瓦版

( 2020年1月27日 掲載 )

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DF技術部会瓦版第55号

発行:2020年1月20日 世話役:酒井 和幸 副世話役:横山 祐作 編集・文責:横山 祐作

例 会

  • 開催日時 2019年12月13日(金)
    14時00分:例会 日本ビル 6階 651会議室 ‥‥‥‥‥‥出席者39名
         DF医療懇話会と共催
    17時00分:「丸の内ディンドン」有楽町店‥‥‥‥‥‥出席者34名

【目 次】

  1. 活動報告:酒井 和幸 世話役
  2. DF事務局報告:小林 慎一郎 会員
  3. 分科会活動報告
     ・経済・産業懇話会:浅野 応孝 会員
     ・理科実験グループ:関口 洋一 会員
     ・リスクセンス推進研究会:中田 秀臣 会員
     ・医療懇話会:赤堀 智行 会員
  4. 講 話 がんを知る ― 乳がんを中心として ー
     ・池田 正 先生     
       北里大学北里研究所病院 乳腺・甲状腺外科 帝京大学病院医学部付属新宿クリニック
  5. 今後の技術部会の お知らせ 
  6. 編集後記:横山 祐作 副世話役

活動報告 酒井世話役

  1. 技術部会技術部会の活動方針の確認
    4分科会活動の成果を踏まえ、会員の相互啓発と親睦を深める活動の推進と
    社会貢献課題を模索

  2. 技術部会新入会員の紹介(写真下左)
  3. 来年の技術部会世話役・副世話役紹介(写真下右)
  4. 8月例会,10月のMRJ工場見学の会計報告
    清水範夫さん 野宮好尭さん   世話役 
    横山祐作さん
    副世話役
    矢島健児さん
      技術部会

    酒井世話役の説明資料はこちらをご覧ください。

DF事務局報告 小林 慎一郎 会員

技術部会小林慎一郎会員より以下の報告があった。

  • DF事務局報告 小林慎一郎会員より以下の報告があった。(小林会員の報告風景)
  1. 12月1日付で、DFMはパソナが経営することになり、DFはパソナの参加から分離された。DFMの事業は、極力、DFに移行させるが、規模は一旦縮小される見通し。
  2. DFは財務的には、大変厳しい経営環境に置かれることとなる。事務所関連経費はパソナを経由せず、直接、支払うことになる。
  3. DF会員の会費は\20,000に増額する。事務局員の報酬は大幅に減額する。651会議室の賃借は、3月までの収支状況を見て、継続の可否を判断。

分科会報告

経済・産業懇話会 技術部会

経済・産業懇話会 浅野会員の代理として酒井会員より以下の報告があった。

  1. 2019年の活動報告
  2. 次回以降の日程と討議項目
    2020年1月21日(火)望月直躬さん「20年の経済見通しとニュースの勘所
    2020年2月3日(月)江崎禎英さん
    (経済産業省政策統括調整官、内閣官房 健康医療戦略室次長)
    人生100年を迎える日本の健康医療戦略(仮)」
    本講演は技術部会と共催
  3. 2020年3月以降のテーマと講師の提案依頼

浅野会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

理科実験グループ 技術部会

理科実験グループ 関口会員より以下の報告があった。

  1. 本年の理科実験グループの活動状況
    昨年の活動回数 182回(10回程度増加)
    累積実験回数が過去10年間で1000回達成(8月)
  2. 8月以降の主な活動
    理科実験支払い基準の改定(8月)
    DF事務所移転(9月)
    プログラミング研究会の発足(11月)
  3. 意見交換会後のタスクの今後の進め方
    12月定例会にて、タスクの進捗を報告
    2020年度の課題を3月末までに作成する。
  4. 10周年記念行事
    2020年4月に実施予定で、内容検討中

関口会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

リスクセンス推進研究会 技術部会

リスクセンス推進研究会 中田会員より以下の報告があった。

  1. DFガバナンス部会との連携
    ガバナンス部会での研究成果発表を機に、リスクセンス向上手法のPR開始
    ①10月9日ファイナンス稲門会 例会
    ②10月21日リスクセン研究会 シンポジウム
    技術部会 梅里さんの講演
    ガバナンス部会 Bチームの研究成果発表

  2. リスクセンス推進に関する研究活動
  • 7月3,4,5日開催の「2019安全工学シンポジウム」でパネルディスカッション、オーガナイズドセッションで発表
    ① 組織と個人のリスクへセン向上手法
    ② リスク共生社会に於けるマネジメント活性化手法の開発
  • 安全工学会誌への寄稿
    ① 10月号で中田
    ② 12月号で中田と鈴木(横浜国立大学)
  • 2020年度 公益財団法人 三菱 UFJ信託奨学財団 の助成金申請
  1. リスクセンス向上の活動状況
  • 富士電機 東京工場 安全体験研修施設見学
    1月16 日の午後 実施 JR 中央線 豊田駅
  • RS 診断など 概況
    ・鉄鋼メーカーに e-ラーニングシステム実施
    ・10月21日シンポジウム1か月前に受付終了
      RS 診断実施会社(12月12日報告会)、
    ・12月18日シンポジウム1か月前に受付終了

中田会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

医療懇話会 技術部会

医療懇話会 赤堀 智行 会員より以下の報告があった。

  1. 医療懇話会の方針
    技術部会会員に役立つ医療および健康情報を中心に講演を年3回(4月、12月)に実施する
  2. 2019年の活動状況

講話 「がんを知る ―乳がんを中心としてー」
   池田 正 先生 
   北里大学北里研究所病院 乳腺・甲状腺外科 帝京大学病院医学部付属新宿クリニック

技術部会

一般的な癌の統計、予防法と遺伝、診断方法の概要をわかりやすく解説していただいた。その後、乳がんを中心とした化学療法、手術療法、放射線療法、ホルモン療法、分子標的治療薬の現状と進歩をわかり易く解説していただいた。現在ではこれ等の治療法を駆使して(集学的治療法)、治療効果、QOLが格段に改善された事等、今や癌は不治の病ではないことを強調された。

さらに癌治療法の今後の展望として、血液、唾液を用いたスクリーニングによる診断、治療法の進歩として、低侵襲手術、臓器別ではなく分子標的薬による個別医療なども紹介された。また、社会的な支援として、職場復帰支援、AYA世代(若い世代)の癌対策の重要性についても強調された。

今回の講演を拝聴して、今や癌は怖い病気ではないことが実感できた。しかし治療法の進歩にともなって医療コストが増大するという問題点があることに気付かされた。特に分子標的薬等の抗がん薬の値段の極端な増加は、医療経済の観点,即ち治療効果と費用のバランスがこれからは重要になると気付かされた。

今後の技術部会の お知らせ

2020年の第1回目の技術部会例会は経済・産業懇話会と共催で2月3日(月)開催されます。講話は、経済産業省政策統括調整官、内閣官房健康医療戦略室次長江崎禎英さんによる、「人生100年を迎える日本の健康医療戦略(仮)」を計画しております。

ふるってご参加下さい。

編集後記

技術部会例年12月例会は昭和大学で実施されていたが、今回はDF会議室で開催された。少し狭い会場であったが、多くの参加者があり熱気のある例会であった。また懇親会も例年と異なる会場(丸の内ディンドン有楽町店)であったが、参加者も34名と多く、大変盛り上がった。

池田先生による「乳癌の診断と治療の現状について」は、大変わかり易く、また親しみやすい口調で講演していただき、乳がんに限らずがん全般を考える上で大変示唆に富んだお話しであった。また、懇親会にも最後まで参加していただき,多くの方と気さくに話しておられたのが印象に残った。

(文責:横山祐作)