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「人生100年社会デザイン・ハブ」12月例会に参加(2021.12.7)

DFがメンバー登録している「人生100年社会デザイン・ハブ」の例会に、今回は、保坂さん(DFRI副所長)と宮崎(筆者)がオンラインで参加しました。このデザイン・ハブは、「人生100年社会デザイン財団」の代表理事 牧野篤氏(東大教授)が主催して、毎月1回、自治体、企業、行政ほか多様な組織から、毎回 2社程度の活動が紹介され、その活動の在り方について意見交換を行い、具体的な事業プロジェクトを創造して行こうとするものです。DFはこのデザイン・ハブに、外部機関との情報収集、連携のために、一昨年より共同研究活動の形で参加しています。

今回、12月7日の「デザイン・ハブ」の例会では、次の2件の報告がありました。

  1. 講 演「街のデザイン、街のブランディング ~ Smart & Sexy City
    講 師:マリグリエ真矢さん(在日30年、まちづりくやデザインコンサルタント)

初めての外人講師で、効率や合理性(Smart)だけでなく、魅力のある(Sexy)な街が、今後必要として、パリの街づくり「15分圏内のまちづくり」の構想が披露されました。日常生活が身近なところで完結することで、交通渋滞の解消にもなり、「日本の科学技術+フランスの人間中心のデザイン」と協働することで、良い街ができるのではと発言がありました。街づくりは、地域の人がどのような街にしたいか、自ら考えることが出発点と力説され、全く同感でした。
最後に、牧野先生とマリグリエさんによる日本人の文化論にまで入った意見交換の中で、日仏の経験豊かなマリグリエさんの意見は新鮮でした。

  1. 講 演「リカレント教育と100年時代の高齢者と働き方
    講 師:蒔田浩司氏(厚労省 労働局 総務課長)

今後の人生100年社会では、退職後の長い期間を生きるためには、高齢者の働き方とリカレント教育が必要であるので、「新しい資本主義実現会議」は、2022年3月までに答申を予定しています。会議では、人への投資について議論され、投資方針が示される予定で、この中で、「ホワイトカラーの就職希望者と受皿企業のアンマッチ」が大きな課題との指摘がありました。
当日の資料(下図)が示すように、ホワイトカラーは大きな塊であり、求職と求人のギャップが極めて大きな器です。今までのキャリアを生かした仕事が少なく、求職を断念する人が多いと実感しており、この大きな塊に陽を当て頂くことは、日本経済の活性化であることに、大いに納得した次第です。

ホワイトカラーの受け皿

この会議のメンバーは、他の政府の会議に比較して年齢が若く、かつ女性が半分近くであり、今までの会議とは異なるものであることが強調されました。

以上(宮崎泰雄 100歳社会総合研究所)