瓦版

( 2021年7月1日 掲載 )

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DF技術部会瓦版第62号

発行:2021年6月30日 世話役:矢島 健児 副世話役:清水 範夫 編集・文責:清水 範夫

【例 会】

  • 開催日時:2021年6月16日(水)
    13時30分~17時:例会 参加者39名(Zoom参加者33名、DF651スタジオ参加者6名)
Zoom画像

【目 次】

  1. 技術部会事務局報告:矢島 健児 世話役
  2. DF事務局報告:小林 慎一郎 会員
  3. 分科会活動報告
    経済産業懇話会:浅野 応孝 会員
    理科実験グループ:酒井 和幸 会員
    リスクセンス推進研究会:立石 裕夫 会員
    医療懇話会:赤堀 智行 会員
  4. 講話1 「排尿障害の原因と治療」
    ✦ 講 師:鶴岡正吉さん(会員)
    講話2 「知られざる銅のパワー」
    ✦ 講 師:和田正彦氏(日本銅センター)
  5. 編集後記:清水 範夫 副世話役

技術部会事務局報告 矢島 健児 世話役

  1. 技術部会活動予定を紹介した。
    • 2021年度はDFスタジオとZoom方式で開催する。これまでの技術部会に2月48名、4月41名、6月39名が参加した。
    • 個人的なメールで新入会員の勧誘に努める。新人1名入会した。
    • 技術部会会員の情報発信を強化する。
    • 次回の技術部会は8月25日(水)に予定し、DF会員の入江恭雄さんによる「日本の造船業の現状と問題点」という題で部会主催の講演会を開催する。新事務所のスタジオ751を使用する
  2. DF新事務所のレイアウト図を説明した。

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DF事務局報告 小林 慎一郎 会員(事務局)

  1. 4月-6月に7名の新入会員があった。
  2. 6月11日(金)の大澤弁護士による講演会「コロナ自粛と禁固刑」では、Zoom方式も使用したが、聞き取りにくい箇所があった。
  3. 来年は創業20周年になる。20周年実行委員会のメンバーが決定し、7月より活動を始める。来年10月に20周年記念総会を学士会館で開催を予定している。
  4. 7月2日(金)に、再生エネルギー総合研究所の北村和也さんによる「これからの日本の動きや再エネの基礎と課題」という題でZoom方式による第46回環境セミナーを開催する予定である。
  5. 次回講演会を8月24日(火)スタジオ751にて、丸紅の今村卓さんによる「バイデン政権の現状と今後の日米・米中関係」という題で講演会を開催する予定である。

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分科会報告

経済・産業懇話会 浅野応孝会員

  1. 5月18日(火)の山崎雅文さんの講演「新型コロナと自動車産業、電動化への転換」は、YouTubeにアップされて参加メンバーが見ることができるように配慮。
  2. 今後の講演予定
    • 6月22日(火)に濵名均さんによる「ディズニーランドの運営フィロソフィー」の講演。
    • 7月28日(水)に西村誠司さんによる「世界の先端を行くイスラエル(仮)」の講演。最近、イスラエルの話題が多いので選んだ。
    • 8月(未定)に濱田健司さんによる「日本のベンチャーの課題(仮)」の講演。

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理科実験グループ  酒井和幸会員

  1. 月別実施回数では、昨年1月-6月と同じレベルのイベント回数であったが、一昨年の50%であった。夏休みにかけてイベント回数に回復の兆しがある。
  2. 既存テーマの充実と新テーマの開発に注力している。23番目のテーマ「浮力」が完成した。開発テーマとして「DNA」、「プログラミング」が進行中である。
  3. 新事務所移転作業を行っている。イベント計画、移転計画に対応したコンテナ配送。

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リスクセンス推進研究会 立石裕夫会員

  1. リスクセンス研究会への支援継続
    • A社へのリスクセンス診断業務として、18回開催のフォロー研修に講師を派遣した。
    • K社へのフォロー研修を7月から開始の予定である。
    • 個人向けのリスクセンス診断設問を作成し、3社のe-ラーニングシステムに設問を提供する予定である。
    • K製鋼所で2021年度もリスクセンス診断受診業務を行う。今年で3年目であり、毎年2万名以上の人が受診している。
  2. 「安全工学シンポジウム2021」にて中田さん、梅里さんが7月1日(木)に新事務所からWebで発表する予定である。

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医療懇話会 赤堀智行会員

  1. 2015年から医療懇話会では、救急と延命処置、がん、共生社会、介護などの講演会を行ってきた。
  2. 2021年度は、4月に佐藤和恵さんによる「カカオハスクの抗酸化作用」、6月に鶴岡正吉さんによる「排尿障害の原因と治療」の講演を行い、12月には「日本医療の行方」と題した講演会を計画している。

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❹ 講話−1 「排尿障害の原因と治療」
✦ 講 師:鶴岡 正吉 さん(会員)

技術部会

【概要】

  • 排尿は基本的には「排尿反射」と呼ばれる脊髄反射であり、脳からの指令によって制御されている。これらの機序がうまく働かなくなった状態がいわゆる排尿障害である。60歳以上では78%の人が何らかの排尿の問題を抱えている(2012年調べ)。
  • 成人の正常な排尿は、1回200~400ml(1日8回未満で計約1500ml)で、1回の排尿時間は20~30秒以内である。
  • 排尿障害は「蓄尿障害」と「排出障害」の2種類に分けられる。
  • 排尿障害の治療としては、原因疾患がある場合はまずそれを治療するが、特段の原因が認められない人には行動療法が勧められる。

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❺ 講話−2 「知られざる銅のパワー」
✦ 講 師 和田 正彦 氏 (日本銅センター)

技術部会

【概要】

  • 銅の優れた特性として、金属の中で銀に次いで電気伝導度と熱伝導度が高いことがよく知られており、電線を始めとする通電材料やエアコン、給湯器の熱交換機器等の工業製品に多く使用されている。日本の通常硬貨のうち、アルミニウム製の1円硬貨以外はすべて銅を含む銅合金でできている。
  • 銅は人や動植物すべての生命と健康にとって、なくてはならない栄養成分である。また、銅板屋根に生じる「緑青」については長い間”有毒なもの”と信じられてきたが、ほとんど無毒である。
  • 銅及び銅合金は、世間で「抗菌性がある」といわれるレベルより、はるかに優れた抗菌性能を発揮する。

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編集後記

4月に開催した技術部会に引き続き、Zoom方式を主体として開催しました。スタジオ651での参加とZoom方式での参加を合わせて、39名の方に参加していただきました。鶴岡さんの講演では、我々シニア世代には非常に関心の高い「排尿障害」について、排尿のメカニズムから排尿障害が生じる原因と治療について分かりやすく講演していただきました。聴衆の皆さんから多くの質問が出ましたが、丁寧に説明していただき皆さんが納得されたと思います。和田さんの講演では、「緑青」がほぼ無毒であることや銅の抗菌性など、銅の意外な特性を教えていただきました。銅の金属としての重要性を見直せたと思います。Zoomによるオンライン形式ではありましたが、多くの質問が出され、盛会であったと思われます。(清水)