瓦版

( 2021年3月5日 掲載 )

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DF技術部会瓦版第60号

発行:2021年3月5日 世話役:矢島 健児 副世話役:清水 範夫 編集・文責:清水 範夫

【例 会】

  • 開催日時 2021年2月16日(火)
    13時30分:例会 Zoom参加者37名、DF651スタジオ7名(オブザーバー1名含む)
    Zoomオブザーバー3名および講演者1名‥‥ 合計 参加者48名
Zoom画像

【目 次】

  1. 技術部会事務局報告:矢島 健児 世話役
  2. DF事務局報告:小林 慎一郎 会員
  3. 分科会活動報告
    経済産業懇話会:浅野 応孝 会員
    医療懇話会:赤堀 智行 会員
    リスクセンス推進研究会:立石 裕夫 会員
    理科実験グループ:矢島 健児 会員(酒井 和幸 会員の代理)
  4. 講 話 「SDG’sとその背景、世界の飢餓と国連WFPの活動から見たSDG’s」
    ✦ 講 師:水口 泰介 氏 DF会員
  5. 編集後記:清水 範夫 副世話役

技術部会事務局報告 矢島 健児 世話役

  1. 技術部会2020年1年間の技術部会活動報告として、4件の講演を紹介した。
  2. 技術部会の会計報告として、2021年2月16日付けで12月例会後の残金として、88,341円を示した。
  3. 2021年の技術部会活動の基本方針を示した。
  4. 今後の技術部会の活動予定を説明され、2021年度はDF651スタジオとZoom方式併用で部会を開催する旨提案があった。
  5. 講演に関するアンケートの結果を紹介した。
    技術部会事務局の説明資料はこちらをご覧ください(ダウンロード=DLはこちら

DF事務局報告 小林 慎一郎 会員(事務局)

小林慎一郎会員より以下の報告があった。

  1. 技術部会3月3日(火)に開催される第45回環境セミナー「電力エネルギーについて考える~2050年カーボンニュートラルの実現へ向けての課題」、および4月9日(金)に開催される第189回講演・交流会「水素エネルギーの現状と展望―日本のエネルギー政策から見る」への参加の依頼があった。
  2. 新同好会等の発足を公募しているので、積極的に提案して欲しいとの依頼があった。
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分科会報告

経済・産業懇話会 浅野応孝会員

  1. 技術部会2020年度に実施した講演会と討議したテーマを説明した。
  2. 2021年度に予定している4件の講演会のテーマと日程を紹介した。

経済・産業懇話会の説明資料はこちらをご覧ください(DLはこちら

医療懇話会 赤堀智行会員

  1. 技術部会2021年度は、佐藤和恵氏、赤堀智行氏、鶴岡正吉氏が世話役になった。
  2. 2021年度は年間3回(4月、6月、12月)の講演会を予定し、会員に役立つ最新の医療をテーマとし、講師には大学及び基幹病院の専門的立場の医師に依頼することなどを説明した。
  3. 医療講演テーマとして、救急医療、がん、介護の現状と問題、高齢者の健康・経済などを示した。
  4. 2021年度開催予定のテーマを示した。

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リスクセンス推進研究会 立石裕夫会員技術部会

  1. リスクセンス診断支援企業の進捗状況(12月度報告以降)について報告があった。支援企業は、3社である。
  2. リスクセンス推進研究会の定例会議を、毎週金曜日10時からZoomにて開催した。
    組織のリスクセンス度診断の設問の見直し、およびISOとリスクセ0ンス診断システムとの違いについて検討した。
  3. 三菱UFJ信託財団からの助成研究の支援について、担当作業の進捗を報告した。

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理科実験グループ 矢島健児会員(酒井和幸会員の代理)

  1. 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年度の活動実績は70回(前年比39%)であった。3~6月の理科教室の実績はゼロであったが、7月以降徐々に増加した。
  2. 2020年度の理科実験実績は、延べ参加人数2686名(前年比32%)、DF参加者数488名(前年比32%)、テーマ数23件であった。前年度に対して低下したのはコロナ禍の対応で制限されたためである。
  3. 2021年度の活動状況として、1月8日に緊急事態宣言発出に伴う活動指針を明示し、1月26日にZoom方式による世話人会・テーマ定例会・定例会を開催した。
  4. 2月1日より、酒井和幸GL、松尾裕SGLの新体制がスタートした。

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❹ 講 話 「SDG'sとその背景、世界の飢餓と国連WFPの活動から見たSDG’s」
✦ 講 師  水口 泰介 みなくち たいすけ (DF会員)

技術部会【略歴】

東レ、東レインターナショナルにて、プラスチック関連の国内外営業、海外の事業運営に携わる。
東レインターナショナル常務取締役、東レ先端素材(韓国)副社長、ドイツ、米国、韓国に駐在。2016年リタイヤ以来、国連WFP(世界食糧計画)協会のエクスペリエンツボランティアとして企業対応、学校連携担当。

【講演要旨】

グローバリゼーションの急速な進展とSDGs(持続可能な開発目標)が生まれた背景を説明し、次に、SDGsの前身となるMDGs(ミレニアム開発目標)に関する国連の自己評価と問題意識をレビューした。

MDGsは、極度の貧困と飢餓の撲滅など、2015年までに達成すべき8つの目標を掲げ、一定の成果を挙げた。

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までの国際目標である。17のゴール・169の目標から構成されている。WFP(世界食糧計画)は国連組織として、2020年度ノーベル平和賞を受賞したのであるが、SDGsの目標2は飢餓をゼロにすることになっており、世界の飢餓問題とWFPの活動を紹介した。

[概要]

  • グローバリゼーションとSDGs
    国際的なビジネスで重要なキーワードになっている。
    グローバリゼーションの負の側面の改善として、グローバル・マーケットを「人の顔が見える」ものにする(1999年ダボス会議での国連アナン事務総長のアピール)。
  • MDGsからSDGsへ
    MDGsは開発途上国に焦点、SDGsは先進国にも焦点を当てている。
    MDGsには8つの目標、SDGsには17の目標がある。
  • WFPの活動
    世界には十分な食べ物があるにもかかわらず、約7億人が飢餓に苦しんでいる(2019年)。
    2019年には88か国9710万人に、420万トンの食糧支援した。2020年には1億3800万人に食糧支援した。物資輸送が重要。
    東日本大震災の際に、WFPが日本で活動した。寄付付き商品の開発を支援した。

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編集後記

技術部会緊急事態宣言が発出している中でZoom方式を主体として開催しました。それにもかかわらず、651スタジオへの参加とZoom方式での参加を合わせて、48名という多数の会員に参加していただきました。

水口氏の講演会では、世界的に取り組まれているSDGsと国連WFPの活動などについて、動画を用いて分かり易く説明していただいた。とくに、飢餓に対する食糧支援やロジスティックス(物資輸送)の活動などにはその重要性を強く認識できました。Zoomによるオンライン形式ではありましたが、いくつかの質問も出され、盛会であったと思われます。(清水)。