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  2019年版

目 次

2019年3月12日

No. 日付 イベント
14 3月1日(金) 第14回セミナー
百寿者の秘密
13 1月17日(木) 第13回セミナー
『人生百年時代』を生き伸びるための運動器と運動の重要性

2019年3月12日

第14回セミナー

「百寿者の秘密」を開催しました

2019年3月1日(金)15:00より、第14回健康・医療研究会セミナーを開催、大阪大学人間科学研究科教授の権藤恭之先生より「百寿者の秘密」というテーマで、会員36名の参加のもと、日本ビル12階セミナールームAにてご講演いただきました。

権藤先生は関西学院大学文学部心理学科及び同大学院博士課程卒業、東京都老人総合研究所(現東京都健康長寿医療センター研究所)等勤務後、2007年大阪大学人間科学研究科准教授、2018年からは同研究科教授を務められるとともに、米国老年学会、日本心理学会日本老年医学会会員、また米国ジョージア大学老年学研究所に派遣される等幅広く活躍されているこの分野の権威でいらっしゃいます。

これまでこの研究会では前々回の「オーラルフレイル」、前回の「ロコモティブ症候群」に続いて「人生百年時代」に向け、様々なお話をお聞きしている一環として、「高齢者が幸福に暮らしていくということはどういうことか」との観点から、百寿者の研究を永年行っておられる権藤先生に、多数の百寿者のインタビューから見えてきたは百寿者の心のありかたからわれわれが学ぶものは何かとの趣旨のご講演を頂きました。

ご講演はまず高齢者の現状として、平成29年の日本の百寿者は68,000名であるが、15年後には30万名を超える見込みで百寿者先進国であることから始まり、実際の百寿者の事例として世界最長寿で122歳まで生きた女性の認知機能や、日本最高齢男性の幸福感、お元気な百寿者として、百歳ランナーやスイマー等の紹介、また農村部での百寿者調査ではかなりの高齢まで畑仕事を続けている例が多いこと等の紹介がありました。

続いて、百寿者の機能面の特徴について、長生きすればするほど不健康期間は短くなるとのデータのある一方、東京都の百寿者調査ではお元気な百寿者は2割であり健康度は欧米の事例に比べれば低いことなどが示されました。

次に、やはり年齢が高くなるに従って体の健康度は低下するが、幸福感は低下しないとの事例が多く示され、「老年的超越」との考え方のご説明がありました。
「老年的超越」とは「物質主義的で合理的な世界観から、宇宙的、超越的、非合理的な世界観への変化」と定義され、考え方が変わることで体の元気のなさを補って幸福感を感じることができる、ということで、実際の百寿者調査での実例も紹介されました。

老年的超越の発達が超高齢者社会におけるしあわせのカギである」との先生のまとめは出席者一同の心に深く響いたのではないだろうか。

終了後は近くの居酒屋で懇親会を開催、権藤先生にもご出席いただき、引続き様々なお話を先生から伺うことができました。またセミナー終了後に行われた「ロコモ度テスト」の結果もあわせ大いに盛り上がった宴会となりました。

◇ ◇ ◇

健康・医療研究会では、今後とも疾患の基礎知識と健康長寿のための諸知識習得の両面から、定期的にセミナーを実施していきたいと思います。

引続き会員の皆様の参加をお待ちしております。

また、テーマのご希望についても、事務局までお知らせいただければ幸いです。

(文責 江村)

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2019年1月21日

第13回セミナー

「『人生百年時代』を生き伸びるための運動器と運動の重要性」

2019年1月17日(木)15:00より、第13回健康・医療研究会セミナーを開催、医療法人社団愛友会伊奈病院整形外科部長でNPO法人高齢者運動器疾患研究所代表理事も務められる石橋英明先生(写真)より「『人生百年時代を生き伸びるための運動器と運動の重要性」というテーマで、会員28名の参加のもと、日本ビル7階共有会議室にてご講演いただきました。

石橋先生は東京大学医学部及び同大学院卒業、米国ワシントン大学医学部留学、三井記念病院、東京都老人医療センター(現東京都健康長寿医療センター)等勤務後、現在は伊奈病院整形外科部長を務められるとともに、日本整形外科学会広報・渉外委員会アドバイザー、ロコモチャレンジ推進協議会委員、日本骨粗鬆症学会評議員、骨粗鬆財団評議員などとして幅広く活躍され、数多くのTV番組にも出演されているこの分野の権威でいらっしゃいます。

これまでこの研究会では認知症・ガン・腰痛・糖尿病等さまざまな疾患や、自律神経の仕組み、アミノ酸の機能の勉強、また笑いが健康に与える好影響といった多岐にわたる分野において、それぞれ専門家をお招きしてセミナーを行ってきており、前回は口の機能低下が全身に及ぼすいわゆる「オーラルフレイル」の問題を取り上げました。今回は全身のフレイルが一歩進んだ状態である骨、関節、脊椎、筋肉等の運動器の様々な疾患(ロコモティブ症候群)を取り上げ、それらを防止することにより、「人生百年時代」を生き伸びるための知識についてのご講演を頂きました。

ご講演はわれわれの年代である例えば現在70歳の男性の推定寿命は85.73歳であり、今後更に伸びていくであろう、とのお話から始まり、一方要介護の原因となる疾患は転倒・骨折、関節疾患を含めた骨・関節疾患が認知症や脳血管疾患を超えてトップであること、運動器の病気として代表的なものである変形性膝関節症や骨粗鬆症の詳しい解説、これらを予防するための背筋、腹筋を鍛える運動、腰痛防止のための上体そらし運動の説明へと展開されました。

また自分のロコモの状態をチェックする「ロコモチェック」を踏まえ、ロコモ対策としての「スクワット」については、ご自身で考案された「大きな古時計」の替え歌でリズムをとりながら、参加者全員が立ち上がり、実際にスクワットをやってみる体験も行いました。

話は最後に栄養についても及び、骨と筋肉に大切な栄養素として、たんぱく質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKについて、どのような食物に含まれ、どの程度の量を摂取すればよいかについてもお話頂きました。

このようにお話は多岐にわたりましたが、最後の結論として、今日のような話を念頭に運動、栄養に留意していけば、90歳・95歳はおろか100歳まで生き伸びることができるとの先生のお墨付きを得て、極めて有意義な会を終了しました。

終了後は近くの居酒屋で懇親会を開催、石橋先生にもご出席いただき、引続き様々なお話を先生から伺うことができました。

◇ ◇ ◇

健康・医療研究会では、今後とも疾患の基礎知識と健康長寿のための諸知識習得の両面から、定期的にセミナーを実施していきたいと思います。

引続き会員の皆様の参加をお待ちしております。

また、テーマのご希望についても、事務局までお知らせいただければ幸いです。

(文責 江村)

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