瓦版

( 2021年4月30日 掲載 )

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DF技術部会瓦版第61号

発行:2021年4月30日 世話役:矢島 健児 副世話役:清水 範夫 編集・文責:清水 範夫

【例 会】

  • 開催日時:2021年4月13日(火)
    13時30分:【例会】Zoom参加者:32名、DF651スタジオ:9名
    ‥‥ 合計参加者:41名
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【目 次】

  1. 技術部会事務局報告:矢島 健児 世話役
  2. DF事務局報告:小林 慎一郎 会員
  3. 分科会活動報告
    理科実験グループ:酒井 和幸 会員
    経済産業懇話会:浅野 応孝 会員
    リスクセンス推進研究会:立石 裕夫 会員
    医療懇話会:赤堀 智行 会員
  4. 講話1 「カカオハスクの抗酸化作用」-医療・健康分野への応用と有用性-
    ✦ 講 師:佐藤和恵 氏(会員)
    講話2 「日本人が知るべき親日の歴史」
    ✦ 講 師:越純一郎 氏(会員)
  5. 編集後記:清水 範夫 副世話役

技術部会事務局報告 矢島 健児 世話役

  1. 技術部会活動予定を紹介した。
    • 2021年度はZoom方式を主に用いて技術部会を開催する。
    • 個人的なメールで新入会員の勧誘に努める。
    • 技術部会会員の情報発信を強化する。
    • 次回の技術部会は6月16日(水)に予定し、部会主催の講演会を開催する。事務所移転のため、日本ビルでの最後の部会になる。
  2. DF事務所の移転が承認されたことを紹介した。

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DF事務局報告 小林 慎一郎 会員(事務局)

  1. 4月9日(金)にウエビナーで開催された第189回講演・交流会「水素エネルギーの現状と展望―日本のエネルギー政策から見る」には149名が参加した。課題として、ピン留めがうまくゆかなかったことと、質問を受けられなかったことがあった。
  2. 6月11日(金)予定の大澤弁護士による講演会「コロナ自粛と禁固刑」は、学士会館で開催される。Zoom方式を使用せず、出席者数80名限定で実施する。
  3. 新同好会として5件発足した。

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分科会報告

理科実験グループ 酒井和幸会員

  1. 2020年度の活動実績は70回で、新型コロナウイルスの影響を受けた。
  2. 2021年度では、受注した1-2月のイベントの約半数が中止になった。3月は回復傾向にあるがイベント数は少ない。
  3. 既存テーマの充実を図っており、23番目のテーマ「浮力」が完成した。また、開発テーマとして「DNA」が承認された。
  4. 科学技術館での理科実験教室は2009年秋から継続的に行われたが、この3月で休止し、形を変えて本年秋からスタートの予定である。この間の児童参加者数は3300名に達した。

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経済・産業懇話会 浅野応孝会員

  1. 得丸英司さんの講演「高齢化社会と生命保険」を3月19日に有意義に開催できた。
  2. 今後の講演予定
    • 4月21日(水)に大村光彦さんによる「通販、カタログ販売の現状と課題」の講演。
    • 5月18日(火)に山崎雅史さんによる「新型コロナと自動車産業、電動化への転換」の講演。
    • 6月25日(金)に濵名均さんによる「ディズニーランドの運営フィロソフィー」の講演。

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リスクセンス推進研究会 立石裕夫会員

  1. 三菱UFJ信託財団からの助成研究の支援
    3月末に予定通り終了し、4月中旬に報告書を提出予定。
  2. リスクセンス研究会への継続支援。
  3. 「安全工学シンポジウム2021」にて中田さん、梅里さんが発表予定。

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医療懇話会 赤堀智行会員

  1. 新しく鶴岡正吉さんが世話役に加わった。
  2. 2021年度は年間3回(4月、6月、12月)の講演会を予定し、会員に役立つ最新の医療をテーマとする。
  3. 今回の講演はカカオハスク(カカオの皮)を化学的に研究された佐藤氏が、健康面での有効性について話される。

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❹ 講話−1 「カカオハスクの抗酸化作用」-医療・健康分野への応用と有用性-
✦ 講 師 佐藤 和恵 氏(会員)

技術部会

幹に直接実がなるカカオ(上)と収穫後のカカオ豆

チョコレートの有効成分として、香り成分も関与することが報告されている。香りの本体はカカオ豆であるが、皮(シェル)は取り除かれている。カカオ豆の皮を取り除かずに直接焙炒することにより、より香り高いチョコレートを作ることができ、高級チョコレートを作成する方法として知られている。

  • 焙炒カカオシェルの香りをかいでもらい、唾液の成分を測定することにより、焙炒されたカカオ豆のシェルの香り成分の生理効果を明らかにする。
  • 焙炒作りの日本酒があり、淡麗辛口に仕上がる。
  • ココアの健康効果として、
    1)ウォーミングアップ効果が持続する、
    2)動脈硬化を抑制する、
    3)脳の機能を改善するなどがある。

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❺ 講話−2 「日本人が知るべき親日の歴史」
✦ 講 師 越 純一郎 氏 (会員)

技術部会

  • 親日国ポーランド:アジアの無名の小国の日本が、日露戦争で勝利したことをロシアの圧政下にあったポーランドが驚きをもって迎えた。さらに、100年前、アジアの国としては最初に、日本がポーランドの独立を承認した。また、国交樹立の翌年(1920年)、日本がポーランド孤児をシベリアから救出したことなど。「恩を忘れないポーランド」に対して「歴史を忘れない日本」でありたい。
  • 親日国インドネシア:350年ものオランダによる植民地支配からの日本による解放。インドネシアの人々がアジア人としての自信を獲得した。独立戦争には数千人の旧日本兵が参加し、一緒に戦ったことなど。政権ごとに戦略的パートナーを選定するのがインドネシアであり、新しい時代によき関係を築くには両国関係史を学ぶ努力が望まれる。
  • 親日国とのお付き合いには、「知る努力」「知らせる努力」が重要である。
  • 反日国も少数ながらあるので、対応方法としては「まず知ること」から。

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編集後記

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2月に開催した技術部会に引き続き、Zoom方式を主体として開催しました。651スタジオでの参加とZoom方式での参加を合わせて、41名の方に参加していただきました。佐藤氏の講演では、カカオ豆の摂取量やにおいをかぐ商品はないかなどの質問が出ました。佐藤氏は日本酒にも造詣が深いとのことですので次回は日本酒のお話をしていただくのも良いかもしれません。越氏の講演では、私たちの記憶の深いところに眠っていた事柄を呼び起こしていただき、他国との歴史的な関係をいかに大切にしなければならないかを教えていただきました。Zoomによるオンライン形式ではありましたが、多くの質問が出され、盛会であったと思われます。(清水)