まる。

玉川上水の右側に桜並木が続いている。土手の両側にソメイヨシノが200本くらいならんでいる。

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玉川上水散策路の桜

ただ桜祭りのため途中まで両側に屋台が出ているため上水に垂れ下がっている桜はよく見えない状況であった。屋台を喜んでいる人が大勢だと思うが我々にとっては少し興ざめである。屋台がなくなってからのほうがゆっくり桜を見ることができた。上水には鯉も泳いでいた。東京の開花が早かったので花が残っているか心配だったが3から7分咲きで見ごろであり安心した。

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玉川上水の桜 ミツバツツジ

目的地の田村酒蔵まで時間はたっぷりあり、幹事としてはゆっくり鑑賞しながら歩いてもらいたいが、お酒につられているのかどんどんすすむ。早くついても見学できないのに。

桜並木が終わってからは少し早い新緑の林を進む。時々小高いところがありには土手が少ちょっとした山登りができる。上水は何回かの洪水で今の経路は初期の経路とは違っているところもある

旧経路跡を見ながら富士山を見ることができる展望台に着く。残念ながら富士山は雲の中、御岳の大岳山が良く見えた。

多摩川と並行している上水の水の量は少ない。水は透明度も高くきれいであった。

ようやく田村酒蔵⑥に着く。大きな酒蔵ですごく立派なところであった。

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田村酒造にて 蔵の建物も素晴らしかった 田村酒造の千年の大ケヤキ元で

営業部長さんに丁寧に案内してもらう。まずは杉玉の由来、文政5年(1822年)に敷地内のいろいろな場所を掘ったところケヤキのそばからコンコンと清冽な泉が湧き出たそうです。それから蔵元としてスタートしたとのことでした。秩父多摩伏流水、まだ当時の井戸がつかわれている。その欅の大きいこと、1000年たっている大木でした。蔵の建物も素晴らしかった。

玉川上水は羽村から四谷の間で分水が33か所ある。そのうち私有として認められたのは2か所、この田村分水がそのうちの1ヵ所と説明があった。また今は使われてはいないが8角形のレンガつくりの煙突、近くで見るより少し離れたところから見るとすごく高い、このように多くの文化財がある蔵元で試飲をしてからそれぞれお酒を購入し次の場所に向かった。

そこは旧ヤマジュウ田村家住宅で、明治35年(1902年)に建てられた住まいを見る。ヤマジュウは屋号(仐)。平成26年には主屋ならびに2棟の土蔵を含めて国の有形登録文化財に登録された。

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反省会

最後に福生駅のそばの居酒屋⑦で田村酒造のお酒を再度飲みながら懇親会を持つ。試飲の時にぬる燗にするとさらにおいしいと聞いていたのでそれを頼んだ。

4月の定例登山、メンバーには少し物足りない歩きだったがたまにはこういう計画もいいのではと勝手に思った1日であった。

以上 
(文責 戸田)

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2019年3月26日 掲載

「粋山会」3月度月例山行

『浅間尾根登山口から払沢の滝入口までの健脚行』

  • 日 程:3月19日(火)
  • 参加者:福本、柳瀬、築地、三木、江村、沢井、立石、真弓 (計8名)(敬称略、順不同)
  • 山 域:浅間嶺
  • コース:浅間尾根登山口~浅間嶺~時坂峠~払沢の滝入口
    ・距離:13km 標高差:630m
    ・コースタイム:4時間50分
    ・多摩川の支流、秋川を南北に分かつ浅間尾根は、甲州と五日市を結ぶ古道の一部であった。富士山の眺望も良く、奥多摩のハイキングコースとして人気の高いコースである。
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◇ ◇ ◇

8:40JR武蔵五日市駅に全員集合。9:00発数馬行バスに乗車し、浅間尾根登山口❶で下車した。

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登山口バス停にて

曇り空であったが、暑くも寒くもない登山日和の中、10:05に出発した。舗装された林道を登り浅間湯を経由して杉林の急登道を行く。本日唯一のハードな登りをコースタイム1時間を下回る55分で数馬分岐(風張峠)❷に到着。11:05サル石で記念撮影。以後ほぼ平坦な道を東にむかう。左手に御前山、その後ろに奥多摩の主山脈である石尾根に連なる六ツ石山、鷹ノ巣山が見え始める。

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サル石で記念撮影

ガイドブックによると、かつては甲州塩山と五日市を結ぶ生活物資輸送の古道であったよし。所々に祠や石仏が見られた。

計画では昼食を取る予定をしていた一本杉❸には、予定より35分も早い11:25に到着。昼食をとりやめ5分間休憩し、先へと進む。登山道は良く整備されており、且つ平坦であることよりメンバー全員が余裕をもち、各自前後のメンバーと会話を楽しみながら賑やかに進んだ。この頃より薄日が射すようになった。

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浅間嶺への平坦な道を進む

右手に戸倉三山を見ながら昼食場所を探したが、適当な場所が無く、12:00 人里 ( へんぼり ) ❹に到着し、昼食を取った。峠では日が当たらず、寒さを感じたので12:25に出発。浅間嶺の頂点903mは何の表示も無い。この為、気がつかず通過してしまい浅間神社に到着。そこは浅間広場となっており、桜の樹が多く、トイレや東屋が設置されている。

12:48浅間嶺の大きな標柱のあるピーク(浅間展望台❺)に到達。薄日が射し、風も無く心地よい。南側に丹沢の山々、御正体山、富士山。西から北側には雲取山、鷹ノ巣山、御前山、大岳山等の奥多摩の勇姿を眺めることが出来た。13:10浅間広場を経由して下山を開始する。途中に、峠の茶店(閉鎖中)と古甲州道の看板があった。

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浅間嶺到着
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鷹ノ巣山 御前山等の奥多摩の勇姿 途中で見つけた三椏(ミツマタ)

13:55林道❻に到着。10分休憩後、 時坂 ( とっさか ) に向かったが、車両通行止め・歩行者注意の表示があり、ルートを林道に変更した。林道と林道を横切る登山道を繰り返し、14:50 払沢 ❼( ほっさわ ) の滝駐車場着に到着した。昭文社のコースタイムは4時間50分であるが、今回の山行時間は3時間38分、休憩時間1時間7分合計4時間45分であった。山行計画の6時間20分を大幅に縮める山行となり、メンバーの健脚ぶりに驚く。

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払沢の滝駐車場に到着 日本の滝100選の払沢ノ滝にて

バス停の出発時間まで余裕が出来たため、日本の滝100選であり、檜原村最大の観光スポットである払沢の滝❽をみる。ウッドチップの遊歩道をすすむと4段の滝に到着する。歩道より見えるのは3段までであるが実際には4段ある由。15:27発のバスに乗車し、16:00瀬音の湯に到着。温泉で汗を流し、併設されているレストラン川霧にて大宴会?を行った。

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瀬音の湯併設の「レストラン川霧」で打ち上げ

以上 
(文責 粋山会3月度定例登山幹事 眞弓博司)

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2019年3月9日 掲載

「粋山会」2月度月例山行

『山梨百名山・九鬼山を登る』

  • 日 程:2月26日(火)
  • 参加者:築地・柳瀬・戸田・眞弓・正田・蒲生・江村・立石・岡田・浜口・三木
    (計11名)(敬称略、順不同)
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◇ ◇ ◇

参加者11名は8時31分、大月駅に集合。富士急河口湖線に乗って田野倉駅で下車。

8時52分、登山開始。 札金沢 ( さっきんさわ ) コースを取る。

天気予報では快晴のはずだったが、青空は見えず雲が空を覆う。しかし、風もなく、整備された道を登る快適な登山。

「九鬼」と怖い名前がついている割に優しい山だと話しているうちに、頂上付近は岩の多い急登となり、息を切らせて登り、名前通りの険しい山だということになる。

11時08分、頂上に到着。 九鬼山 ( くきやま ) (970m)。記念写真を撮った後昼食。

1時間近く休憩を取る予定だったが、2月の山の頂、寒さが厳しく早めの下山となる。

幹事の浜口さんはあわてて宴会場に電話、予約時間を早める。

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九鬼山山頂で勢揃い

11時50分、下山開始。杉山新道のコースを下る。約1時間半で麓に下りる。麓では目の前をリニア実験線が走っていた。

なんとかリニアが走っているところを撮りたいと正田さんが粘る。幸いにもリニアが走ってきたが、1秒足らずで通過。1000分の1秒のシャッターで待ち構えていた正田さんもカメラに収めることができなかった。

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麓のリニア実験線 1秒足らずで列車が通過

13時24分 禾生 ( かせい ) 駅に到着。13時59分の電車に乗って大月駅に。

駅前の馴染みの店「濱野屋」で、予定より1時間早い恒例の宴会。いつもの通り、生ビール、燗酒、焼酎が次々と出て次々と空になる。

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恒例の下山後の反省会(?宴会)

つまみは、イカの丸焼き、こまい、鮪のすき身、天ぷら盛り合わせ、馬刺しなどなど。

その店で2時間近く、談笑が続き、4時過ぎに大月駅で流れ解散。それぞれ家路に着く。

酔っ払って途中でホームから落ちる人が出るのではと心配されたが、その後事故の連絡もなく、無事帰宅したようである。

今回も、よく歩き、よく飲んだ山行だった。

(文責・三木)

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2019年2月15日 掲載

「粋山会」1月度月例山行

秀麗富岳12景「高畑山・倉岳山」山行

  • 日程:1月24日(木)晴
  • 山域:高畑山・倉岳山
  • 参加者:柳瀬、築地、福本、中重、南井、真弓、正田、江村(L,記)
    (計8名)(敬称略、順不同)

【行 程】

❶鳥沢駅発[8:45]→[9:20] ❷小篠貯水池[9:27]→[10:05] ❸穴路峠分岐[10:11]→[11:54] ❹高畑山[12:30]→ ❺穴路峠[13:05]→[13:45] ❻倉岳山[14:00]→ ❼穴路峠[14:25]→❽分岐[15:25]→❾小篠貯水池[16:00]→[16:30] ➓鳥沢駅前 浜田屋食堂[18:00]

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◇ ◇ ◇

1月の月例山行は、まだ日暮れが早いこともありそれほど時間を要しない山で、富士山が冬の空気の澄んだこの時期に間近に眺められる山、との選択基準で高畑山・倉岳山を選んだ。両山とも大月市が指定する「 秀麗富岳12景 ( しゅうれいふがくじゅうにけい ) 」にいずれも選ばれている。中央線の鳥沢駅からバスを使わず、直接登り下りできる交通の便もよい山でもある。

参加者は8人、8時39分着の電車で全員が鳥沢駅に降り立つ、トイレ等を済ませ45分には早くも出発。

今日は見事な快晴で、予報では北風が強く吹き、寒いとのことだったが今のところ風はさほどでもない。20号に出てすぐのところにある本日の打上場所「浜田屋食堂」を皆さんに紹介し、しばらく街道筋を歩く。この辺りは鳥沢宿の面影が残っている。20号からの右折ポイントやその先の小篠部落までは何回か曲がるポイントがあり少し分かりにくい。地元の人に道を聞く場面もあった。小篠の集落を過ぎるとゲートがあって右端の扉を開けて登山道に入る。

貯水池の下の広場で衣服調整のため若干休憩。早くも種々の話題で話が弾む。ちなみに最初のテーマは山の会らしく三浦雄一郎氏のアコンカグア遠征の話だった。左に回り込んで貯水池横を通過して沢沿いの石がゴロゴロした山道を登っていく。この辺りは緩やかな登りだ。40分弱で穴路峠への分岐に到着、1本立てる。ここから道を右にとりまずは高畑山を目指す。

沢筋を離れてジグザグのやや急登になり、柳瀬さんのリードでじっくりと登っていく。約40分で1本立て、更に登ると道は巻き気味になり、ほんの少し下ると仙人小屋跡と表示されている地点に着くが、小屋跡はどこなのかは確認できない。道は左側の深い樹林帯の急登になるがすぐ上に稜線が見えている。稜線に出て右折し、さらに10分ほど急登すると高畑山981.9mの頂上である。頂上は風もなく、暖かくて本当に快適である。

分岐からは約1時間40分で、ほぼ計画通り、頂上着の時間も12時5分前でこれも予定通りである。期待していた富士山は頂上左に少し雲がかかっているが雄大な眺めが満喫できる。さすがに「秀麗富岳12景」に恥じない頂上だ。また木の間越しではあるが真っ白に輝く南アルプス 白峰三山 ( しらねさんざん ) も望むことができる。

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高畑山山頂にて 高畑山からの富士山

ひとしきりお互いに写真をとりあって、各自用意した昼食をとったのちもう一つの目的地である倉岳山に向かって出発。最初はかなりの急下降だが、やがてなだらかになり、3回ほど短い登り返しがあって、天神山に到着、ここから数分再び急下降すると 穴路峠 ( あなじとうげ ) である。かなり狭くほとんどスペースがない。

再度登りとなり最初の急登をこなすと一旦道はなだらかになる。途中昨年の台風のせいか何本かの倒木で道が塞がれたところがあり左側から回り込む。この先で再び急登となる。上が空いていて、標識も見えるがそこはまだ頂上ではなく、もう一段厳しい登りがあってようやく頂上につく。穴路峠から約40分の登りだった。こちらは高畑山より約10m高く990.1m。ここからも先ほどの高畑山と同様、富士山がよく見える。

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高畑山から倉岳山に向けて 倉岳山山頂にて

景色を満喫して下山にかかる。先ほど登りで苦労したところも下りは早い。25分で峠に戻りそのまま朝通過した高畑山との分岐を目指して下る。

最初は山肌につけられた崩れかかったところもある道だが、やがて歩きやすい道になる。一旦枝沢に降り立ち、しばらく沢沿いを歩くがこの部分は地図にも書かれているように、荒れていて歩きにくい。右に大トチノキを見て、すぐに「夫婦杉」を見て、更に小さなお地蔵様を通過すると、すぐに分岐に着く。峠からは1時間、ここからは傾斜も落ちて歩きやすい道を20分ちょっとで貯水池に戻る。小篠集落にある神社に無事下山の報告をして、舗装道路を下山の安心感と達成感を感じつつ、のんびりとおしゃべりしながら駅に向かう。

山に登った後の幸福な時間である。

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打ち上げ

打上場所の「浜田屋食堂」は昔からの店で、登山者にとっては馴染み深い店でもある。2階の座敷を貸切にしてもらい、ゆっくり美味しいお酒と料理を満喫した後、家路をたどった。

(文責:江村泰一)

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粋山会画像
① 相模湾の絶景を眺める見晴茶屋 
粋山会画像
② 旧街道の石畳を踏みしめて歩く 
粋山会画像
③ 昼食を摂って満足気な一行 
粋山会画像
④ 鎌倉時代からの箱根越えの路、湯坂路の入口 
粋山会画像
⑤ 湯坂路を湯本まで下る 
粋山会画像
⑥ 地元の居酒屋「入船」で大いに盛り上がる