( 2020年1月27日 掲載 )
発行:2020年1月20日 世話役:酒井 和幸 副世話役:横山 祐作 編集・文責:横山 祐作
清水範夫さん | 野宮好尭さん | 世話役 横山祐作さん |
副世話役 矢島健児さん |
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小林慎一郎会員より以下の報告があった。
経済・産業懇話会 浅野会員の代理として酒井会員より以下の報告があった。
浅野会員の説明資料はこちらをご覧ください 。
理科実験グループ 関口会員より以下の報告があった。
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リスクセンス推進研究会 中田会員より以下の報告があった。
中田会員の説明資料はこちらをご覧ください 。
医療懇話会 赤堀 智行 会員より以下の報告があった。
一般的な癌の統計、予防法と遺伝、診断方法の概要をわかりやすく解説していただいた。その後、乳がんを中心とした化学療法、手術療法、放射線療法、ホルモン療法、分子標的治療薬の現状と進歩をわかり易く解説していただいた。現在ではこれ等の治療法を駆使して(集学的治療法)、治療効果、QOLが格段に改善された事等、今や癌は不治の病ではないことを強調された。
さらに癌治療法の今後の展望として、血液、唾液を用いたスクリーニングによる診断、治療法の進歩として、低侵襲手術、臓器別ではなく分子標的薬による個別医療なども紹介された。また、社会的な支援として、職場復帰支援、AYA世代(若い世代)の癌対策の重要性についても強調された。
今回の講演を拝聴して、今や癌は怖い病気ではないことが実感できた。しかし治療法の進歩にともなって医療コストが増大するという問題点があることに気付かされた。特に分子標的薬等の抗がん薬の値段の極端な増加は、医療経済の観点,即ち治療効果と費用のバランスがこれからは重要になると気付かされた。
2020年の第1回目の技術部会例会は経済・産業懇話会と共催で2月3日(月)開催されます。講話は、経済産業省政策統括調整官、内閣官房健康医療戦略室次長江崎禎英さんによる、「人生100年を迎える日本の健康医療戦略(仮)」を計画しております。
ふるってご参加下さい。
例年12月例会は昭和大学で実施されていたが、今回はDF会議室で開催された。少し狭い会場であったが、多くの参加者があり熱気のある例会であった。また懇親会も例年と異なる会場(丸の内ディンドン有楽町店)であったが、参加者も34名と多く、大変盛り上がった。
池田先生による「乳癌の診断と治療の現状について」は、大変わかり易く、また親しみやすい口調で講演していただき、乳がんに限らずがん全般を考える上で大変示唆に富んだお話しであった。また、懇親会にも最後まで参加していただき,多くの方と気さくに話しておられたのが印象に残った。
(文責:横山祐作)