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 2019/01/16(No285)

ゴルフのあれこれ

ーー キャリア―70年で気が付いたこと ーー

梅里 泰正

先日の11月15日(2018年)、太平洋相模コースで開催されたDF技術部会のコンペに参加した際、幸いにも「エージシュート」を達成することが出来ました。

ゴルフとの出会いは割合古く、小学校6年の時、父に連れられて多摩川の河川敷練習場に行った時です。この時ゴルフに興味を持っていたら、才能があったなら、現在とは全然違う人生を歩んでいたかもしれません。

当時、ゴルフをやる人は稀で、更にメンバーでないとプレーが難しかった時代でした。父も会社から命ぜられ、会員権も買わされたようです。あくまで仕事の為のゴルフでした。しかし、上手くなることには熱心で、専門書などを読み漁り、最終的にシングルになりました。総てのスコアーをファイルし、プレー毎に、注意点、修正点などをメモしていました。

父から習ったのは、ゴルフスイングではなく、ゴルフへの取り組み方でした。

家の中でも良く練習し、その結果、電灯の笠など壊すことも多くなり、子供たちが家具を壊しても、怒られなくなったことは、メリットの一つでした。練習場には、父に連れられ、時々行っていましたが、実際にコースに出たのは、大学生になってからが初めてです。

ゴルフ上達のコツ」は常に関心のあるテーマです。

プレーにおいて感じたこと、良かったスイング、問題のスイングなど、父の影響もあってか、メモを続けています。

これらの中から、理論的に説明できること、なるほどと思えること、面白そうなこと等、まとめてみました。

◇ ◇ ◇

ここ数年、白内障が徐々に進行し、ゴルフボールが見にくくなりました。自分のボールの飛距離、方向もはっきりしないため、練習場への回数も減ってきました。
この解消を兼ね、飛距離が判る測定機を購入しました。器械の良いところは、意識的にスイングを変えると、それに合った飛距離が表示されることです。
体重の移動、コックの入れ方、左ひじの伸ばし方、バックスイングの速さ、トップでの一時停止、アップライト・スイング、フラット・スイング、トップ位置からの打ちこみなどなど、微妙なスイングの違いがデータ化できます。
現在これで行こうと決めているスイングは
右足を軸として体を回転し、左ひじを伸ばし、左肩を入れる。ゆっくりバックスイングする。トップで手首をコックし、一時停止する。トップでの頭の位置を確認する。体の近くを、ダウンに打ち込む。アップライト気味のスイングで、方向性を保つ。
左ひじを伸ばしていなければ、左肩を入れても飛距離は伸びません。ヒットスピードはバックスイングと逆方向ですから、バックスイングを幾ら速めても、良いことは何もありません。スイング軌道がずれ、ミート率が低下します。更に、飛ばしたいとの意識は、バックスイングを速め、ミスを誘発します。
トップでの頭の位置は固定しないと、上がっても、左に動いても、球はスライス系で、右に出、下がった場合は、ダフリ気味に入り、左上方に飛び出します。
意外なことは、トップでクラブを止めるだけで、飛距離が伸びることです。止めることで、スイング終了まで一気に振り抜けることが一因と考えています。もっとも松山(英樹)プロのスイングは遅すぎますが。

ドライバーの飛距離が年々落ちるのが、悩みの種です。グランドシニア選手権などで、皆さん、47インチのシャフトが流行りつつあります。
昨年2月(2018年)、どうせならと、制限いっぱいの48インチで挑戦してみました。
その結果、飛距離が伸びるどころか、OBを多発し、更に背筋を痛める結果になりました。さらにテニスでスイング力を高めようと無理をした結果、左足ふくらはぎに20センチ程度の肉離れを生じ、1か月以上運動が出来なくなりました。
動けないならと、両眼の白内障手術に踏み切りました。肉離れのおかげで、グリーン上のボールがよく見えるようになりました。

現役時代は、休日主体のゴルフの為、ゴルフ回数は年間50回くらい、スコアーも86~7で推移していました。
退職したからには、シングルに、さらに年間100回プレーの記録も出してみようと計画しました。がしかし、2006年、98回が最高で、現在は70回前後で推移しています。最多記録の翌年、幸いにして、シングルを達成、年間平均値、スコアー83.5/90回、70台14回、30台36回でした。
この年をピークとし、平均スコアーは毎年0.6くらい悪化しています。まぎれもない、老化の表れでしょう。年とともに、筋肉の衰えに加え、指の関節が炎症を起こし、グリップに力が入らなくなってきたからです。

一般的にスコアーアップを考えるなら、100ヤード以内の寄せを確実にすることでしょう。ウエッジの各種、P.A.S.L(56度)に対し、スイング角、135°、90°、45°の飛距離を確定する為に、繰り返し練習し、精度を高めました。後はグリーン周りからパッティングの精度を考えています。

パッティングによる効き目の問題;
両眼を開け、腕を伸ばしてターゲットを指さします。
その後片目をつぶると、どちらかの目をつぶった場合、方向が大きくズレます。
ズレない方の目を効き目と言いますが、右利きの人は右目が効き目になる筈です。結局、両目を開けていても、効き目でしか見ていないことになります。

(クリック⇒拡大)
(写真1) (写真2)

 

ここで問題は、パッティングフォーム効き目の関係です。
① グリーン上で、ボール後方からターゲットを定め、ターゲットに合わせた位置にマーカーを置く。方向を定めるとき、片目で狙うことが多い。(写真1)
この場合、右目で合わせても、左目で合わせても、マーク方向は変わらない。
② パッティング・ポジションを取り、ターゲットを狙う。(写真2)
③ ①にマークした方向は、ターゲットと一致しない。
後方から定めた①の方向が正しい方向であるが、パッティング・ポジションでは、ターゲットに近い左目で見てしまう為、効き目との誤差が出て左方向に見える。
修正するためには、パッティング・ポジッションで、頭頂を十分に下げ、首を捩じりターゲットを見た時、両目の位置が地面と垂直になるようにすればよい。

「頭が高い」のは、ゴルフでは致命的だと感じている。
方向が正しく取れても、パターヘッドが真っすぐ出ていなければ、どちらかに曲がってしまう。ヘッドを正しく、押すことが必要であろう。
スコアーには、振り幅の方が影響するが。

◇ ◇ ◇

この様な問題を、一つずつ解決しても、常に安定した、良いスコアーを出せる訳ではない。
プレー回数を増やし、その中で偶々、バーディなどが出た時に、「ラッキィー」とエイジシュートの達成を感謝すべきものだろう。 エンドマーク

うめさとやすまさ ディレクトフォース会員(220)
元富士電機

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