瓦版

( 2020年12月27日 掲載 )

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DF技術部会瓦版第59号

発行:2020年12月27日 世話役:横山 祐作 副世話役:矢島 健児 編集・文責:矢島 健児

【例 会】

  • 開催日時 2020年12月9日(水)
    13時30分:例会 Zoom参加21名及びDF651スタジオ11名‥‥ 合計出席者32名
    Zoom画像

【目 次】

  1. 活動報告:横山 祐作 世話役
  2. DF事務局報告:小林 慎一郎 会員
  3. 分科会活動報告
    医療懇話会:赤堀 智行 会員
    経済産業懇話会:浅野 応孝 会員
    理科実験グループ:関口 洋一 会員
    リスクセンス推進研究会:立石 裕夫 会員
  4. 講 話 「高齢者の救急時の延命治療に対する現状と課題」
    ✦ 講 師:古川 傑 先生 昭和大学病院 耳鼻咽喉科
  5. 編集後記:矢島 健児 副世話役 報告 横山世話役

活動報告 横山世話役

  1. 技術部会12月9日の技術部会の議題を紹介。その後2020年1年間の技術部会活動報告を行った。
  2. 2021年技術部会の新体制について
    世話人 矢島健児会員、副世話役 清水範夫会員を推薦し会員に承認された。
  3. 10月までの会計が報告された。
  4. 今後の技術部会の予定が説明され、当面はDF651スタジオとZoom併用で開催する旨提案があった。
    横山世話役の説明資料はこちらをご覧ください。

DF事務局報告 小林 慎一郎 会員(事務局)

技術部会小林慎一郎会員より以下の報告があった。

  1. 12月10日の次回“会員交流会”もZoomで開催されるが、前日にZoom会議室URLを知らせ招待するなど、確実に会員がZoomに参加できるシステムを構築するとの説明がなされた。

分科会報告

医療懇話会 赤堀智行会員 技術部会

  1. 12月の技術部会での医療講演会場は、昭和大学病院における外部機関への会議室使用制限及び忘年会会場17Fの閉鎖により開催は出来なくなりました。
  2. 12/9に東京ウィメンズプラザで「高齢者の救急時の延命治療に対する現状と課題」昭和大学病院 救命救急科の医師より講演をしていただく予定です。
  3. 2021年からの医療懇話会は、佐藤和恵先生と赤堀智行に加えて、鶴岡正吉さんに協力頂き、3名体制で企画・運営する。

赤堀会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

経済・産業懇話会 浅野応孝会員 技術部会

  1. 前回技術部会定例会以降10月29日眞弓会員による話題提供、11月27日運営企画G員によるコロナを取り巻く諸課題についての話題提供があった。
  2. 2月22日に年内最後の懇話会をオンラインで開催予定。
  3. 2021年1月、2月の予定を紹介した。

浅野会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

理科実験グループ  関口洋一会員 技術部会

  1. コロナ感染拡大の影響で3~6月までは理科教室はゼロであったが、10月4教室、11月11教室と12月13教室と増加している。2020年の実験実績は71件の見込みで 昨年度比39%となる。
  2. 11月24日の定例会でグループリーダー酒井会員及びサブグループリーダ松尾会員への交代が承認された。
  3. コロナ対応で、小先生の役割に対する重要性の認識を深めた。
  4. コロナ影響下の授業・放課後スクールの現状について報告した。
  5. 2020年の3月以降の活動は、定例会、テーマ定例会、世話人会全てZoomで開催。

関口会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

リスクセンスG 立石裕夫会員 技術部会

  1. リスクセンス診断を受ける支援案件は次の3件であった。
    ダイダン社:第2回714名、アデカ:第2回236人、小島化学薬品:205人
  2. 「2020 ケミカルマテリアル Japan」On-Line 展示を出展した。
    期間(10月19日から11月18日 )
    リスクセンス研究会ブースへの来場数は1079人に上った。今後来場された方へリスクセンス診断システムを説明していく。
  3. 不祥事事例の解析
    Zoom会議にて2件の事例について会議の場を持った。
  4. 三菱UFJ信託財団からの助成研究の支援について担当作業の進捗が報告された。

立石会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

講 話 「高齢者の救急時の延命治療に対する現状と課題」
    ✦ 講 師 古川 傑ふるかわ すぐる 先生
     昭和大学病院 耳鼻咽喉科

技術部会

平成22年 昭和大学医学部卒業
初期研修後、昭和大学医学部耳鼻咽喉科学講座に入局
小田原市立病院やあそか病院等多くの昭和大学関連病院で経験を積まれ、現在は昭和大学病院の耳鼻咽喉科に所属しております。また先生はDF会員の鶴岡正吉さんの教え子でもあり、救急医療の経験が豊富であることにより強いご推薦がありました。

【講演要旨】

本日のテーマである「高齢者の救急時の延命治療に対する現状と問題」については、古川先生が各大学の関連病院で、事故・心肺疾患・高齢者等多岐にわたる救急救命の経験をされ、その場面に応じた延命、終末期延命について説明があった。

[延命について]

  • 望む割合や予後、延命効果
  • どのような場合に行うのか?
  • 対象患者
  • 終末期医療
  • 人工呼吸器、心肺蘇生装置、点滴栄養、昇圧等治療

[終末期の延命治療]〈意思確認=尊厳の為〉

  • 最期の場所・心臓蘇生・胃ろう
    病院現場の本音として案外蘇生しないということが語られた。
  • リビングウィル意思表示
    病院現場では非常に重要視しており各自が家族とよく考えておくことを勧められた。
  • 尊厳死と安楽死とは違うことを理解しておくこと。

☆場 所:自宅介護施設 hospice(家族の判断)

☆蘇 生:人工呼吸器、蘇生治療(家族・医師の判断)

☆栄 養:胃ろう(家族・医師の判断)

Zoom及び会場の参加者と延命治療に対し、実際に直面した症例を示しながら参加者の考え、医療の現実、医師の立場、法律等の観点から討論方式で実施された。
参加者一人一人が直面している問題でもあり、関心が高く大変有意義な講演であった。

(赤堀会員談)

古川傑氏氏の資料はこちらをご覧ください 。

編集後記

技術部会技術部会今回の定例会当初ライブで企画しましたが、11月以降第3波のコロナ感染拡大状況となり出席者が減少することが予想され、急遽Zoomでの開催に変更した経緯がありました。しかし、いざ開催となった暁では参加者は、651スタジオへの参加、Zoom参加合わせ32名という多数の会員に参加して頂いた。また、古川氏の講演会は終末期延命治療に対して元気なうちから家族と一人一人のリビングウィルをしっかり決めておくことが重要であり、其の意思の表明方法などが具体的に説明され、有意義な講演となった。

尚、私2021年技術部会世話役という大役をお引き受けすることとなりました。清水次期副世話役(写真左)共々よろしくご指導ご鞭撻のほどをお願い致します(矢島)。

(文責:矢島健児)