瓦版

( 2019年10月29日 掲載 )

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DF技術部会瓦版第54号

発行:2019年8月22日 世話役:酒井 和幸 副世話役:横山 祐作 編集・文責:横山 祐作

例 会

  • 開催日時 8月22日(木)
    13時30分:例会 ウイメンズプラザ 2階 ‥‥‥‥出席者38名
         DF経済・産業懇話会と共催
    17時00分:懇親会 懇親会「福縁」‥‥‥‥‥‥出席者17名

【目 次】

  1. 活動報告:酒井 和幸 世話役
  2. 10月MRJミュージアム見学会の概要説明 :(横山 祐作 副世話役)
  3. DF事務局報告:小林 慎一郎 会員
  4. 分科会活動報告
     ・経済・産業懇話会:浅野 応孝 会員
     ・理科実験グループ:関口 洋一 会員
     ・リスクセンス推進研究会:中田 秀臣 会員
     ・医療懇話会:赤堀 智行 会員
      (含む12月技術部会例会・医療懇話会共催のご案内)
  5. 講話 「クルマと自動車産業の現状と将来:100年に一度の大変革の時代」
     ・山﨑 雅史会員 
  6. 今後の技術部会の お知らせ 
  7. 編集後記:横山 祐作 副世話役

活動報告 酒井世話役

  1. 技術部会2019年度8月以降の活動予定(酒井世話役)
  2. 2019年4月、6月例会の会計報告(酒井世話役)
    酒井世話役の説明資料はこちらをご覧ください。
  3. 10月17日、18日のMRJミュージアム見学会の概要説明(横山副世話役)
    費用の概算、タイムスケジュール、18日の予定 等
    横山副世話役の説明資料はこちらをご覧ください。

DF事務局報告 小林 慎一郎 会員

小林慎一郎会員より以下の報告があった。

  • DF事務所移転の予定
    9月7日(土)に現在のDF事務所が7階から6階に移転する。
    会議室は若干狭くなるが、DF事務所、理科実験グループの部屋の広さは変わらない。
    移転日までの理科実験機材整理の協力要請。

分科会報告

経済・産業懇話会 技術部会

経済・産業懇話会 浅野会員より以下の報告があった。

  1. 本日の共同開催の主旨説明
  2. 次回以降の日程と討議項目
    ・2019年9月20日(金)矢島健児さん 「都市鉱山の現状について(仮)」
    ・2019年10月15日(火)蜷川洋一さん
      「素材開発と事業展開 - クラレの事業開発から」
    ・2019年11月15日(金)西川 満さん(味の素)「健康食品の課題(仮)」

3)2019年度のテーマと講師の提案依頼

浅野会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

理科実験グループ 技術部会

理科実験グループ 関口会員より以下の報告があった。

  1. 本年の理科実験グループの活動状況
    7月、8月に活動が集中している。
  2. 意見交換会後のタスク
    意見交換会意見集約しタスク抽出
    タスクとタスクリーダーを決定し、6月活動開始
    世話人会で随時報告・検討し、定例会に中間報告する。
  3. SFin清瀬(6月19日開催)報告
    自主開催イベントとして開催した。
    6月29日、清瀬駅前生涯学習センター「アミュー」で開催
    DF/理科実験グループが主催し清瀬市教育委員会の後援
    参加児童数 小学校3~6年生 222名(延べ参加人数328名)
    授業講座数 「墨流し」53名「表札」110名「芳香剤」135名「光の花」30名
  4. アンケート調査実施 5月より
  5. 英語でのドイツ学園で理科授業 (6月28日)
    山之内さんをテーマリーダーとして理科実験テーマ、飛行機を実施

関口会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

リスクセンス推進研究会 技術部会

リスクセンス推進研究会 中田会員より以下の報告があった。

  1. DFガバナンス部会との連携
    ガバナンス部会での研究成果発表を機に、リスクセンス向上手法のPR開始
  2. リスクセンス推進に関する研究活動
    7月3,4,5日開催の「2019安全工学シンポジウム」でパネルディスカッション、オーガナイズドセッションで発表
    安全工学会誌への寄稿が決定

中田会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

医療懇話会 技術部会

医療懇話会 赤堀 智行 会員より以下の報告があった。

  1. 2018,2019年度の活動実績
    2018年、2019年度とも3回講演会を実施
  2. 今後の活動テーマ
    高齢化社会と歯科医療をテーマとした講演会を予定している。

赤堀会員の説明資料はこちらをご覧ください 。

講話 「クルマと自動車産業の現状と将来:100年に一度の大変革の時代」
    山﨑 雅史会員

技術部会

今回は、経済・産業懇話会との共同主催で実施した。

山崎雅史会員から『クルマと自動車産業の現状と将来100年に一度の大変革時代』の主題でお話を頂いた。

EV化、自動運転化へと進む自動車の現状と将来について解説された後、交通手段の変革にともなう,自動車産業の構造改革への展望についてもお話しいただいた。

◇ ◇ ◇

目次を以下に示す。

  1. 「100年に一度の大変革」とは
  2. 電動化の流れ
  3. 自動運転の流れ
  4. モビリティの新形態モビリティの新形態モビリティの新形態モビリティの新形態
  5. 自動車産業の構造改革

まとめは以下のとおり。

  • 駆動系の電動化の究極はEV(電気自動車)とFCV(燃料電池車)が共存する形と思われるが、そこに至る過程と時間軸は見えていない。主要国の環境規制対応には現実解としてHV(ハイブリッド車)によるCO2抑制効果が必要で、内燃機関は少なくとも後20年は主役として存在すると予想される。
  • EVもFCVも本格普及には多くの課題を抱える。航続距離と急速充電に課題を抱えるEVは、LSEV(低速EV)として活路を見出す可能性がある。更に交換式バッテリーと組み合わせればシェアリング・ビジネスやモビリティの新しい形(MaaS)で優位性を示すと考えられる。
  • 水素充填設備と水素価格に課題を抱えるFCVは、規制の更なる緩和と水素の大量需要の喚起を必要としている。後者の鍵を握るのは再生可能エネルギー変動分の水素置換と水素発電で、国の強力な育成指導と国際連携なしには成立しない。

わかり易く示唆に富んだ内容であり、非常に勉強になった。2時間のお話では、内容を尽くせないほどの豊富なデータで自動車の現状を再認識した。

 

今後の技術部会の お知らせ

2019年10月の技術部会例会は10月17日(木)、18日(金)に名古屋での合宿研修を計画しております。

MRJミュージアム、あいち航空博物館、岐阜かがみはら航空宇宙博物館の航空関連施設の視察を行った後、犬山市のイルカの里での懇親会を開催し、宿泊する予定です。翌日はゴルフも企画しております。ふるってご参加下さい。

12月の例会は、昭和大学で医療懇話会と共同の講演会を企画しております。その後、忘年会も開催いたしますので、ふるってご参加下さい。

編集後記

技術部会山崎雅文氏による「クルマと自動車産業の現状と将来:100年に一度の大変革の時代」は、日本の車の自動運転時代到来が日本の自動車産業の大変革をもたらす事を大変説得力を持って話され、大きな感銘を受けた。講演後の質問も大変活発で、技術部会として最適なテーマであると感じた。

(文責:横山祐作)