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DFの研鑽支援活動

2019年11月16日

見出し定期例会(総会・講演・交流会)

 

見出し DF関西交流会(2019年)

2019年11月16日 更新

目 次

開催日 タイトル 講師
10月29日(火) 第20回DF関西勉強会・交流会
・ケニアでのJICAボランテイアの経験
奥野裕志氏
8月30日(火) 第19回DF関西勉強会・交流会
・日本の海は宝の山!海に眠る「資源大国」への夢
瀬川 滋 会員
6月25日(火) 第18回DF関西勉強会・交流会
・株式会社Eパートナー ・日本一の都市山 六甲山の物語
瀬川 滋 会員
4月23日(火) 第17回DF関西勉強会・交流会
「山岳ドローン空撮」~絶景を写して健康になろう~
井上 健氏
2月19日(火) 第16回DF関西勉強会・交流会「能面の世界」 中田 清 会員

2019年11月16日 (掲載)

第20回DF関西勉強会・交流会

10月29日(火)14:00より第20回DF関西勉強会・交流会を実施いたしました。

今回はDF東京からの大水一哉HR事業部長が来阪、合計15名の参加者にて大変有意義な会合を開催することが出来ました。

1. 大水部長から次の3点について報告(14:00~14:40)

  1. 前日10/28に開催された第17期DF総会の概要(内容省略―DFホームページ参照)
  2. パソナグループからDFが独り立ちすることになった経緯
    9月に社団法人DFはパソナグループから独り立ち(期限は2019年11月末)の要請あり。DFとしてはこれを受諾し、この方向で現在詳細を詰めている最中。
  3. HR事業部の活動状況

2. DF支援企業(左川ヒューモニー社)から支援依頼(14:45〜15:10)

  • DF支援企業の一つ「左川ヒューモニー社」の片桐氏から、会社説明と支援要請がありました。
  • 同社の得意とする〈電報・生花の手配業務を簡単便利に、コスト削減〉の概要を説明いただいた。
  • DFが自立に向けての活動に資する内容だったので非常にタイミングが良かった。
  • DF関西としても当該社の支援活動に注力していきたい。

3. 勉強会「ケニアでのJICAボランテイアの経験」(15:15〜17:00)

今回は、ICA兵庫シニアOV会役員 奥野裕志氏による「ケニアでのJICAボランテイアの経験」と題するケニアでのボランティア活動の動画を交えてご紹介いただいた。(以下独断と偏見で要約)

  • JICA(国際協力機構)ボランティアは青年海外協力隊シニアボランティアがある。
    ケニアには1966年初代協力隊員(3名)が到着してから既に50年以上、これまでに既に延べ1600人以上の方々が派遣されており、記憶に残る草の根外交官として今も続いている。
  • 国土面積:58万平方㎢(日本の約1.5倍)、人口:4435万人(日本の約1/3)小学校1年生110万人(日本と同じ)、公用語:英語、スワヒリ語
  • ケニア派遣の背景
    • 人口、進学率の増加、”地方“の高等教育拠点としての大学の増設
      →実践経験積んだ教師の圧倒的不足→IT講師の要請
    • ケニアのシリコンサバンナ(IT都市)構想
    • 国立マチャコス大学からの要請→職種:コンピュータ技術 期間:2013年~2年間要請内容:ICT学部での理論及び実習の講義、プログラミング、及びマイクロソフト・アプリケーションICT学部の教師に対する技術サポート
      講義実情:ベテラン教師と学生とのフェイスツーフェイス授業時間外も含め親密な対応、白板と口頭が主体、
      整備された実習室、学生は教科書なし(高価)
      講義に積極的に参加しノートに記入、出席できなかったら ノートの貸し借りや自習
      講義に加えた活動として
    • コンピュータを活用した授業の取組み(eラーニング)
    • 教師との勉強会
    • 大学のホームページの見直し等を実施

  • 学生たちと共に(当日のレジュメより後列右から3人目が奥野氏)

  • ケニアの社会・治安状況等
    • 水、電力、交通機関の不足と広大な荒れ地、若年人口の増加、国際資金援助必要
    • 人種/民族/宗教の違う多数の部族が共存し、隣国ではスーダン内戦・ソマリア内戦続く
    • 冠婚葬祭についてめでたいことも、悲しいことも多くの人と分かち合い、個々の事情での遅刻や間違いにとやかく言わず、みんなで受け入れる→助け合いが社会通念
  • 青年海外協力隊の活動具体例(チャレンジして実現したこと)
    ・任期終了後、個人で起業:マンゴ―加工でケニア半乾燥地域の人々の暮らしを豊かにした例→従来ブローカーが安く買いたたいていたのを、現地の農家で加工し日本等へ輸出
    • ケニアの貧困地域で女性たちの生活を豊かにする「織り工房」を設立→サイザル麻のブランド化(手下げバッグ等)
    • 視覚障碍者のための、“ジャパニーズ・シアツ店の開業サポート
    • ケニア隊有志による奨学金制度の実施

現地の人と生活を共にしている隊員が、時には厳しく、時には友人や家族のように各奨学生に寄り添いながら運営している。ここ30年間引き継がれているとのこと

4.講話を拝聴して

恥ずかしながら私は今日まで、JICAについて「国際協力機構」という名前だけは知っていたが具体的な活動内容については殆ど理解していませんでした。

しかし今回、奥野様の貴重なご講話のお蔭で、奥野様はじめ、JICAのシニアボランティアに参加されている方々は、大変有意義な活動をされておられる方々の集まりだと知り、私だけでなくDF関西の出席者全員が何かを感じ取った大変すばらしい勉強会になりました。

改めて、DF関西の活動としても、もっと広く世界に目を向けて活動すべき・やるべきことがあると心を新たにした次第です。

奥野裕志様、本当に素晴らしいご講話いただき誠に有難うございました。DF関西一同心より厚く御礼を申し上げます。

◇ ◇ ◇

奥野裕志氏の略歴

  • 1977年 東京大学理学部・地理学課程卒業、IBMにて35年間勤務
  • 2011年 シニアボランティア応募、58歳にて早期退職
  • 2013年 ケニア渡航(随伴者妻同行)
  • 2015年 帰任後コンピュータ会社にて海外拠点支援
  • 2019年 現在JICA兵庫シニアOV(Old Volunteer)会役員として活躍中

当日のレジュメはこちら

 

以上
(文責:DF関西事務局:谷口擴朗)

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2019年9月9日 (掲載)

第19回DF関西勉強会・交流会

8月20日(火)大阪トヨペットビル会議室にて第19回DF関西勉強会・交流会を開催しました(参加者:講師含め13名)。

今回も2部構成により開催しました。

  • 第1部は、東京からご多忙のところ真瀬代表にご出席をいただき、DF東京の活動状況(横浜アクセラレーションプログラム等)につてご報告をいただきました。
  • 第2部は講師として、DF関西メンバーの瀬川 滋さんから「日本の海は宝の山!海に眠る『資源大国』への夢」と題して、貴重な、素晴らしい、且つ有意義なお話をたっぷり解説いただきました。


当日の勉強会の様子(一番手前が講師役の瀬川さん)

(クリック⇒PDF)

2019年8月23日 日経朝刊

 

瀬川さんの「」についてのお話はこれまで勉強会で2回にわたりご講話いただいたことから、DF関西メンバーも全員瀬川さんの「山」に関する造詣の深さを理解するところでしたが、今回の「」についてのお話も「山」に劣らず大変詳しく研究をされておられて、真瀬代表以下出席者全員が目から鱗が落ちるほどの濃い内容でした。

また、瀬川さんにご講話いただいた3日後に、中国が海洋資源について虎視眈々と無断で海洋調査し、日中の境界線で既成事実化を狙った行動に出ている新聞記事がありました。我が国もしっかりと自国の海洋資源の確保をしなければいけないと感じた次第です。参考までに掲載します。

以下、瀬川さんがお話になった際のお話の「瀬川メモ」です。

 

◇ ◇ ◇

日本の海は宝の山!海に眠る「資源大国」への夢
(瀬川メモ)

(クリック⇒拡大)
日本の領海等概念図(海上保安庁より)
領海・排他的経済水域などの模式図(海上保安庁より)
領海・排他的経済水域などの模式図

日本の領土・領海・領空

領土 領海(沖合12海里)領空(領土&領海の上)

排他的経済水域(沖合200海里)

公海 公空(排他的経済水域&公海の上)

領海の幅が通常の12海里でなく3海里の所がある

  • 国際海峡
    日本では宗谷・津軽・対馬東、対馬西及び大隅の5海峡
    非核三原則との関係

領海の直接的効用

  • 輸出入の海上輸送依存度99%以上
  • 製塩 自給率12%(但し食用塩は85%)
  • 海洋深層水(単純計算で海水の約95%)
  • 海藻海上発電
    ① 洋上風力発電電力価格:9~14円/kw
    ② 洋上波力発電 10~25
    ③ 潮流発電7~14
    ④ 海流温度差発電10~50

排他的経済水域(EEZ)

国連海洋法条約に基づいて設定された経済的な主権がおよぶ水域

EEZを守る努力

南鳥島 沖ノ鳥島(中国の主張は島では無く単なる岩、EEZでは無い)

面積 4.5百万平方km(世界7位)、体積 15.8百万立方km(世界4位)

  • EEZ内における日本の漁獲量
    約13,500億円/'13年(ピーク時:約29,000億円)
  • EEZ内における日本の海底資源概要
    石油・天然ガス、メタンハイドレード、海底熱水鉱床、コバルト・リッチクラフト、マンガン団塊、レアアース
  • 石油・天然ガス
    生物起源の有機物が厚く積もった海底の堆積岩中に賦存
    水深数百m~2千m程度の海底下数千m
    埋蔵量???(日本周辺に84万平方km)
    東シナ海ガス田問題
    シェールオイル・ガス日本でも秋田県内の2カ所
  • 海底熱水鉱床
    淘底から噴出する熱水に含まれる金属成分が沈殿してできたもの
    銅、鉛、亜鉛等(金、銀も含む)
    腑存料 7.5億t(世界1位)
    80兆円
  • コバルトリッチ・クラスト
    淘山斜面から山頂部の岩盤を皮殻状に覆う、厚さ数cm~十0数cmの鉄・マンガン酸化物
    コバルト、ニヅケル、銅、白金、マンガン等
    腑存料 24億t(世界2位)
    100兆円~
  • メタンハイドレード
    低温高圧の条件下で、メタン分子が水分子に取り込まれた氷状の物質
    砂層型(主に太平洋側)、表層型(主に日本海側)
    腑存料 12.6兆立方米(天然ガス100年分)
    100兆円
  • レアアース
    淘底下に粘土状の堆積物として広く分布
    レアアース(重希土を含む)
    南鳥島 680万トン(230年分)

海底資源に対する国の取組概要(2015年12月)

同改定(2019年2月)あまり進んでない

課題

  • 経済合理性
    陸上資源と同等の経済性が肝要
    利点:補償不要、人への公害無し
    欠点:探査費用大、天候の影響大、廃棄物処理
  • 環境受容性
  • 海洋の安全保障の確立
  • 国際秩序先導と国際協調

海による経済的損失

  • 津波
    例 東日本大震災 死者・行方不明 3万人弱、被害額 15~20兆円
    東南海地震死者・行方不明 6~32万人、被害額 220兆円(推定)
  • 台風
    例 伊勢湾台風死者・行方不明 5千人強、被害額 5512億円円

大陸棚

  • 深海に向かって著しい傾斜の増大が生ずる深さまでの大陸を取り巻く海底地域
    沿岸国は海底とその地下の天然資源の探査・開発について主権的権利を持つ
  • 日本は約31万平方km(国土の82%)増、合計478万平方km
  • 沖ノ鳥島も認定の基点とされ、国連から「島」とのお墨付きを得た

EEZに関する中国の法律に「歴史性権利の存続」の条項があるのが特徴

以上
(文責:DF関西事務局:谷口擴朗)

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2019年7月9日 (掲載)

第18回DF関西勉強会・交流会

6月25日(火)大阪トヨペットビル会議室にて第18回DF関西勉強会・交流会を開催しました(参加者:講師含め12名)。

今回も2部構成により、

  • 第1部は、東京から 株式会社Eパートナー 代表取締役社長 佐久間万夫氏 をお招きし、同社の概要とDFMの企業支援部の活動状況等を詳しく解説いただきました。
    DF関西として、今後営業支援活動をしていく上で非常に参考になりました。

  • 第2部は講師として、DF関西メンバーの瀬川 滋さん(右)から「日本一の都市山 六甲山の物語」と題して、貴重な、素晴らしい、且つ有意義なお話をたっぷり解説いただきました。
    永年、六甲山の麓(神戸市、西宮市他)に住んでいながら、今日まで何にも知らなかったDF関西メンバーがほとんどで、山に関して造詣の深い瀬川さんならではのお話でした。
    (編集註:瀬川さんの写真は昨年8月に講師としてお話いただいた時のものです。また、以下の図版はお話の中で使われたのものではなく、参照用として作成・引用したものです)

以下、お話のいくつかピックアップします。(詳細はこちらをご覧ください)

1.六甲山は日本一の都市山

  • 六甲山(広義):六甲山地、塩屋~武庫川約30kmの神戸背山の山塊
    (狭義):六甲山単体、標高931m、六甲山地の主峰
  • 「都市山」の定義
    100万人クラスの人口の都市の背後にある標高1000m級の山
    イメージ:大都市の背後に屏風のように聳える山

2.六甲山地の成り立ち

  • 断層運動で現在の大阪湾一帯は沈んで大きな「大阪湖」が出来、その後も東西方向の強い力による断層運動は続き、平坦なこの地域は盛り上がり始める(六甲変動)
  • 更に大陸や海底のプレートの動きで、東西からの強い力で押され、断層運動が続き、深く沈んだ「大阪湖」は海と繋がり大阪湾となり、東北から南西に向かって高く盛り上がった場所が六甲山地となった

3.六甲山地周辺は活断層の巣(阪神淡路大震災の震源地・野島断層等)

4.六甲山にロックガーデンがあるのは

  • 六甲山地の大部分は花崗岩で出来ている(六甲花崗岩)
  • 元々花崗岩は硬い岩だが、地表で雨風に晒されると風化で崩れ易い
  • 現在の六甲山地はかなり風化が進んでおり、ロックガーデンや蓬莱峡、白水峡、須磨アルプスの奇景は隆起した花崗岩が長期の間に 雨風で弱い部分が崩れ、硬い部分が残って造り出されたものである
  • 武庫・菟原・有馬三郡の境界にある三国岩や烏帽子岩、雲が岩、天狗岩、六甲比命神社の磐座、越木岩神社の甑岩等々六甲山 系には巨岩が多く、古代巨石信仰を生んでいる
  • 白鶴美術館から六甲山ガーデンテラスに向かう登山道に石切道があるが、この道は頂上付近で切り出した花崗岩を石材として御影石として牛車等で運び出した道で、名残として切り出された石が山積みされた所が残っている
三国岩 雲が岩 芦屋ロックガーデン

5.昔は六甲山という名では無かった

  • 六甲山のある地帯は古くから畿内から見て「むこう」にあることから「むこ」の名称
  • 秀吉の徳政令には「 武庫山一名六甲山 ( むこやまいちめいむこうやま ) 」の記述 vs;畿内(こっち)→河内
  • 「武庫」に加えて「六甲」の字が当てられ、「むこ」を「ろっこう」と呼ぶようになった

6.開港時の六甲山は木が無い裸山

  • 1902(明治35)年頃から緑をとりもどすための工事が始まる
  • 崩壊した斜面の復旧は、階段状に切り、芝を張り付けて苗木を植栽する「積苗工」という六甲治山独特の方法

7.六甲山の岩が大阪城の石垣に

  • 石垣に利用された石の石切場跡が多く残っている。そこで直方形の割石が造られ、山から海岸迄降ろされ、船で大坂城迄運ばれた

8.嘗ての神戸の特産物「そうめん」

  • 都賀川・住吉川・生田川・湊川等々の上流に急流を利用した水車小屋が沢山あった
  • 米の精米、菜種を絞って菜種油の製造、小麦粉の製造を行っていた
  • 灘酒の大量生産に貢献、 灘目素麺 ( なだもくそうめん ) という素麺も沢山製造

9.宮水の秘密(灘五郷の酒)

  • 宮水は六甲に降った雨が伏流して花崗岩の地層を通ることで酵母の栄養になるリンやカリウムを豊富に取込むだけでなく、湧出地点に多くの酸素が含まれていて、その酸素の働きで酒の風味を損なう鉄分だけが消えるという奇跡の現象
  • それと近くの水車による大量精米が大量生産を可能

10.外国人が開発・活用した六甲山

  • 六甲山の娯楽の場としての開発は、居留地で貿易商の英人A.H.グルーム。明治43年には外国人山荘44戸、日本人山荘は12戸と外国人が圧倒的
  • 六甲の砂防・緑化は蘭人デ・レーケ、布引貯水池開発は英人H.S.パーマー他1人

11.日本の近代登山発祥の地

  • 六甲山はピッケル、ザイル等を使う日本の近代登山発祥の地(1874年)
  • アーネスト・サトウ(「日本アルプス」命名者)達3人の外国人パーティが最初

12.日本最古のゴルフ場

  • 1903年グルームにより六甲山上に神戸ゴルフ倶楽部(日本最古)が造られる
  • 当時山上への交通手段としては特製の駕籠や馬が利用されていた
神戸ゴルフ倶楽部と創設者の英人A.H.グルーム

13.近代化産業遺産建物

  • 六甲ケーブル山上駅・神戸ゴルフ倶楽部クラブハウス・六甲山ホテル旧館、
  • ヴォーリズ六甲山荘

14.六甲山地の日本初づくし

  • 高山植物園・人工スキー場・天然アイススケート場・重力式コンクリートダム
  • スリット型砂防堰堤・簡易天幕生活キャンプ・触れるミュージアム 他

 

以上
(文責:DF関西事務局:谷口擴朗)

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2019年4月29日 (掲載)

第17回DF関西勉強会・交流会

去る4月23日(火)ホテルプリムローズ大阪にて第17回DF関西勉強会・交流会を開催しました。

今回は2部構成で、

  • 第1部は、DF関西の今後の活動に資するため、東京から濱田健司様(未来貯金(株)マーケテイングマネジャー)とDFM企業支援Gの大崎晃久アドバイザーをお招きし、「未来貯金(株)の概要と企業支援部の活動状況」を詳しく解説いただき、大変参考になりました(参加者12名)。
  • 第2部は、惣谷会員(DF関西メンバー)のご友人、井上 健様(元IBM)より、”趣味としての「山岳ドローン空撮」~絶景を写して健康になろう~” と題して数々の美しい映像と共に非常に素晴らしい、楽しい、かつ有意義なお話をたっぷり約2時間いただきました。カメラ・写真の好きな方や、山が好きな方はもちろん、今までそれらに興味を持たなかった方々も自分もやってみようかなと思うほど魅力的な内容でした。

下手に文章で要約するより、当日の資料と動画3本(それぞれ5分程度)を掲載しますのでまず実物をご観賞ください。ドローンならではの絶景の空撮は感動間違いなしです。

当日上映されたビデオは以下の3編です。

  1. 滋賀県・ 金勝 ( こんぜ ) アルプス(草津の近く)
    https://vimeo.com/332129325<再生用パスワード:df2019>
  2. 三重県・大杉谷~奈良県・大台ケ原
    https://vimeo.com/332129482<再生用パスワード:df2019>
  3. 滋賀県・蓬莱山(琵琶湖テラスの近く)
    https://vimeo.com/332129194<再生用パスワード:df2019>

<再生方法>

・リンクをクリックすると、「この動画はプライベートです」と表示されます。

・「Enter Password」の欄に、df2019 と入力すると音楽入りで動画が再生されます。

・本日より約1ケ月間、再生が可能です。

 

上記の通り、動画は未公開資料のため閲覧有効期限は講演日から1ケ月とのこと。パスワード有効期限内での閲覧をよろしくお願いします( 不明な点や不具合があれば事務局(三納)までお尋ねください)。

 

当日の資料です。クリックしてご覧ください

以下に講話いただいた主な項目を記載:

1.「ドローン」編

  1. 最近のNHKのアウトドア番組はドローン映像だらけ
  2. 「ドローン」FAQ
  3. 無人航空機の飛行許可が必要となる空域について
  4. ドローン空撮をなぜ始めたか

2.「登山」編

  1. 国土交通省・ドローン規制
  2. 登山者の統計(年齢構成)の変化
  3. 「レジャー白書」登山データ
  4. 登山のリスクと下げる手段
  5. 楽しみ方(HOW)-TV、書籍、雑誌、ビデオ等

3.「健康」編

  1. (井上さん)58歳まで山の経験なし
  2. 歩き続けるための山のトレーニング紹介
  3. トレーニング・メニュー
  4. 実践方法(HOW)-井上さんのオススメ

以上
(文責:DF関西事務局:谷口擴朗)

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2019年3月7日 (掲載)

第16回DF関西勉強会・交流会

去る2月19日(火)第16回DF関西勉強会・交流会を実施いたしました。常連出席メンバーの多くの方が所用ありで出席できず、参加者は10名でした。

今回は、当番幹事の田邉代表のご紹介により能面師中田 清氏をお迎えし、「能面の世界」というテーマでご講演をいただきました。

もともと、中田氏はプロの能面師だったわけではなく関西電力勤務時代は田邉さんと同じ部署で仕事をされていた方で、田邉さんのお話では中田さんが能面を打っていたことはつい近年までご存知なかったとのこと。また、中田さんは能面を打ち始めてもうすでに30年以上にもなり、既に齢は傘寿を越しているとお伺いしたのですが、お元気そうな中田さんを見て、まずメンバー全員が冒頭から大変驚き、感激した次第です。

そして、ご自身で打たれた(製作された)実際の能面を10組もご持参いただき(別添写真資料参照)、1)能と能面の歴史、2)能面の種類、3)能面の特徴、4)能面の制作工程等を詳しく解説いただきました。

能面に見とれ、お話に聞きほれている間に1時間半があっという間に過ぎていました。中身の濃いご講話を要約するのも大変ですが、以下に概略を記載させていただきます。

1)能と能面の歴史

もともと仮面には、「 伎楽面 ( ぎがくめん ) 」「 舞楽面 ( ぶがくめん ) 」「 行道面 ( ぎょうどうめん ) 」「 能狂言面 ( のうきょうげんめん ) 」の4種類ある。前者3つは中国から朝鮮を経て日本に伝わった。今、中国や朝鮮には現存しない(残っていない)が、日本には伎楽面は神社等に、舞楽面は神社・皇室に保存され伝わっている。能狂言面は日本独自のもので、現在も使われている。鎌倉時代以前(13世紀頃)は、「猿楽(中国から伝来)」の能と「日本古来の田楽」の能があり、10種類程度の能面が存在したが、その後「座」もでき、室町時代には観阿弥・世阿弥の登場で能楽として完成、200種類以上の能面が出揃った。桃山時代、江戸時代には豊臣秀吉や徳川家康等大名の支援を受けて「公式の式楽」となり能面も約250種類になった。しかしその後、外護者を失い疲弊し、明治以降(19世紀)、能面はシテ方五流(観世流・宝生流・金春流・金剛流・喜多会)の家元等には残ったが、それ以外は海外や美術館等に流出してしまった。

2)能面の種類と特徴

  1. 能面の種類:
    「翁面」…翁、三番叟(さんばそう)など、猿楽・田楽当時からあった面
    「尉面」…老体もの( 小牛尉 ( こうしじょう ) ほか)、老舞( 皺尉 ( しわじょう ) ほか)、様々な悪尉
    「鬼神面」…べしみ、飛出ほか、
    「男面」…武将(十六、頼政ほか)、少年、男の霊、盲目(景清、弱法師ほか)
    「女面」…若い女(小面、若女ほか)、中年女(深井、曲見ほか)、老女(姥ほか)
    「怨霊面」…男(痩男、蛙ほか)、女(痩女、泥眼、橋姫、般若ほか)
    「特殊面」…妖精など(山姥、猩々、一角仙人ほか)
  2. 能面の特徴:
    ① 悲劇(怒、悲、苦悩等)の ( おもて ) が多い
    ② 軽く、顔の表面だけ掛ける(女面は100g~150g位)
    ③ 中間表情(能面のような無表情とかよく言われる)
    Ex. 面をつけているときに、少し上を向くと明るい、喜んでいるような表情に見え、うつむいたときは、沈んだ悲しい表情に見えるようになっている。

3)能面の制作工程

能面の型紙

現在も能面打ちは「写し」を基本として行われている。

「写し」とは、室町時代につくられた能の家元等に伝わる能面を模写してつくられたもので

本(もと)の面(本面)から縦・横・高さの数十枚の型紙を取りこれを使いながら面を彫る。

能面師にとっては、この型紙が極めて貴重で、各種の面の型紙を持たない能面師は面を打つことを人には教えられないのである。

  1. 面打ちの材料:木曾檜(年輪に群が少ない)彫りやすい。
    1面打つための材料費:10,000円程度、出来上がり面の値段は60~70万円程度。
    全くの素人だと1年に1面、慣れてくると3面ぐらいは打てるようになる。
  2. 面を打つときは、面が檜の年輪の中心側となるように打つ、ヤニが年輪の内から外に向かって出るため、面の表面にヤニが出てこないようにする。
  3. 制作工程
    ① 型紙の作成と木取り→② 荒堀り→③ 仕上り→④ 胡粉上塗り→彩色と口紅、髪、目、眉など

本日は、普段はとても聞くことが出来ない内容のお話をたっぷりと聞かせていただき、大変勉強になりました。心から中田氏に厚く御礼を申し上げます。勉強会終了後は、朝降っていた雨も上がり、以前DF関西の勉強会で「ワインのお話」をいただいた福田武さんのお店「A&W」が近くにあったので、全員でそろってお邪魔し、福田さんも交えての楽しい、素晴らしいひと時を過ごすことが出来ました。

以上
(文責:DF関西事務局:谷口擴朗)

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